katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

昨日に引き続きご新規さんと、みどりとカルビ教室

2017-04-01 04:10:30 | モザイク作家
今日は引き続き2日間のご新規さん教室。まずは目地をしてコールマンウミウシ完成。今回は1cmタイルなんで目地をライトグレーを選択したのね。白い目地じゃないのは、ボンドが左程はみ出ていなかった事もあり、白よりも完成度が高く見える事などの考慮して・・・。

まぁ流石に張るのに6時間、目地に1時間の7時間を掛けての体験作品・・・中々の仕上がりになったのね。ただ、若干時間が残っているので、それなら・・・とウミウシキーホルダーをぺきぺきでやる事になったのね。こちらは1cmタイルの作品の後なんで、固さや時間に耐えた経験値があった事もあり


割とすんなり完成となったのね。初回でこれだけ切れば、タイルってこう切るのかぁ・・・って言う経験は積めたと思うのね。しかもウミウシ好きな人がウミウシ作品を作ったのだから、満足度も格別だと思うのねぇ・・・中々無いと思うのね・・・ウミウシモザイクなんてね・・・あはははは。

2日間お疲れ様でした・・・折角遠方からいらしたんで、出来れば十分楽しんで頂けたら・・・との対応もご理解して頂けたようで、短い時間だったけれど、自宅でも出来ると良いんだけれど・・・後は材料次第なのかな・・・・。

入れ替わるようにみどりとカルビの親子教室。みどりはドレスを覚悟を持って剥がしたようで・・・本来なら剥がすって言うのはお勧めしないが、直した時に現状よりもマシになる腕がある・・・と思われる場合なら、それはそれで仕方無いとは思うが、剥がしても左程変わらないって言うのでは、

労力も材料も無駄になってしまっては本末転倒だしね・・・痛い気持ちと引き換えになる位、良くならないと・・・。当然、それだけプレッシャーも大きくなる。そんな中の張替えなのだから、資料をいつもよりも良く見て・・・もっともっと自分の気持ちと向き合うように・・・。


そうね、前回までのみどりのドレスは、色の話で言えば一体何色のドレスが何色に見えているのか?みたいな話になると、常に難しい表現をして、その表現の難しさに気が付かず、更に心が常に変化して行くから、どうして良いか判らなくなるって言うのが良くあるパターン。

そもそもシンプルに考える事。ではシンプルとは何か?それを棟梁のドレスと比較して見ると、棟梁の場合は透明感があって、白く…天使のような・・って事と、バックを思い切り派手に・・・って前提なので、徹底的に抑える事でより派手さを増すように・・・とコロを選択となったのね。

つまりベースは白いコロ。それに影を付けるには・・・となった。ではみどりは?となると、本来は純白のドレスなんだけれど、老婆心の部屋に閉じ込められていた事による暗闇から外の世界に出て行くような・・・どうかな?もはやそんな色ってどんな色?って判断がしずらい状況じゃないかな?

だからこそ、しっかりしたぶれない気持ちが必要なのね。その時に常に言っている0か100なら考えなくても答えは出る。本当に考えるのは、まずどっちよりなのか?そしてそこからどれだけ離れるのか?例えば0よりならば、そこから20みたいな感覚で、100よりから20バック・・・なら80じゃんみたいな。

そう考えると棟梁の場合なら、天使の白、それはコロ・・・ほぼ100決まっている。そこから白いコロ以外をどんだけ入れるか?つまり100引くいくつ?みたいな感覚で進められるから、ほぼブレる事無い色合いになる。ではみどりは?と言うと、何がベースなの?・・・・。

それがドレスの右側は9.5mmタイルの艶の無いマットのグレー・・・じゃ左側は?となった時に、色んなタイルが入っていて何がベースか判らなくなってしまった・・・これを棟梁のようにシンプルに考えるのなら?艶の無い9.5mmタイルのグレーベース。それを100使うイメージでマイナスいくつ?

そう考えればそれ以外は何?となる。ここにたどり着くにはきちんとしたコンセプトを持たないとならないのね。棟梁の場合は天使は透き通った白ってシンプルだったからなんだけれど、みどりはストーリーが複雑過ぎるのね。そこの複雑さを本来は純白のドレスだけれど・・・ここね。

本来は純白のドレスは一体何色に見えているのか?・・・良く考えれば簡単なのね。まず棟梁の場合、何処から始めている?自分から・・・女の人から始めたのね。つまりメインから始めてバックへ・・・なんだけれど、実は違うのね。勘違いしては行けないのは、大事なのは何?なのね。

そもそも棟梁は濃い色が好きなのね。つまり今は耐える時間帯なのね。メインを作っているのにボヤっとした薄味でね。だからこそバックは思い切り派手にどうぞ・・・なのね。それにより、より濃いバックは濃く、薄いメインは薄く・・・とメリハリになる。

だからメインを作っているのに、地味になりがち・・・でも自分自身を作っているのね。なのに意識は薄くだけで、バックはやりたい放題になる。
ではみどりは?自分は何?・・・バックの鉄扉。ほらバックがメイン・・・しかもマットの黒一色・・・簡単に進められるでしょ?

つまりみどりはメインが、自分自身がバックだった・・・しかし棟梁のように好き放題な場所が無い・・・って事に思うが、実は黒のみが考えずに進められる好き放題の場所だったのね。けれどその意識が薄いから、好き放題の場所がお嫁さんになってしまう・・・しかもバックが何色にも合う黒。

勘違いしやすい・・・トラップになる。しかも自分じゃなくお嫁さんは娘・・・母の気持ちと娘の気持ちを葛藤なんて事をしようとする・・・こらこらって感じなのね。そんな複雑な事が出来る心は持ち合わせしていないでしょうが・・・なのね。

そもそも趣旨は老婆心の扉って題なのね。厳格さが要求されるのね。つまりこっち側が厳格であればあるほど、あっち側に何がある?って意味になる。
片親である事、ふびんな思いだったり、普通とは違う・・・ってだからこそ・・・そうじゃないように・・・と言う葛藤が老婆心の扉だったりして、

だから普通のおめでとう・・・じゃない絵なんでしょ?しかも向こうに幸せがある・・・とも言えない。片親だから。でも責めて向こうに純白があるかのごとく見せようって話だと思うのね。つまりわずかながらの白を使って純白をより純白に・・・・あれ?棟梁のくだりでも言ってたよね?

より効果的にする為には?ってね。そうなのね、みどりの場合、わずかな白でそれをより効果的に演出すべきなのね。何度も言うけれど色なんかに頼らない・・・そもそも左程頼るほど色なんかモザイクに無いのだから・・・混ぜられないし。

そもそも母としての葛藤ってなんだ?って話。大体娘の気持ちになるなんて、出来もしない事を考えないのね。出来るとしたら自分の側のみ。これがヒントなのね。つまりもし葛藤するのなら、娘の気持ちになって・・・じゃなくて、自分の気持ちの葛藤だと思うのね。

じゃ自分て何だ?となると鉄扉。つまり鉄扉の部分の問題であって、お嫁さんをどうのこうのの話じゃない。じゃ言葉のみで俺なら・・・って表現すると、そもそも老婆心の扉って題だとしたら、この題は一体本当の意味を言葉にして置き換えると、私の本心って感じじゃないのかな?・・・

つまり片親で厳しい事言ってたとしたら、父親がいない分の厳しさだったりして、もしそんな気分だったとしたら?鉄扉に光が差して、黒が白になるんじゃないのかな?・・・オセロのように・・・それは自分自身の問題だからいくらでも変えられる。

それを自分の娘だからと言うのなら、そりゃ他人の俺でも、もっと白いんじゃない?あっちに良い事がある・・・って思っているでしょ?ってね。単純な話なんじゃないの?そんな場所でいくら葛藤しても無駄なのね。葛藤するのは自分自身の場所・・・。何せみどりが母親としての葛藤なのだから。

そんな事を踏まえて、単純にすると9.5mmタイルのグレーの2色と白を使って作るとすれば、ほぼ棟梁と同じ作り方になる。では色の話はほぼ解決。となると、形になるけれど、悩みは同じで、棟梁が何を悩んでいたか?

えっと・・・タイルの幅が短くて足らないぃぃ・・・って。つまりコロの方が大きいにも関わらずそんな悩みを抱えるのなら、9.5mmじゃ絶対にもっとそんな悩みになるはず・・・つまりそこが本来の悩むべき場所になる。そこが技術で腕の見せ所だと思うのだけれど・・・。

まっ追加に言えば、簡単な話で人って言うのは考えていないようで考えていて、考えているようで考えていなかったりする。じゃこれを前提に、厳格って言葉に当てはまる方を選んでね・・・・カチッとグネッだったり、シュとフワッとか、アイロンを掛けてあるのと無いの・・・。

こうして比較したら厳格はどっち?って簡単にイメージ出来る。つまり厳格なスカートのラインとは?なのね。だって厳格な色はグレーって決まっているのだから・・・・。つまり形、ライン・・・いかにそう見せられるか?資料も好みじゃなくて、厳格に見える方なのね。

ではカルビ。


どうやら今日は中々上手く行かないようで・・・調子が悪いらしい。そこで、調子が悪いのなら、調子が悪いなりに出来る事を探す事。どこもかしこも同じじゃないのね。得意不得意、簡単だったり、複雑だったり、色んな場所がある。それを見付けてごらん・・・。ってね。

何でもかんでもやる・・・じゃなくて、今日の自分なんて事も考慮に入れて・・・ってね。そんなだから地味ぃぃに進んだのね。そんな中、さくらがやって来て・・・どうやら、明日が初出社のカルビにお祝いを持って来たら、偶然本人がいた・・・・って話。

そうね、今朝かぐやのせがれも旅立った・・・カルビも就職・・・更に結婚・・・と、こんなの子供達が大人になって行く。俺は子供を産んだ事は無いし、育てた事も無い。でもね、色んな人と関わっているから、色んな状況の出会いや別れもある・・・所詮他人って人には関係ないけれど、

もし感受性が豊かなら?・・・人一倍心は揺れるもんなのね・・・そもそも感受性や感性が人一倍敏感くらいじゃ無ければ、こんな仕事は出来ないのね。あははははは。色々あるわ・・・俺は俺なりに。






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