《河童》の旅メモ

富雄川流域探索

折角だから住吉大社へ

2018年05月30日 | Weblog

「戯画展」に住吉大社の太鼓橋から転げ落ちる「滑稽浪花名所住吉」があった。
阪堺電車で約20分のところに住吉大社はあるので、立ち寄ってみることにした。

今日の暦:昭和47(1972)年、テルアビブ空港で、
日本人ゲリラによる乱射事件がおき、26人の死者を出す。


ちょこっと大阪市立美術館「どえらいことにっ」

2018年05月27日 | Weblog

天王寺公園が「どえらいことにっ」。
昭和30年中頃の事、かつてこの辺りでは
「工場が焼けて…」と同情を買う万年筆売りや
「計算が早く出来る方法」といって本を売る怪しげな人、
絶対に勝てない詰将棋の賭け事。
それを取り囲んで見る人々の中には必ず「桜」と言う
偽客が何人か紛れ込んでいて、
その人が最初に買うと我も我もとつられて買う客がいた。
そんな記憶がある天王寺公園はすっかり変わっていた。
名前も新しく「天芝」と言うそうな。

今日の暦:明治34(1901)年、山陽線が全通する。


ちょこっと大阪市立美術館「痛いけど気持ち、分かるわーっ」

2018年05月25日 | Weblog

「人々の日常の面白い場面を、略筆ながらも表現豊かに、
躍動感あふれるタッチで描いた鳥羽絵。
国宝「鳥獣人物戯画」の筆者と伝えられてきた
鳥羽僧正覚猷(かくゆう)が名前の由来とされ、
18世紀前半の大坂を中心に流行した。
猫好きの歌川国芳の代表作「猫飼好五十三次」は
宿場名の語呂合わせを猫の姿で表現し、
かつお節2本の"日本橋"(にほんだし)に始まり、
猫にくわえられたネズミの叫び声
"ぎゃう"(京)で終わる語呂合わせが楽しい。
(毎日新聞より抜粋)」とある。
画像の髪結い、当時はシャンプーなどない時代、
汚れた髪を細かい目の櫛で髪をとかす髪結いと客の顔の表情から
両者の気持ちがわかるような気がする。

今日の暦:昭和20(1945)年、皇居が米軍機に爆撃され炎上。


ちょこっと大阪市立美術館「滑稽・江戸、京都、浪花の笑い」

2018年05月24日 | Weblog

「幕末になると名所を舞台とした戯画が出版されるようになった」とあり、
住吉大社の太鼓橋で足を滑らした婦人。
その下には転げ落ちた男が逆さまに転げ落ち、弁当が散らかっていて、
それを見て周囲は笑っている『「滑稽浪花名所』。
その他に大雪で大きな雪達磨があり、その前でかがむ一人の男性。
よく見ると下駄の鼻緒が切れたので補修している。
しかしこの男が持ってきた『フグとネギ』を狙っている犬の「江戸名所道戯尽」。
京都・清水寺の舞台から傘を広げて飛び降りている『滑稽都名所 清水寺』など江戸、
京大坂の名所を舞台に繰り広げられるドタバタ劇。
まさしく三都を笑い倒す等の戯画169点に、
柄にもなく見入てしまった「江戸の戯画展」。

今日の暦:昭和35(1960)年、三陸地方をチリ地震で地球を半周した津波が襲う。


ちょこっと大阪市立美術館「そら、大地震も起こるわなー」

2018年05月23日 | Weblog

幕末から明治を生きた鬼才で、戯画を手がけた絵師"河鍋暁斎"。
河野派を中心に諸派を学んだ本格的な絵師。
7歳で歌川国芳に入門、2年で国芳の下を去ったが、
武者絵と共に戯画を得意とした。
国芳の門に入ったことは、のちに描いた戯画には
国芳からの明らかな影響がみられる」とある。
高い山をバックに大きなナマズにまたがり手綱を握り、
三味線を持った猫が街の上を飛んでいる。
「魚が好物の猫がナマズを必死で操って空を飛ぶ」ってなんだろう?
こんなに大きなナマズが暴れたら「地震も起こるわなー」。

今日の暦:大正8(1919)年、3円以上の納税者に選挙権を与える選挙法成立。