亀の川登

難聴に苦しむ男の日記帳。

盆正月

2013-06-02 | 能楽

盆正月とは嫡子や官位昇進など加賀藩前田家の慶事を城下挙げて祝った祭事。
盆正月とは百万石まつりの別称だとながいい間思っていたがどうも違うようだ。
一昨年(2011年)から新たに百万石まつりに合わせて催されるようになったらしい。
今年は身体の都合で百万石行列はテレビ観戦に留めたが、金沢駅前で5つの大太鼓が一斉に打ち鳴らされるとお腹の底にズシンズシンと響く、物凄い迫力だ。その音は加賀の國一円に響き渡る。さすが天下の百万石。テレビでは絶対味わえない現場ならではの団子味だ。
夜金沢城内で催された薪能を見に行く。
先だって加賀宝生子ども塾による子ども能「鶴亀」が披露された。

皇帝の前で鶴と亀が舞う。子供たちの力強い声が響く。

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古の中国玄宗皇帝の御代、その月宮殿での話。皇帝が大臣たちを従えて登場する。そして、1年の節会の事始めとして、日月を拝礼する。臣下一同は、皇帝に拝礼し、宮殿を讃えて、恒例となっている鶴と亀のめでたい祝賀の舞であって皇帝の長寿が讃えられる。皇帝は大いに喜び、自らも立って舞う。
加賀宝生子ども熟は、金沢市の指定無形文化財である「加賀宝生」の後継者育成に資することを目的に平成14年度から小中学生を対象に金沢市が開講し、その継承に努めています。
鶴亀は、能では最も短くて目出度い曲で謡曲で真先に習う曲である。

この後ベテランの能楽師による円熟した「巻絹」が演じられた。

普段はお金を払わなければ見られないお能をただで見せてもらった。

薪能と並行して香林坊で行われた百万石踊り流しには11000人が参加したと言う。小さな城下町に道路一杯になって踊る風景はさぞかし見事だったろう。

2日には新丸広場でディズニーの人気者のミッキーのパレードが行われた。

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