林死刑囚「麻原はただの大ばか者」 オウム公判で発言
朝日新聞 2015年3月10日20時59分
オウム真理教元信徒・高橋克也被告（５６）の裁判員裁判の公判が１０日、東京地裁であった。元幹部の林（現姓・小池）泰男死刑囚（５７）が証人として出廷。教団による一連の事件に関与したことを「大変ばかなことをした」と振り返り、「麻原（元代表・松本智津夫死刑囚）は、今はただの大ばか者だと思っている。私も同じ穴のむじなであり、被告もクソばか野郎だ」と述べた。
この日、林死刑囚は地下鉄サリン事件の後に起こされた東京都庁爆発物事件について証言。それによると、犯行の準備を進めていた井上嘉浩死刑囚（４５）に被告を呼ぶよう言われたため、林死刑囚が被告に伝えたところ、被告は「なぜ自分がこんなことに関わらなくてはならないのか」と強く反発したという。林死刑囚は「すごい剣幕で、声も大きく、食ってかかるようだった」と振り返った。（石川瀬里）
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産経ニュース 2015.3.10 18:52更新
【オウム公判】小池死刑囚「高橋さんもくそばか野郎」事件悔やむ
地下鉄サリン事件など４事件に関わったとして殺人罪などに問われた元オウム真理教信者、高橋克也被告（５６）の裁判員裁判の第２７回公判が１０日、東京地裁（中里智美裁判長）で開かれた。証人尋問で元教団幹部の小池（旧姓・林）泰男死刑囚（５７）が出廷。一連の事件について「大ばかなことをした。高橋さんも同じようにくそばか野郎だった」と振り返った。
この日は、地下鉄事件後、捜査撹乱のために実行された都庁郵便物爆発事件について尋問が実施された。高橋被告は起爆装置の製造に関わったとされ、殺人未遂などの罪に問われている。
小池死刑囚は「被告が別の元幹部からアジトに呼び出される際に『何で自分がやらされるんだ』と憤りをあらわにした」と、高橋被告の関与が消極的だったことを示唆した。
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