がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

1/20 LEYTON HOUSE CG911 Ilmor 【完成】

2022年08月25日 | 模型

 前回のエントリーが2018年9月という遙か昔なこのキット。

AMCモデルの1/20レイトンハウスCG911が漸く完成です。

最初の記事以降の製作記が無いのは、私の見通しの甘さによって、かなりストレス感じる製作になったからっすな。

要するに作ってて楽しくなかったというか、資料の乏しさが此処までとは思ってなかったというか。

先ず見通しの甘さというのは、仮組時にキッチリ追い込んでいなかった事と、

時間を空けすぎた事によるレジン収縮の影響で、最後の組み立て時にアッチもコッチもズレまくりになった。

加えて、デカールの確認不足で、一部ロゴサイズが合わなかったり、ozホイールのロゴが入ってなかったり。

更にはメタルもエッチングも硬度が柔い材質になってて、メタルは折損や破損が出易いし

エッチングも油断すると簡単に疲労骨折したり歪んだりするもんだから、途中で挫折しかけたんすな。

 ラジエター脇の四角いパネルがエッチング製なんだけど、此処も組み込みの段になって

左右とも折れ線から折れまして、塗膜は割れるは掛けるわで何度かキレかけた(笑

 

 いや~、事前の仮組ってガレージキットの生命線だね(今更

 

 リアウィングも途中でモゲちゃったりしたし、実はリアセクションはロータス107のマンマなので

パーツを小加工して入れ替えたらサスも羽もパチッと決まると後から知った時には早く知ってればと激萎え。

いつの頃からか、一旦組み上がったけど彼方此方問題発生して気分的にどうでもよくなり、

永らく棚の奥で放置されてて、以降4年ほど殆ど思い出されもせず放置されていましたが、

撮影ブースを新調したので撮ってみたくなり、急遽無理矢理完成させるに至りました。

 

 総括ですが、殆どキットのパーツのみで製作。キットに入ってなかったもので使用したのは、

・カーボンデカール

・ozロゴデカール

・ノーズ上のアンテナ

・ドラシャ用の銅線

くらいでした。

なんせ資料の少ない車両。当時スポンサー不足で資金難に喘いでいたのがよく分かるロゴの少なさは幸いでしたが、

むき出しのリアセクションの資料がとんと見つからず、メーカーの原型師さんも分からない部分が多かったようで

タミヤのロータス107のパーツをまんまメタルに置換してる有様。所謂二次コピーなのでかなり精度が悪かった。

結局メーカーの意向通りに同梱パーツだけで済ませたので、端から見れば問題は無さそうに見えますが、

実はどアップ接写には全く耐えられません。自分的にも納得いかないので、展示会なんかには持ってかないっす。

 ボディフォルムは特徴を上手い事捉えてますが、ノーズのシンメトリーが出てないとか、

ウィング形状が微妙に違うとか、まぁ細かい気になる点はあるのが真・ガレージキット。

流石にフロントロアサスのマウント一とか、サイドポンツーンのNACAダクトとか

モノコック下部コックピット真下のオカシな形状とか、目に付いたところは改修したけど

大がかりな改修までは施す精神的余裕がありやせんでした。なので立ち位置的には「素組み」ってことかと。

ただ、このレイトンブルーのカラーリングは懐かしいし綺麗だしイイですなぁ。

タミヤのCG901の後継に当たるのがこのCG911っつーポルシェみたいな車体コード。

当時流行ってたんすよね、レイトンハウスのロゴとレイトンブルーと呼ばれる独特の青。

今回は棚にバラッカのレイトンブルーが積んであったのでソレを使いましたがイイ発色。

車体も流線型で美しいフォルムなので、研ぎ出し仕上げの映え度も高い。

 

 と、まぁ折角作り出したのに、途中で投げ出すには少々高価なガレージキットなので

色々ネガティブなこと書きましたが、まぁ取り敢えず完成に至れたので良しとしましょうかね。

AMCのキットは他にも何点か積んでますが、次に作る機会があるときには、

後悔しないようキッチリと仮組を詰めてから製作したいと思います。ほんま仮組超重要。

コメント (4)
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MFH 1/24 Aston Martin DBR9 LM2008GT1 GULF RACING  ③ 【完成】

2022年08月21日 | 模型

途中半年以上サボってたら、箱開けて1年以上経ってようやく完成のDBR9。

1/43で言うところのプロバンスやBBRみたいな簡素なプロポーションキットなんだけど

お値段は当時価格で19000円もするんすね。当時フルディテールが30000円しなかったので、

コレ作るとMFHのフルディテールキットが、いかにコスパが高いか逆に良く分かるって感じ。

 

内装に関しては、ネットで資料漁ったんだけど、ドンピシャ車両の詳細は中々見つからず、

それでいて展示用車両や仕様違いやらは個体ごとにインテリアが異なっててアテにならず。

万一見つかったところで、キットの緑メタのワークスカラー車両とパーツが共有されていて

殆ど全てを新造しなくちゃならんっぽいのが分かったので、見て見ぬ振りしてキットのママ進行。

 ロールケージを低温ハンダで組んだのが災いして、最後の組み込み時にパキッと一部が割れやした。

ただ、完成後は全く見えない部分なのでそのままスルー。この車、窓の開口面積が凄く狭いので、

まぁイイんじゃねぇかと。

 

 長らく放置してたボディは、シンナー枯れてスッカリ硬くなったので、1500空研ぎで柚肌取りと段落とし。

中研ぎとせずにそのまま#2000で水研ぎして、ラプロス6000→8000からコンパウンドへ。

中研ぎクリアーを踏まなかったことで、まんまと左のドライバーネームを削っちまった。

カール・ヴェンドリンガーとかハンス・ハラルド・フィレンツェンとか懐かしいのう。

で、削っちまったものは仕方ないので、余ってる別車両のドライバーネームから

可能な限り文字を一文字ずつ切り出してタッチアップ。フィレンツェンのzだけ諦めた。

窓パーツは塩ビじゃなくてPET板のバキュームっぽい。塩ビよりクリアかつ強度もあるんだけど

・バキュームの型がイマイチで窓と余白の境目が非常に分かりにくい

・塩ビより粘るのでペーパー掛けて削り込んで形出す時にササクレが出まくる

っつー理由で、取り扱いに少々難儀。ただ、確認したわけじゃないので

PETじゃなく少々厚めの塩ビっつー可能性もありますが、とにかく扱い辛かった。

この作業でダレちゃって休眠したのが昨年秋だった事を思い出す。

 ハチマキはデカール貼ってハチマキ部分だけクリアー吹いて研がずに磨いただけ。

PETだとすれば塩ビやポリカみたいにクリア吹いても大丈夫なのか確信が持てなかった。

ペロンと剥げたり割れたりすっとイヤだし、コレも実証実験しとかんとイカンなぁ。

 フロントウィンドウは面積の1/3をスモークでシェードが掛けられてるので、

車体に貼り付ける寸前に裏からクリアーブラックを吹いておいた

 ヘッドライトは、内部のプロジェクターレンズが透明な車両と黄色い車両あるっぽく、

塗るのを面倒くさがって無塗装クリアのママ貼り付け。ライトカバーには黒縁が入るんだけど

デカールの出来が微妙だったので塗装にて。サイドウィンドウの枠も塗装にしました。

なんせ恐る恐る扱うもんだから、塗り分けの境界がガタつき気味です。

 

 サイドウィンドウとリアウィンドウには通気用の穴が空いてるんだけど、この穴開けがこれまたリスキー。

なんせ削るなり切るなりするとエッジがササクレたりするし、穴開けもヒビでも入ると困るので恐る恐る。

1/43だと必ず石膏でバキュームパーツの型をコピって保険掛けとくんだけど、今回はそういうの全く失念してた。

 リアウィングは、強度が微妙なエッチングステーの上にメタルの重いエレメントを乗っけて

位置決めしたら瞬着でイモ付けせよとの事らしく、酸欠になるまで息止めて作業。

 ガレージキットの製作の最大のハードルは、パーツの接着をどうするかよね。

私は瞬着・エクセルエポ・セメダイン模型用(旧アクアリンカーと同様)の3種を使い分けてます。

今は他にも選択肢有るかもしれんけど、最近調べてないから知らん。

 

 タイヤホイールは、付属のウレタンゴム製のタイヤが経変で縮んだのか、

ホイールよりも小さくて簡単には嵌まらず。1/43ではありがちな話ですが、

コレを無理矢理はめると、そのうち経年劣化で千切れるんすよねぇ。

代替のタイヤを持ってくることも考えたけど、それは千切れたときにすれば良いってことで、

今回は塗装前にホイールに組み込んで、マスキングしてホイール部分のみ塗装して済ませた。

ホイールカラーはクレオス旧スーパーメタリックのアイアンに#8シルバーで色合い調整。

タイヤ部分はデカール貼って半艶クリアー処理。

 

 外装の小物類を黙々と装着。キャッチピン×10、識別灯×6、給油口×2、エンブレム×2、

サイドミラー、サイドダクト&装飾モール、グリル内仕切り板、フロントリップスポイラー、

サイドシルスポイラー、ダクトの蓋×6、キルスイッチワイヤー×3、アンテナ×3と中々多い上に

その殆どがイモ付け一発勝負なので、息止め指先ぷるぷるストレスMAXコースで精神的に疲れた。

 1本ワイパーはエッチング折り紙だけど、思いの外硬くて折るのに難儀した。

エッチングワイパー折るのって、昔のモデラーズの黒染めエッチングの頃から超苦手なんだけど

ネットで見掛ける製作記事とかだと皆さん苦も無く折っとるよね。とか文句たれてたら

エッチングベンダーなる文明の利器持ってるのを思い出す。

ワイパーの構造上チョット使い方に工夫は要ったけど結果として無事解決。

過去に訳のワカラン工具っつーか模型用SSTを色々買ったけど、

いざっつー時に何処に仕舞い込んだか思い出せなかったり、酷いと持ってるのさえ失念する。

買うときは「いつか使う日が来るかも知れない」というカモシレナイ購入なので余計にそうなる。

 

 

 っつーことで小物を全部くっつけて完成。今回からブツ撮り用のライトボックスを使用。

明るく撮れるのはいいけどテカテカ仕上げの車模型の場合、

ボックス上部のLEDが粒のママ映り込んでしまうので、

トレーシングペーパーかなんかで隠す必要ありそうだけど、

模型の撮影に使うには、アマゾンで5000円くらいで売ってる割にモノは悪く無い。

後はあっという間にLEDが切れなきゃイイですな。

 

 

※左前輪のキャリパー一がオカシイのは、撮影中に接着が剥がれてローターごと回転したようです。

 今回は、資料が中々見つからなかったこともあり、途中から「キットのパーツのみで作る」事にしたわけですが

フロントグリル内部の構造がMFHとは思えないほど酷い作りだったので、ソコだけパーツ自作したりして弄ってますが

後はキットのパーツのみで完成しました。完成後にこのキットで気が付いた点を言いますと

・オレンジの部分がデカールで用意されてるが、フチ取りの線が細い上に左右ピラーに沿うオレンジ部分にフチ取りが無い。

 フチ取りの細いラインをどうするかって課題に対処出来るならデカール使わず塗装の方が良さげ。

・タイヤが小さい

・別体になってるフロントバンパーの合いがメッチャ悪い

・グリル内部が意味不明かつ仕切りのフィンが小さすぎ。

・内装がどうやら別物

・ウィンドウパーツの境目が分かりにくい

っつーとこでしょうか。まぁデカール以外は重箱の隅みたいなものであって、ガレージキットとしては組み易い良キットでした。

 そもそも今回コレ作ったのは、自宅の模型展示キャビネットのレースカーの棚に1台空きがあったから。

このキャビネットを購入して数年経ちますが、初めて全ての棚が埋まったのが細やかな喜び。

今後は何か作る度に何かに引退して貰わないとならんのが痛し痒し。もう1段だけ棚を増やす余裕があるので

まだ手に入るならもう1段買おうかなと考え中。っつーか、前買ったところで探すんだけど見つからん。

このキャビネット、今は販売終了品かも知れんですね。ん~、後悔先に立たず、欲しいものはトットと買っとけですな。

 

 

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