モノ・語り

現代のクラフトの作り手と作品を主役とするライフストーリーを綴ります。

「『現代工芸論』出版記念の集い」を開きます

2014年06月05日 | 展覧会・イベント


「『現代工芸論』出版記念の集い」を開きます。
 日時――6月28日(土)29日(日)
  会場――仏蘭西舎すいぎょく(板橋)
 参加を希望される方はお早めにお申込みください。(定員30名)

 記念講演会では、「工芸のこれから」に主眼を置いて話したいと思っております。
 
 コンサートの名倉亜矢子さんは私のお薦めの「和のソプラノ歌手」で、古楽が専門の方です。 「工芸」と通じるものがあると私は思っています。その癒しにあふれる歌声を是非お愉しみく ださい。
 


詳細・お申込みはこちらへ。


関連のブログ、「染織家中野みどりの紬きもの塾」もご覧ください。


4月上旬の発行以来、多くの方から感想・意見を寄せていただいてます。
その一部を紹介いたします。

――『現代工芸論』読後感想文集――

現代工芸のバイブルですね。(ガラス作家)

とてもわかりやすく体にしみ込むような文章は今の現役の学生にとっても読みやすく、
理解しやすい構成になってると思いました。(工芸作家 美術大学教師)

工芸のすそのから立ち上げて行くような、新たな工芸論に大変興味深く面白く読ませていただきました。笹山さんご本人にとって序論ということですので、今後の著作で立ち上がっていく論に期待を覚えております。(金工作家)

家づくりに置き換えてもいいのではと、解りやすく「そうそう」と頷きながら読んでおります。
機会を見つけて、いい器に酒と肴を相手にお話しできればと思います。(工務店社長)

まだ途中ですが、実際の分野として近からず遠からずの身においても、生きる希望が湧いてくる。本の厚みもちょうどいい。(ジュエリー作家)

貴兄の学問と『かたち』の10年とが論考と詳述に如実に働いていて、高度工業化社会の末期における工芸論と納得しました。
(中略)
現代工芸の「賞味期限切れ状態」(p.124)にあって、おっしゃるところの「日本文化の基底に『工芸』が存するものならば」と「産業社会(=工業化の進展によって社会構造全体がその産業様式・システムに規定されて編成されている社会――大辞林)とで論考なさることを期しています。そのあたりを論じないでおくと、p.131の末尾「手仕事ベース‥‥」は過去の歴史と共に消えていった「いいものはいい」の例に終わりかねません。(陶造形作家)

いろいろな問題提起が含まれ、刺激的である。現代工芸関連でこんな本は今までなかったように思う。(ファイバーアーチスト)

現代の表現に対する問題意識に共通点が多く、おもしろかったです。まだまだ克服しなくてはならないことが多く、前途多難ですが、益々意欲が湧いてきました。(ペインター)

日々工芸に携わっている者としては、工芸全般によく目配りされた本の出版を、有難く嬉しく思っています。ただ、もし注文をつけさせてもらうとすれば、工芸家の置かれている状況にも、言及してもらえればと思いました。
工芸では、模倣品が野放しにされている感があります。産地のメーカーや問屋だけでなく、ギャラリーや自称作家まで、現存作家のコピー品を作り販売しています。意欲ある作家は、果てしなく消耗していくだけでは‥‥?
このような状況が改善されないと、工芸の未来にたしかな希望が見えてこないのではと、私は危ぶんでいます。(漆器作家)

(次の方からは長文の感想をいただきました。「ファインアート」と「工芸」の定義・境界について、『工芸の役割はいいものを作ること』について、「用(はたらき)のあること」について、「長く使って愉しむ」について、「くつろぎがある」について、「美しいもの」について、「わざ」について、など、本に書かれている内容を項目ごとに具体的に挙げ、そのひとつひとつについて感想・意見を述べられたあと、以下の文で締めくくっています。)
本書は適切な言葉でまとめ上げられていて、立場の違う読み手に対して発見、見直しのきっかけになりました。(一寸難解でしたが)言葉を選択し発表できる力は、改めてすごいことと思います。(中略)今後笹山さんの提起、定義された言葉に対し、自分をどう処していくか、、どこまでできるかを考えながら、作り手を全うしたいと思っています。(ガラス工芸家)

この他にも一般の方からも口頭で「工芸をこんなふうに捉えることがなかった。」「何度も読み返してみようと思う。」「わかりやすい。」などの感想をいただいています。

感想やご意見を受け付けていますので、是非お寄せください。


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