石原知事が尖閣で期待感「自民総裁選の争点に」
産経ニュース2012.9.6 18:15
東京都の石原慎太郎知事は6日、尖閣諸島(沖縄県石垣市)の国有化に関連し「次の選挙で(政権が)変わる。自民党には船だまり(漁船の待避施設)などを造る意思があり、総裁選の争点にしてほしい」と語った。高速増殖炉原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)視察後、記者団に答えた。
石原知事は船だまり建設などを政府に求めていたが、政府は応じない方針。自民党総裁選には、石原知事の長男、石原伸晃幹事長も出馬の可能性が取り沙汰されている。
石原知事は次期総選挙で自民党が第1党になると指摘。「新しい政府に最低船だまりは造ってもらう」と述べた。
都に集まった尖閣諸島購入や活用のための寄付金については、国による購入費用ではなく、島の整備に充てるべきだとした。
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地権者の負債が売却の原因か
産経ニュース2012.9.6 01:29
「地権者には親族が失敗したりして、借財もあるんでしょうが、どういう財政事情か知りませんが、石原さんになら売ってよいとおっしゃっていただいた」
石原慎太郎知事はこれまでの定例会見でこう語っていた。5日には「(地権者が)ちょっと変なことを言い出した」と話し、数日前に電話で話した内容を説明。「『前の地権者から、(尖閣諸島には)何もしないでくれと言われた』ということだった。これまでは漁民のために役に立てばいい、と言っていたのだが」といぶかしんだ。
関係者や登記簿によると、ある金融機関は地権者の不動産に極度額20億円以上の根抵当を設定。負債が売却の原因になった可能性もうかがえる。
関係者は「必要な金があり、議会を通すという都の手続きは待てないということか。政府は地権者が必要な金額を調べ、その額を提示したのだろう。20億円ではなく、20億5千万円という額が物語っている」と推測した。
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◆ 尖閣国有化へ合意 政府、20億5千万円で購入/都への寄付金、国に渡す意向 石原知事 2012-09-05 | 政治〈領土/防衛/安全保障〉