■花冠月例句会■

俳句雑誌「花冠」の月例ネット句会のためのブログ 管理 高橋句美子・西村友宏

◆6月ネット句会のご案内◆

2015-05-29 11:33:23 | 日記
◆6月ネット句会のご案内◆
①花冠会員・同人であれば、どなたでも投句が許されます。花冠会員・同人以外の方は花冠IDをお申し込みの上、取得してください。
②当季雑詠(夏の句)計3句を下の<コメント欄>にお書き込みください。
③投句期間:2015年6月14日(日)午後6時~6月21日(日)午後6時
④選句期間:6月21日(日)午後6時~午後9時
⑤入賞発表:6月22(月)午前10時
※投句を受け付けています。
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◆ご挨拶/端午ネット句会(句会主宰:高橋正子)◆

2015-05-07 20:59:22 | 日記
端午ネット句会にご参加ありがとうございました。入賞の皆様、おめでとうございます。今年の連休は、はじめから終わりまでお天気に恵まれました。珍しいことと思います。5日の子どもの日、端午の節句は、朝夕の風はひんやりと心地よく、昼間は薫風が吹き抜けて、本当に気持ちの良い祝日を過ごすことができました。端午に合わせのご投句に、昔ながらの懐かしい生活や風景も詠まれて、いまもこうしたことが続いていて、嬉しくなりました。私の郷里では、柏の木がなく、山帰来の葉で柏餅を作っておりました。それもかしわ餅と呼んでおりましたが、佃さんの句に、そんなことなど思い出しました。このごろ粽が手に入らなくなったのが残念です。
連休最中の句会でしたが、14名のかたにご参加いただいて、よい句会になりましたことを、お礼申し上げます。来月のネット句会を楽しみに、ご健吟ください。これで、端午ネット句会を終わります。管理運営の信之先生、互選集計の洋子さん、大変お世話になりありがとうございました。

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■五月端午ネット句会入賞発表■

2015-05-05 10:14:17 | 日記

■端午ネット句会■
■入賞/14名42句

■入賞発表/2015年5月5日
【金賞】
★子どもの日青空からの風が吹く/高橋句美子
晴天に恵まれた子どもの日。広い青空から風が心地よく吹いてくる。屋上や高層階では、特にこんな感じだろう。青空と風を詠んでそれが、「子どもの日」らしい爽やかさとなっているのがよい。(高橋正子)

【銀賞2句】
★広い空ゆったり泳ぐ鯉のぼり/迫田和代
広い空を腹いっぱいに風をはらんでゆったり泳ぐ鯉のぼりを、その鯉のぼりと同じようにゆったりとした語調で詠んでいる。内容と言葉が、これほとぴったりと合っている句はまれだ。風をはらんだ鯉のぼりの泳ぐ音までが聞こえるようだ。(高橋正子)

★鯉のぼり尾まで丸々風のなか/川名ますみ
鯉のぼりが風を飲み込んで、丸々として吹かれている。それも、尻尾まで丸々している。風はたっぷりと尾を抜けて、丸々とした男の子を思わせる。(高橋正子)

【銅賞3句】
★柏餅夜には揃う子らのため/高橋秀之
柏餅が子供たちのために用意されている。それは、夜に揃う子供たちのためにである。昼間は、子供たちは、それぞれに、友達と遊んだり、部活動に出かけたりして揃わないが、夜にはみんな揃う今、今日の家庭の姿が、あたたかい眼差しで詠まれている。(高橋正子)

★細やかな雨に少女ら茶摘みかな/佃 康水
茶畑の茶は新芽が出そろい、若葉となって茶摘みの季節を迎えた。茶の若葉に降る細い雨が、茶摘みの季節をよく感じさせてくれる。茶摘みの少女のしなやかな指も茶葉の柔らかさを印象付けている。(高橋正子)

★夏帽子飛ばし吾影に帽子無く/祝恵子
風に夏帽子を飛ばされてしまった。足元の濃く映った自分の影は、なるほど、帽子を冠っていない。ユニークで楽しい発想の句に感服。(高橋正子)

【高橋信之特選/8句】
★父と児の連弾はずむ子供の日/佃 康水
おそらく、ピアノ教室にも通っているお子さんと父親の光景のようですね?いつもはお仕事で家には居ないパパと、長いG・Wの休みの子供の日には一緒にピアノに向い連弾のひと時を過ごしています。親子の活き活きとした子供の日が想われて、頼もしい。(桑本栄太郎)

★熟れ初めし麦サワサワと朝風に/柳原美知子
麦秋の始まりである。サワサワと乾いた音に夏の近さを感じている。さわやかな句と思います。(古田敬二)

★新聞紙折りて兜に子ら勇む/河野啓一
新聞紙で兜を折ることも珍しくなったが、男の子は兜を冠ぶらせてもらうと、自分が勇ましく思えるのだろう、勢い「勇む」ポーズをとったりする。健やかさ男児がほほえましい。(高橋正子)

★菖蒲どさっと売らる店頭すがすがし/高橋正子
スーパーに菖蒲の葉がどっさりと売られていて、そのコーナーに立つと、すがすがしい気持ちになった。買い物客も菖蒲を買い物籠に入れてカート押していたり、季節感があっていいものと思った。(自句自解)

★広い空ゆったり泳ぐ鯉のぼり/迫田和代
広い空の綺麗な空気一杯を飲み込み、悠々と泳いでいるどっしりとした鯉幟が目に浮かびます。私達までゆったりとした気持ちにさせて頂けた御句です。(佃 康水)

★夏帽子飛ばし吾影に帽子無く/祝恵子
夏帽子が風に攫われてしまった。ふと自分の影に気づくと帽子が映っていない。飛ばしたのだから影も無い筈だけれども、当然のことを詠まれた所に俳句の魅力と面白さを感じさせて頂きました。(佃 康水)

★子どもの日青空からの風が吹く/高橋句美子
子供の日は青空が晴れ渡っていました。「青空からの風が吹く」の措辞に綺麗な風の吹く爽やかさ、そして嬉しさが伝わって参ります。「子供の日」である事がまた嬉しいです。(佃 康水)

★鯉のぼり尾まで丸々風のなか/川名ますみ
風一杯を飲み込んだ鯉幟が尾の先まで丸々となって泳いでいます。丸々とした子供のふくよかさを想起させ、作者が目を細めて仰いでおられる優しい姿が見えて参ります。健やかな成長を願いたいですね。(佃 康水)

【高橋正子特選/8句】
★柏餅夜には揃う子らのため/高橋秀之
端午の節句と言えば柏餅。子らのために昔作ったそのままの柏餅を又皆が揃う子どもの日の夜のために手作りする親心が偲ばれ、家族の平和への祈りが感じられます。 (柳原美知子)

★鯉のぼり百を渡らせ川流る/柳原美知子
川の両岸を結んでたくさんの鯉のぼりが泳いでいるのは、川の流れと相まって躍動的な風景です。 (高橋秀之)

★嬬恋の雪間に泳ぐ幟かな/小口泰與
嬬恋の山々には雪が残っているが、鯉幟が高く泳ぎ、山国にも五月が来た。日本全国さまざまな風景の中で泳ぐ鯉幟が見られることであろうが、雪間に泳ぐ鯉幟もそのひとつ。農作業も、一気に活気づくことであろう。(高橋正子)

★夏雲雀ここよここよと宙で鳴く/祝恵子
青々と広がる夏空に高くあがって鳴く雲雀。宙の真ん中で、「私は、ここよここよ」と自分の居所に気づいてくれと鳴いている。「ここよここよ」と聞きなしたところが楽しく、夏空のすがすがしさが思われる。(高橋正子)

★広い空ゆったり泳ぐ鯉のぼり/迫田和代
広い空の綺麗な空気一杯を飲み込み、悠々と泳いでいるどっしりとした鯉幟が目に浮かびます。私達までゆったりとした気持ちにさせて頂けた御句です。 (佃 康水)

★鯉のぼり尾まで丸々風のなか/川名ますみ
風一杯を飲み込んだ鯉幟が尾の先まで丸々となって泳いでいます。丸々とした子供のふくよかさを想起させ、作者が目を細めて仰いでおられる優しい姿が見えて参ります。健やかな成長を願いたいですね。 (佃 康水)

★子どもの日青空からの風が吹く/高橋句美子
子供の日は青空が晴れ渡っていました。「青空からの風が吹く」の措辞に綺麗な風の吹く爽やかさ、そして嬉しさが伝わって参ります。「子供の日」である事がまた嬉しいです。 (佃 康水)

★細やかな雨に少女ら茶摘みかな/佃 康水

【入選/9句】
★テント張り河原の朝よこどもの日/祝 恵子
今日のこどもの日は、我が家も三男を連れて朝から淀川の河川敷でバーベキューに行きましたが、正に朝からテントを張っている家族連れの方がたくさんいらっしゃり、この句の光景そのまま楽しい光景でした。(高橋秀之)

★菖蒲湯や父のかひなの中に居て/桑本栄太郎
端午の節句に菖蒲湯に入るのは邪気をはらい、心身を清めるためのもので、まして父親の太い腕の中に抱かれて一緒に入る菖蒲湯は子供に安心感と安らぎを与え素晴らしいですね。菖蒲湯と父親の太い腕の中の対比が素晴らしいですね。(小口泰與)

★薫風や遮るものなき山頂に/古田敬二
遮ることない山頂にあり、.薫風を受け身も心も 爽やかそのものです。(祝恵子)

★しゃがむ背に飛び乗る少女青葉風/川名ますみ
今日は子供の日、青葉若葉の中で親御さんと子供が愉しく遊んでいる様子が目に浮かびます。少女と青葉風のとり合わせが印象的で好ましいと思います。((河野啓一)

★風無ければ鯉のぼりの尾をつかむ子よ/高橋信之 
青い空のもと風をお腹一杯に飲み込んで元気に泳いでいる鯉幟を見てこの家には男の子がいらっしゃるんだなとこちらまで元気を頂きます。しかし、風の無い時にはだらんとした姿で下がっているだけ。もし手の届く所に有れば皆ちょっと触っても見たくなります。子供が興味深々と尾を掴んで見ています。子供らしい様子が見える微笑ましい御句です。(佃 康水)

★花屋に置かれ緑青々菖蒲の葉/高橋句美子
緑青々、夏らしいですね。花屋さんの香りさえしてきます。(迫田和代)

★川風を腹いっぱいに鯉のぼり/高橋秀之
今年の連休は、青空から風が吹き渡り、堂々たる鯉のぼりを見ることができました。それが川風ならば尚のこと。鯉のぼりが「腹いっぱいに」飲み込んで、立派に泳いでいる姿が浮かびます。(川名ますみ)

★暁(あかとき)の浮き葉の濠や白き鷺/内山富佐子
暁の浮き葉の濠を背景に、たたずむ白い鷺が日本画のように詠まれ描かれて、朝涼の気が味わえる句だ。(高橋正子)

★堰落ちる水音若葉の山を包む/柳原美知子
新緑となった山の木々を育ててくれる水が応援するかのように音を立てている。「山包む」の措辞があたたかです。 (内山富佐子)


■選者詠/高橋信之
★風無ければ鯉のぼりの尾をつかむ子よ
青い空のもと風をお腹一杯に飲み込んで元気に泳いでいる鯉幟を見てこの家には男の子がいらっしゃるんだなとこちらまで元気を頂きます。しかし、風の無い時にはだらんとした姿で下がっているだけ。もし手の届く所に有れば皆ちょっと触っても見たくなります。子供が興味深々と尾を掴んで見ています。子供らしい様子が見える微笑ましい御句です。(佃 康水)

★鯉のぼりの色鮮やかに空に浮かぶ
★いちはつの一本立ちて晴れの日よ

■選者詠/高橋正子
★「とんがり帽子」の歌に目覚めて子供の日
「緑の丘の赤い屋根、とんがり帽子の時計台--」とかっての国民的歌謡が耳の中に甦ってきました。まことにこどもの日にぴったりの、元気を与えてくれる詠みかと拝察しました。(河野啓一)

★さくらんぼ熟れて輝く実となれる
★菖蒲どさっと売らる店頭すがすがし


■互選高点句
●最高点(7点)
★薫風や遮るものなき山頂に/古田敬二

※集計は、互選句をすべて一点としています。選者特選句も加算されています。
(集計/藤田洋子)
※コメントのない句にコメントをお願いします。
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◆端午ネット句会清記◆

2015-05-02 11:54:02 | 日記
5月端午ネット句会清記
14名42句

01.薫風や遮るものなき山頂に
02.残雪の眩しきに沿い山頂へ
03.若葉山見え隠れしてシャトルバス
04.川風を腹いっぱいに鯉のぼり
05.鴨川に観光客と鯉のぼり
06.柏餅夜には揃う子らのため
07.「とんがり帽子」の歌に目覚めて子供の日
08.さくらんぼ熟れて輝く実となれる
09.菖蒲どさっと売らる店頭すがすがし
10.風無ければ鯉のぼりの尾をつかむ子よ

11.鯉のぼりの色鮮やかに空に浮かぶ
12.いちはつの一本立ちて晴れの日よ
13.嬬恋の雪間に泳ぐ幟かな
14.夏隣今朝の浅間山(あさま)は紫紺なり
15.行く春や川瀬にまじる鳥の声
16.広い空ゆったり泳ぐ鯉のぼり
17.花舗の前どっさり置かれた夏の花
18.夜の空明るく輝く星月夜
19.踏ん張って崖の葉摘みてかたら餅
20.父と児の連弾はずむ子供の日
     
21.細やかな雨に少女ら茶摘みかな
22.熟れ初めし麦サワサワと朝風に
23.鯉のぼり百を渡らせ川流る
24.堰落ちる水音若葉の山包む
25.テント張り河原の朝よこどもの日
26.夏雲雀ここよここよと宙で鳴く
27.夏帽子飛ばし吾影に帽子無く
28.菖蒲湯や父のかひなの中に居て
29.父が居て母が居てこそ子供の日
30.武具飾る写真のありぬ子は父に
28.菖蒲湯や父のかひなの中に居て
29.父が居て母が居てこそ子供の日
30.武具飾る写真のありぬ子は父に

31.暁(あかとき)の浮き葉の濠や白き鷺
32.こどもの日お惣菜屋の店開き
33.盲目の語り部の指白躑躅
34.子どもの日青空からの風が吹く
35.花屋に置かれ緑青々菖蒲の葉
36.鯉のぼり白い尾っぽがはたはたと
37.花園に座して紅茶を風薫る
38.空高く萌ゆる姿や楠若葉
39.新聞紙折りて兜に子ら勇む
40.しゃがむ背に飛び乗る少女青葉風

41.鯉のぼり尾まで丸々風のなか
42.商店街菖蒲を握る子と母と


◆互選のご案内◆
①選句は、清記の中から5句を選び、その番号のみをお書きください。なお、その中の1句にコメントを付けてください。
②選句は、5月5日(火)午後6時から始め、同日午後9時までに済ませてください。
③選句の投稿は、下のコメント欄にご投稿ください。
※1) 入賞発表は、5月6日(水)午前10時
※2) 伝言・お礼等の投稿は、5月6日(水)午前10時~5月7日(木)午前10時です。
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◆端午(5月)ネット句会案内◆

2015-05-02 10:13:56 | 日記

◆端午(5月5日、端午の節句・子供の日)ネット句会のご案内◆
①花冠会員・同人であれば、どなたでも投句が許されます。花冠会員・同人以外の方は花冠発行所にお申し込みください。
②当季雑詠(夏)計3句、子供の日・鯉のぼりなどの句を下の<コメント欄>にお書き込みください。
③投句期間:2015年5月4日(月)午前0時~5月5日(火)午後6時
④選句期間:5月5日(火)午後6時~午後9時
⑤入賞発表:5月6日(水)午前9時
⑥伝言・お礼等の投稿は、5月6日(水)午前9時~5月7日(月)午前9時
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