小沢元代表:陸山会事件 控訴審に自ら出廷の意向
毎日新聞 2012年06月16日 02時30分(最終更新 06月16日 10時15分)
政治資金規正法違反に問われ1審で無罪判決を受けた民主党元代表、小沢一郎被告(70)が、東京高裁の控訴審にも出廷する意向であることが関係者への取材で分かった。刑事訴訟法上、出廷義務はないが、主任弁護人の弘中惇一郎弁護士は控訴後の記者会見で「裁判である以上(元代表は)出席されたほうがいい」と話していた。
一方、控訴審に向け補充捜査を進めている検察官役の指定弁護士が、元秘書の樋高剛衆院議員(46)に聴取を要請し断られていたことも判明した。1審では元秘書で衆院議員の石川知裕被告(38)が樋高議員から資金管理団体「陸山会」の会計処理についてアドバイスされたと証言していた。【鈴木一生、和田武士】
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◆東電OL殺害再審開始決定した小川正持裁判長 小沢一郎氏の控訴審担当/麻原彰晃死刑囚 地裁裁判長も 2012-06-08 | 死刑/重刑/生命犯 問題
【東電OL殺害再審開始】決定出した小川正持裁判長 小沢一郎被告の控訴審も担当
産経ニュース2012.6.7 22:48
今回の決定を出した東京高裁第4刑事部の小川正持裁判長(62)は、多数の著名事件を担当するベテランだ。昭和52年に任官し、司法研修所教官、前橋地裁所長などを歴任。平成21年の裁判員制度導入には、最高裁刑事局長として携わった。
幼女4人連続誘拐殺人事件で20年に死刑執行された宮崎勤元死刑囚の1審では右陪席を勤めた。オウム真理教の元教祖、麻原彰晃(本名・松本智津夫)死刑囚(57)の判決公判では裁判長として死刑を言い渡した。資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で政治資金規正法違反罪に問われ、1審で無罪判決を受けた民主党元代表の小沢一郎被告(70)の控訴審も担当している。
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【東電OL殺害再審開始】「裁判所の姿勢評価」 日弁連会長が声明
産経ニュース2012.6.7 14:48
日弁連の山岸憲司会長は7日、東京電力女性社員殺害事件の再審開始決定を受け「検察官に対し証拠開示を求め、その結果を踏まえて確定判決の誤りを是正した裁判所の姿勢を評価する」との声明を発表した。
「裁判所から要求されるまで弁護団の証拠開示請求を拒絶した。証拠の不開示が冤罪を生み出した原因だ」と検察を批判。「本日の決定を契機に、全面的証拠開示制度の実現に全力で取り組む」とした。
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◆小沢一郎氏裁判 2審は秋にも開始 早ければ年内に「判決」言渡し 小川正持裁判長 2012-05-22 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア
小沢氏裁判 2審は秋にも開始か
NHK NEWS WEB 5月22日 16時25分
民主党の小沢元代表の政治資金を巡る事件の裁判で、東京高等裁判所は、検察官役の指定弁護士に対し、控訴の詳しい理由を書いた書面を来月20日までに提出するよう伝えました。
これによって、2審の裁判は早ければ秋にも始まる可能性が出てきました。
民主党の小沢一郎元代表の裁判で、東京地方裁判所が無罪を言い渡したのに対し、検察官役を務める指定弁護士は、今月9日、判決を不服として控訴しました。
これについて、2審の東京高等裁判所は指定弁護士に、控訴の理由を詳しく書いた「控訴趣意書」を来月20日までに提出するよう伝えました。
通常は3か月程度先になる提出の期限が早くなったことで、2審の裁判はことし秋にも始まる可能性が出てきました。
2審の審理の具体的な予定は決まっていませんが、審理の進み方によっては、判決は早ければ年内にも言い渡される可能性もあります。
一方、2審の審理は、オウム真理教の麻原彰晃(本名・松本智津夫)死刑囚の裁判などを担当し、最高裁の刑事局長を務めた、小川正持(おがわ しょうじ)裁判長が担当することになりました。
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小沢氏控訴審、6月20日までに趣意書提出
小沢一郎民主党元代表(69)が政治資金規正法違反に問われた事件で、先月26日に東京地裁で無罪を言い渡された元代表の控訴審は、東京高裁第4刑事部(小川正持裁判長)で審理されることが、22日わかった。
同部は検察官役の指定弁護士に対し、控訴の理由などをまとめた控訴趣意書の提出期限を6月20日とすると通知した。
控訴趣意書の提出期限は、控訴して3か月前後に設定されることが多いが、今回は今月9日の控訴から約1月半と短い。
元秘書3人(1審有罪)の控訴審は別の部で審理されるが、弁護側の控訴趣意書の提出は6月下旬以後にずれ込む予定で、元代表の公判が先行する可能性もある。
指定弁護士は1審と同じメンバー3人が務め、主任格の大室俊三弁護士(62)は「予想より提出期限までの時間が短いが、補充捜査した上で間に合わせるよう努力したい」と話した。
(2012年5月22日22時01分 読売新聞)
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◆松本智津夫(麻原彰晃)被告 裁判
【「オウム教祖」判決】朝日新聞 2004/02/27
オウム松本被告に死刑判決、犯行指示認定 弁護団は控訴
地下鉄・松本両サリンや坂本堤弁護士一家殺害など13事件で計27人を死なせたとして、殺人などの罪に問われたオウム真理教元代表・松本智津夫(麻原彰晃)被告(48)の判決が27日、東京地裁であった。小川正持裁判長は、一連の犯行について松本被告の指示だったと認定。「不特定多数への無差別テロにまで及んだ一連の犯罪は、救済の名の下に日本国を支配しようと考えたもので、極限ともいうべき非難に値する」と述べ、検察側の求刑通り被告に死刑を言い渡した。
松本被告の国選弁護団は判決を不服として即日控訴した。
判決は、13事件すべてを有罪と認定した上で量刑の理由を説明。「動機・目的はあさましく愚かしい限り」「弟子たちにことごとく責任を転嫁し、刑事責任を免れようとする態度に終始した」「被害者・遺族に対する一片の謝罪の言葉も聞けない」などと厳しい言葉で指摘し、死刑で臨む以外にないと結論づけた。
主文を後に回した小川裁判長は、午前中の理由の朗読で、89年11月に起きた坂本弁護士一家殺害事件に言及した。
教団に批判的だった坂本弁護士について「放っておけば、最終解脱者を自称する自身が打撃を受け、出馬する次回の総選挙にも悪影響を及ぼす」と考え、故・村井秀夫元幹部らに殺害を指示。横浜市のアパートに行った実行犯から、電話で玄関ドアの錠があいている状況などの連絡を受けると、「家族も一緒にやるしかないだろう」と言って一家3人の殺害を指示したと認定した。
この後、サリン製造など教団武装化の経緯に移った。「70トンのサリンを東京に散布して首都を壊滅し、国家権力を打倒して日本にオウム国家を建設して自ら王となって支配することをもくろんだ」と動機を指摘。サリンの殺傷能力を確かめるため、オウム支部の建設に反対する住民が起こした訴訟を審理する長野県松本市の裁判所を襲うことを考え、「裁判所にサリンをまいて実際に効くかやってみろ」と幹部らに指示し、94年6月にサリンが散布された、と認定した。
午後に入って、95年3月に東京の営団地下鉄3路線5車両でサリンがまかれ、12人が死亡、5500人以上が負傷した地下鉄サリン事件について言及した。事件2日前、松本被告と弟子たちが乗ったリムジンの車中で、間近に迫った強制捜査への対応を協議。村井元幹部が「サリンをまけばいい」と提案すると、松本被告は「それはパニックになるかもしれないなあ」と同意し、村井元幹部に総指揮を命じた。遠藤誠一被告にサリン製造を、井上嘉浩被告にも現場指揮を指示し、この時点で共謀が成立したと認めた。
一審判決まで7年10カ月、公判期日257回という長期裁判だった。これで一連のオウム公判で起訴された189人の一審判決が出そろった。死刑判決を受けたのは12人目となった。(04/02/27 18:50)