“四面楚歌”山本太郎氏を中核派が絶賛 本人は「二重橋でおわび」トンデモ行動も
zakzak2013.11.09
山本太郎参院議員が園遊会で天皇陛下に手紙を渡したことで四面楚歌のピンチに陥っているが、心強い味方が現れた。警察当局が「極左暴力集団」と認定する中核派だ。これまで連携を呼びかけていた社民党や共産党までもが山本氏の問題行動を批判するなかで、中核派は「山本太郎氏への与野党とマスコミの攻撃粉砕しよう」と全面擁護しているのだ。
「思慮深さが足りなかった。この一言に尽きる。本当に身勝手な振る舞いだった」
山本氏は8日、記者団に神妙な表情でこう語った。参院議院運営委員会はこの日、山崎正昭参院議長が厳重注意したうえで、任期中の皇室行事への出席を禁止する処分を決定した。山本氏は受け入れる意向を示した。
ただ、山本氏は記者団の取材時に、「すでに二重橋に行って、時間があるときは陛下におわび申し上げている」と、衝撃のトンデモ行動を明かした。11月に入って複数回、二重橋を訪れているという。処分を受けた直後に、明かす必要のない事実の“暴露”だけに、記者団のなかから「言えばさらに迷惑になると想像がつかないのか」などの声が上がった。
山本氏の行動をめぐっては、政府・自民党はもちろん、「反原発」で連携する社民党の吉田忠智党首も「反省しなければならない」と発言。共産党の志位和夫委員長は「憲法上、天皇は政治的な権能を有さず、政治的な対応を求めることは憲法の規定にそぐわない行動だ」と批判した。
国会内では袋だたきの状態だが、今年7月の参院選でも山本氏を支援した中核派だけは見捨てなかった。
中核派機関紙「前進」は4日、「山本氏を攻撃することは、天皇制と白色テロル(=為政者が敵対勢力に行うテロ行為)を振りかざした、さらなる福島圧殺攻撃そのものであり、断じて許しがたい」と主張。なぜか旧国鉄の解雇問題も持ち出し、「われわれはどこまでも山本氏とともに、国鉄決戦と反原発決戦を軸に闘いぬくであろう」と宣言しており、完全に山本氏を“同志”と認定しているようだ。
とはいえ、中核派機関紙では、園遊会について「労働者人民は徹底的に拒否し、粉砕し、怒りで蹂躙し尽くすべきものである」と全否定しているが、山本氏は一応、「陛下に心労をお掛けした。猛省しなければならない」などと、尊崇の念を表明している。
「そして中核派もいなくなった」となるのか、中核派と一蓮托生の道を歩むのか…。いずれにしても、山本氏が当選後約4カ月にして、苦境に立たされているのは疑いの余地がない。
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