平成19年9月2日、奥多摩は御岳山と大岳山を歩いてきました。
当日は7時前には自宅を出ようとしていたが、すっかり寝過ごして7時起床。慌てて準備をして出発、御岳山麓のケーブルカー滝本駅に着いたのが午前8時。1時間の遅れを取り戻すためにはケーブルカーに乗ってしまえばいいものを、どうせだからと徒歩を選択してしまい、頂上の御嶽神社まで何の変哲もない車道歩きを1時間と少し。当初の予定から2時間遅れてようやく御嶽神社から大岳山目指して出発しました。
御岳山ケーブルカー滝本駅
御岳ビジターセンター
この日の気温、摂氏16度!
御岳神社 随身門
御岳神社を出て最初のピークである男具那ノ峰を目指して尾根を辿る。猛暑続きから一転してさわやかな週末となりまして、気分よく歩いてきましたが、さすがに登り坂が続くと汗が噴き出してきます。
男具那ノ峰へ向かう山道
男具那ノ峰山頂
男具那ノ峰を後に、鍋割山に向かいます。
もやの中、鍋割山へ
鍋割山山頂
鍋割山を後にすると、目指すは大岳山。下りきったところが芥場峠で、山腹の巻き道と合流します。芥場峠を過ぎるといよいよ大岳山に向かう登りが始まります。この大岳山に向かう道がところどころ岩場となっていまして、鎖場が5箇所ほど。慎重に通過します。過去に何回も滑落事故が発生しているみたいです。
大岳山手前の岩場
岩場を過ぎると大岳山荘と大岳神社に到着します。あたり一面が深いもやの中。下界から見るとたぶんすっぽりと雲の中なのでしょう。
大岳山荘
大岳神社
大岳山まであとひと登り。さすがにシャリバテ気味で登り坂が堪えます。なんとか踏ん張り岩場も通過、ようやく大岳山山頂に到着です。
最後の岩場
大岳山山頂
大岳山山頂の様子
大岳山山頂で、ようやく遅い昼食をとる。おにぎりを食べ、お湯を沸かしてコーヒーを入れる。単なるインスタントコーヒーですが、山で飲むコーヒーは格別です。またお湯を沸かしてコーヒーを飲むという一連の行為によって、食後直ぐに動き出すことなく休憩をとることができます。食後直ぐに歩き出すとよくありませんので。
さて午後の部スタート。芥場峠までは来た道を戻ります。途中の岩場を慎重に抜け、大岳山荘に。ここで20人ほどの集団に遭遇。若い男女の集団なのですが、集団の前と後ろに白装束の男が各2名。どうやら修験道か山駆け修行か何かの体験ツアーのようです。
「懺悔、懺悔」、「六根清浄、六根清浄」
とは言っておりませんでした(笑)
ここからまた鎖場の岩場を慎重に抜け、芥場峠まで戻ります。ここからは往路とはべつに、秋川の支流、養沢川の源流を辿る通称「ロックガーデン」経由で御嶽神社まで歩くコースを辿ります。
綾広の滝
随分水量が少なくなっています。通常の半分位か。滝つぼもすっかり砂で埋まって、ひざくらいしか水深がありません。本来ですと、腰近くまで水深があります。
ちなみに数年前、ここで滝に打たれたことがあります。ふんどし一丁で(笑)。滝行に興味のある方はこちらの駒鳥山荘滝行をご参照下さい。
七代の滝
さてここからは、御嶽神社に程近い長尾平まで今日最後の登り坂を残すだけとなりました。・・・ってこの最後の登りが滅茶苦茶キツイ! 歩き詰めで疲れた体には心底堪えます。途中、何回休んだかわかりませんが、まあ何とかかんとか登りきって長尾平到着。ここは休憩用のテーブルと椅子が完備していますので、小休止。途中すれ違った御岳在住の人が「ここは毎日上り下りしているが、本当にキツイ。」といっていました。やっばりキツイのは私だけでは無いようで・・・ 納得。
七代の滝から長尾平へ
休憩の後は御嶽神社の脇を通ってケーブルカーの駅へ。駅に着くとちょうど出発の時間に間に合ったので、急ぎ切符を買って乗り込む。車内はハイカーですし詰め状態。ラッシュアワー並みの混雑。こんな混雑のなかで、抱き合ってなにやらもぞもぞしているカップル発見(笑)。バカヤロウ!こんなときぐらいガマンしろ!と、心の中で文句を言って(笑)。まあそんなことはどうでも良くて、そのうちケーブルカーは山麓の滝本駅に到着、本日の山行は終了となるのでした。
大岳山は、御岳山の裏山程度かと思っていましたが、いやいや歩きがいのあるコースでした。休憩も含めて約8時間、充実の1日でした。
この日の他の写真はWEBアルバム御岳山~大岳山にアップしていますので、どうぞご覧下さい。