きのむくままに

或る日の出来事

歩く会 「不動院・縮景園」①

2012-03-03 | Weblog

 

昨年春 下見に行った「不動院→平和公園」25名の参加です。

近頃には滅多にない暖かく 太陽が燦々と輝く日和でした。

当番なので みんなに諮って 「平和公園」を急遽 梅の花が見られる「縮景園」に変更しました。

 

不動院

  福島正則は、一六〇〇年(慶長五年)関ヶ原合戦の後、毛利氏の去った広島に入府しました。

続いて、当時空院になっていた安国寺(現不動院)の住職に、その祈願僧・宥珍を迎えたのです。

それまで安国寺は、臨済宗寺院でしたが、この機に真言宗に替え、

本坊の本尊に不動明王を祀ったことから、以来現在のように寺号も「不動院」と呼ばれるようになりました

 

          

                        鐘楼堂  国重要文化財                                不動明王

                   切り立つ屋根の曲線         
            美しき袴腰付鐘楼(スカート裾を広げたような形)
        内には 恵けいが朝鮮から持ち帰ったとされる

                  高麗初期の銅製梵鐘

 

閼伽井あかい仏様への御供水

 閼伽とは、仏教において仏前などに供養される水のことで、その閼伽を汲み出す井戸を閼伽井という

天智・天武・持統の3帝の御産湯に用いられた閼伽井(あかい)と呼ぶ井戸があり、「御井(みい)の寺」と呼ばれ

 


 

                 

 今も不動院の墓地には、福島正則の供養塔宥珍の墓があります。

正則は、終生、宥珍を心の師とあおぎ、また宥珍は、かたわらで常に正則を見守りつつ生涯を終えました 

 

日当たりのいい場所の 紅梅が一本だけ花をつけていました

 

早めに切り上げて 「縮景園」に向いました。

 

つづく

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