産経ニュース 2016.11.3 15:56更新
【Jリーグ】名古屋、初のJ2降格…1993年リーグ開幕時から参戦
重い足取りでサポーターに挨拶に向かう、名古屋DF田中マルクス闘莉王(左側)らイレブン=パロマ瑞穂スタジアム(撮影・山下香)
サッカーの明治安田J1第2ステージ最終節が3日、各地で行われ、名古屋は名古屋市瑞穂区のパロマ瑞穂スタジアムで行われた湘南戦に1-3で敗れ、J1の年間16位が確定し、初のJ2降格が決まった。
名古屋は1993年のサッカーのJリーグ開幕時から参戦する10クラブの一つ。2010年に、現役時代にユーゴスラビア代表として活躍したドラガン・ストイコビッチ監督(51)の下で、J1初制覇を果たした。今季はクラブワーストの18戦連続未勝利など低迷。8月には今季から指揮を執っていた小倉隆史監督(43)を事実上解任する事態に陥っていた。
◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です
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「人生を懸けて」臨んだ最終節…降格の名古屋DF闘莉王「悔しくて仕方ない」
サッカーキング編集部
試合後、サポーターに挨拶する闘莉王(左) [写真]=三浦彩乃
2016 明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第17節が3日に行われ、名古屋グランパスは湘南ベルマーレに1-3で敗北した。試合後、元日本代表DF田中マルクス闘莉王がコメントを残している。
勝ち点3を奪って逆転残留を狙った16位の名古屋だったが、すでに降格が決定している湘南にMF山田直輝のミドルシュートなどで2点を先行される厳しい展開。後半に入ってシモビッチがPKを決めて1点差に詰め寄ったが、その後闘莉王のボールロストから再び山田に3点目を奪われて終戦。1-3と敗北し、名古屋は初のJ2降格を味わうこととなった。
シーズン途中から復帰し、精神的主柱としてチームを支えた闘莉王が、試合後にその悲痛な胸の内を明かした。「ここまで来れたにも関わらず、結果を最後に出せなかったことが、悔しくて悔しくて。今まで自分のサッカー人生の、色んないい出来事を、この残留に代えても良かったくらいの、非常に悔しい思いでいっぱいです」と、時折言葉を詰まらせながら思いを口にした。
試合については「終わった後はなんとでも言えるんですけど、この間の神戸戦から、ちょっと攻めに出るのがいい方向にいかなかったていうのと、今日の相手の1点目も、ああやって見事にスーパーゴールを決められると、流れというものが非常に難しくなっていきますね」と主導権を握られるきっかけとなった最初の失点を振り返っている。その上で「自分のミスのところを、きちんと相手にね、また決められて。非常に、残念としか思わないのと、悔しくて仕方ないです」と自身のボールロストから叩き込まれた3点目に悔しさを滲ませた。
今後については「まだ何も考えてないですね。もうこの試合全てに人生を懸けてきたわけですから、まだ自分の中では整理つかないです」と去就について明言は避けた。その上で「このチームで優勝させてもらって、素晴らしさも肌で感じているわけですから。サポーターたちをこうやって悲しませるのは、非常に辛いこと。もう一回本当に強い名古屋グランパスを作るためには、すべてに関わっている人たちが同じ方向に手を引っ張り合いながら前に進むことを望んでます」とクラブの今後を展望した。
繰り返し「自分の責任」などと反省の言葉を並べた闘莉王は最後、ホームに詰めかけ声援を送り続けた多くのサポータに対して「声はすごかった。こんな嫌な思いをしながらも、自分を応援してくれているんだなと感じましたし、それが本当にいろんなことを捨ててでも帰ってきてよかったなと思える瞬間でした」と感謝を述べて、その場を去った。
“オリジナル10”の一角としてJリーグを引っ張ってきた名古屋だが、復帰した闘莉王の健闘も虚しくJ2降格の憂き目にあった。闘莉王がこのユニフォームに身を包みプレーする姿を、我々は再び目撃することができるのだろうか。
◎上記事は[サッカーキング]からの転載・引用です
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産経ニュース 2016.11.3 18:45更新
【Jリーグ】名古屋会長でトヨタ自動車社長の豊田氏「雑草のようにがミッション」…一方で「(支援これまでと)同じ金額は難しい」
名古屋の豊田会長は初のJ2降格に「本当に申し訳ない。フロントも選手も、全てにおいて実力なしとはっきりした。抜本的に全てやり直す」と反省の言葉を並べた。
親会社のトヨタ自動車の社長としての立場では「応援していきたいのは確かだが、(支援がこれまでと)同じ金額は難しい」と見解を述べた。自らの会長職については「チームを立て直すまでは続けると思う」とし、「雑草のようにたくましくなることがグランパスのミッションだ」と強調した。
◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です
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問われる小倉前監督任命責任…J2降格名古屋社長が進退伺「末代までの恥」
ゲキサカ 11/3(木) 18:35配信
名古屋グランパスは初のJ2に降格した。ホームで戦った湘南ベルマーレとの最終戦。結果的には引き分け以上の成績であればJ1残留を決めることが出来たが、1-3で惨敗し、はかない夢と散った。
試合終了直後に行われた名古屋の今季最終戦セレモニー。謝罪の言葉を述べる久米一正社長の言葉は、サポーターのブーイングにかき消されて、しっかりと聞き取ることが出来なかった。
「私の責任だと感じている」。記者会見に臨んだ久米社長は反省の言葉ばかりを並べた。
「J2に落としたことは、私の人生は一代で終わりますけども、名は末代まで残る。名古屋を落とした社長は誰だ、久米だと。オリジナル10のメンバーでこれまでJ2に落ちていなかった名古屋を落としてしまったことは末代までの恥だと思っています」
まずは早急な責任の追及が求められる。昨季までの2シーズン、西野朗元監督も下で10位、9位という成績を残した。中位に低迷したことで、クラブは新監督招へいに舵を切り、GM補佐だったクラブOBの小倉隆史氏を迎え入れた。
しかしチーム 第1ステージから出遅れると、夏場はクラブワーストの未勝利記録を更新するなど、全く勝てない状況に陥ってしまった。当初、小倉監督の続投を明言していた久米社長も8月末にようやく重い腰を上げ、監督交代を行った。しかし一度空中分解したチームがわずか数か月で修復するはずもなく、結果、最悪の結末を迎えてしまった。
明らかな低迷の原因となってしまった小倉前監督については、「小倉くんを招聘したのは私です。選手を決めていく、選手の見極めも含めて、GM職をやっていたので、そのまま監督になったほうがスムーズにいくと思った」と招へい理由を改めて説明。
自身の進退については「時間を頂きまして、みなさんに話をしたい。任命責任がありますし、サポーターの前でJ1に残れなかったらという話はしているので、進退伺は出そうと思う」と話す一方で、「年も年という考えもあるが、J2に落として逃げるようにして出ていくのもどうかというのはあります。少し、自分自身の中で考えたい」と続けた。
そしてチーム再建への意欲も示す。「J2リーグを昇格するのは簡単ではない。1年で戻って優勝争いをするチームにするには、選手たちに残ってもらいたい。残していくべき選手は残したいと考えている。選手たちは監督の問題、補強、社長はどうなるんだというところまで考えて選んでいくと思う。その時までに結論を出さないといけないと思っている」と表情を引き締めた。
最終更新:11/3(木) 19:05
◎上記事は[Yahoo!JAPAN ニュース]からの転載・引用です
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