「死刑を考える日」日弁連死刑執行停止実現委員会 小川原優之弁護士

2010-12-13 | 死刑/重刑/生命犯

死刑制度:もっと情報公開 小川原弁護士が講演--金沢・香林坊 /石川
 ◇「世界の潮流は廃止」
 国連が定める「世界人権デー」(12月10日)に合わせ、金沢弁護士会人権擁護委員会主催のイベント「死刑を考える日」が11日、金沢市香林坊1の県教育会館で開かれた。日弁連死刑執行停止実現委員会の小川原優之(おがわらゆうじ)弁護士(第二東京弁護士会)が講演。「死刑制度に関する情報が国民に知らされていないのがまず問題だ」と情報公開を訴えた。【松井豊】
 09年5月に始まった裁判員制度ではこれまで、横浜、仙台、宮崎地裁で3例の死刑判決が出ている。死刑の判断が市民にも委ねられるようになった現状から、人権擁護委が死刑制度について広く知ってもらおうと企画。この日は約40人が参加した。
 講演で小川原弁護士は国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」が調査した死刑の存廃国リストを示し、「世界の3分の2の国が死刑制度を廃止か、過去10年間刑の執行を停止している」と死刑廃止に向かう世界の潮流を紹介した。
 また、今年、内閣府が行った世論調査で死刑制度を容認する回答が8割以上を占めたことに対しては「執行される死刑囚がどのような順番で決まるかなど、制度の中身を明らかにした上での世論調査でないとおかしい」と批判。「千葉景子元法相が刑場を報道陣向けに公開したとはいえ、存続、廃止の国民的議論をするためには、もっと多くの情報が必要だ」と述べた。【松井豊】毎日新聞 2010年12月12日 地方版  〈本文中、リンクは来栖〉
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◇ The Death Penalty 死刑の世界地図 [1] 
The Death Penalty 死刑の世界地図[2]
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