東京都美術館「バベルの塔」展を観た。日本で北方ルネサンス(ネーデルラント)作品が並ぶ展覧会は久々だったので、なんだか凄く嬉しい。ブリューゲルはもちろんだが、何よりも、ボス作品が2作品来たのだからね(^^)
で、展覧会の感想は明日書く予定だが、都美でチラシを入手! なんとドキュメンタリー映画「謎の天才画家 ヒエロニムス・ボス(BOSCH.The Garden of Dreams)」が公開予定だ!!
プラド美術館全面協力!とのこと。 東京のイメージ・フォーラムで2017年12月ロードショー予定!!
ボイマンスのボスやブリューゲルは去年見たばかりだけれど、プラド全面協力の映画とは、オランダ側が作った映画への反撃かしら。
これは見なければ。でも12月では忘れてしまいそう。
またリマインドしてくださいませ~(
とまた人任せ)。
これは驚きました。予告編のさいごのほうに、メトロポリタン美術館館長モンテベロと一緒に、
William Christie がでてましたね。この人は米国出身ですが主にフランスで活躍している バロック音楽の演奏家指揮者のあのクリスティだと思います。 Les Arts Florissantsを率いています。そうだとすると映画音楽も凝っているかもしれません。
しかし、ボスの伝記資料は謎だらけなのに、ドキュメンタリーなんかつくれるのかなあ?? アルブレヒト デューラーや、レオナルドなんかならともかく。
で、Luntaさんのご覧になったオランダ映画の方が断然興味津々です!! 今回のボス映画は多分《快楽の園》を多角的に検証する作品のような気がするのです。
いずれにせよ、謎の多い画家だからこその映画なのでしょうね(^^;;
仙台でも上映するのかチェックしながら(多分ムリそう)、Luntaさんのために12月リマインド告知しますね(笑)
《快楽の園》には楽器も描かれているし、ボスと音楽との関係について語られるのかもしれませんね。
で、ボスの伝記というよりも《快楽の園》中心の映画のような気もするのですが、いずれにせよ、期待は膨らみます。地方でも上映してくれると良いのですがね(~_~;)
やや、ザワザワした感じ。
プラドのあのおばさんが「それはオランダの話、プラドはプラドでやります」とトランプみたいにタンカをきってますね。
https://www.youtube.com/watch?v=4zC3UuGxitU
https://www.youtube.com/watch?v=7bRBpg6eYac
オランダ側の調査グループがボス所蔵先へ向かう姿は特捜みたいですね(笑)。プラドもプライドありますしねぇ(^^;。オランダの本編もますます見たくなりました。
で、BBCもさすが歴史系に強いから見応えありますね。ボスの魅力にみんなハマっていくのがわかります(^^)
・プラド美術館の Pilar Silva Marotoおばさんのコメントは予告編の1分ぐらいのところにありますが、「オランダは望んでいるようですが、決めるのは我々です。彼らはボスの作品を何ももってないのだから。」
どっさりもってるプラドは、強気ですねえ。北ブラバントにあるのは、かなり質の低い流派作やあまりよくない模写、しかも数点だけですからねえ。
何ももってないお前らが、上から目線で何言ってんだ。という感じでしょうね。そうとう怒っているね、これは。
調査結果もアレでしたし、展覧会への貸出拒否も心情的にわかるような気がします(^^;;