被害夫妻、10年前から警戒=棒用意し就寝、旅行も別々―5人殺害事件・山口県警
時事通信 7月28日(日)15時40分配信
山口県周南市金峰の集落で男女5人が殺害された事件で、被害者の河村聡子さん(73)夫妻が約10年前から、何者かに襲われるかもしれないと警戒していたことが28日、住民らの話で分かった。就寝時は襲われた場合に備えて棒を傍らに置き、家を空けないよう旅行も夫婦別々にしていたという。
捜査関係者や住民らによると、2003年6月、河村さんの自宅倉庫でまきが燃える不審火があった。犯人は分かっていないが、河村さん夫妻はこれ以後、再び狙われることを警戒するようになった。
就寝する際は、河村さんの夫が用心のための棒を準備し1階で、殺害された河村さんが2階で別々に寝ていた。
事件当日、夫は知人と旅行で不在だった。知人は夫妻を誘ったが、2人で家を空けて放火されることを恐れ、河村さんが1人で留守番していたという。
旅行先で事件を知った夫は知人に対し、殺人と非現住建造物等放火容疑で逮捕された保見光成容疑者(63)が以前、周辺の住民に「ぶち殺すぞ」と怒鳴っていたことを不安な様子で語った。
最終更新:7月28日(日)15時43分
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