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逆説の日本史読破!

2011年10月13日 | 自伝
井沢元彦さんの「逆説の日本史」全17巻を、ついに読みきりました。

ブログによれば、興味をもってからおよそ1年ちょいで読みきったようです。最初は全巻読みきる気はなく、図書館にあった中で適当に11巻の家康の辺りを借りてきたのですが、まだこの論調に慣れていなかったせいか非常に読みにくく、100pぐらい読んだところで挫折しました。そもそもこういう「本を読む」という習慣は久しく自分のものでなかった文化ですし、それまでに一番長いシリーズ物と言えば児童書の「ハリーポッター」でしたから(笑)400p超の文字だらけの本を十何巻も読みきるなんてことは想定できませんでした。

しかし、折角興味をもったのですし、引導を渡すとしても第1巻ぐらいは読んでおきたいと思い、ある所を探して1巻を借り直しました。そこには、現代の日本史学の欠点として①宗教的側面の無視②資料絶対主義③権威主義を挙げ、自らが1から書き直すという基本スタンスが説明されており、ようやく「何故この人は先達の研究者を必要以上に馬鹿にするのか」という謎が解けました(笑)また時折、「詳しくは○○編で」というようなリンクが散りばめられ、その巻で持論を完結させつつも、全巻を通して一貫した主張がなされているらしいという、次への期待を高める工夫もあり、「とりあえず次巻は読むか」という気持ちにさせられました。特に天照大神や大国主命の話は、一時神話にはまり、さらに出雲大社にも行ってきた所だったので、非常に興味をもちました。

そんな感じで、巻を重ねるごとに新たな説が登場し、しかもそのほぼ全てが上記の3つのスタンスから、ある時は自然に、ある時は強引に導き出してきているところに惹かれ、少しずつ読み続けていました。と言っても平日は睡眠薬の代わり(笑)でしたし、1巻読むのに1ヶ月以上かかったこともざらでした。それでも後半は、休日だと50くらいは軽く読めるようになりましたし、面白かった巻は1日で半分以上読んだ時もありました。途中でハリーポッターを全巻読み返すなど、違う本も読んだりしていたので、実質は1年もかかっていないでしょう。この1年はかなり自分の「読書力」が上がったかなと思います。

この調子で別の井沢本を読むか、また別の人に挑戦するか、悩ましいですね。それ以前に研究授業の準備を早くやれと(笑)
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