N003の実事求是な日々

基本はゲームの事、後は気になったニュースとか人生観とか
自分の病気の事とか実事求是な記事を書きたいと思っております

堪忍袋の緒の長さ

2010-06-17 22:44:12 | 日記
「あ?」

これは独り言かもしくは心の声だったが確実に無意識のうちの咆哮だった
俺の心境は太陽の中心よりグツッていたに違いない
イライラ物質の核融合だ
これはとある電話の後の出来事なのだが―

とある用事でメールを出した

「宛名が存在しません」

む、また俺の携帯の支払いが切れて通信切れたのかな
最近はあまり無いが昔頻繁に自動引き落としようの通帳の中身が
0以下になっていた事が何度もある
ちなみに親の通帳から抜いている
家に電話を掛けてみる

「とぅるるるるる」

鳴る
そういえば、宛名が存在しないというのは相手がもしかしてアドレス変えたのか
メールアドレスを変えたのに俺にそれを報告していない時点で少しイラついていたが
平常心を装って電話をする
メールで済まそうと思っていた連絡ができないので電話をしたわけだが
なぜか1コールも鳴らずに電話にでてきた
どうせ携帯ゲームでもしてたんだろう
ああ、またイライラしてきた
相手が喋る前に俺が喋る

「お前メールアドレス変えた?」

「ああ、まだ送ってなかったか」



「で、あれ無いってさ」

「はいはい」

「ツーッツーッツーッ」

……

会話は15秒で終わった
別に俺もそれ以上何かを話そうとは思ってないが
そもそもアドレスを送ってなかったこと事態で少々きていたのに
なんだこの態度は「はいはい」だ?
既に俺のこいつに対する堪忍袋の緒の長さは全ての人間の中でも残りの長さが一番短かったのだが
これは射程圏内に来たかというほどの切断具合
俺はあの馬鹿と違ってこんな態度の人間といつまでも仲良くしておけるほど人間できてないぞ
ちなみにこれは心頭滅却の修行がどうのというのとは種類が違うぞ
そもそも俺は自分に興味の無い人間には興味が一瞬で消えうせるタイプの人間なのでな

書いている途中でそいつに対する許す気持ちが出て来ているのを感じている俺は
少し複雑な心境ではある
自分自身でもよくわからないが
メールアドレスを変更して教えないという事で、もしそれがばれた時相手に与える精神的ダメージというものが
どれぐらいのものかということを知った俺であった
人の振り見て我がふり直せ、と言うことだな
まあ俺はメールアドレスちゃんと教えますよ、ほんと

最高の

2010-06-17 11:06:43 | キリ番
「おい、帰ろうぜ。」

終了チャイムが鳴り終わる前にいつも一緒に帰っている友達に声を掛けられた

「あ、今日は日直でまだしないといけない事があるからごめんっ。」

いただきますのポーズをしながら僕は言う

「連れねーなぁ、じゃあ俺やりたいゲームあるからまたなっ。」

「また明日!」

うちのクラスは日直が2人制で、しかも何故か毎回男女が2人ランダムで選ばれる
運が悪ければ数日連続なんて事もありえる

「女の子と男の子が仲良くならないとこの世界は絶望のうちに破滅に向かうのよ!」

「人類存続の為に」と、デカデカと書かれた黒板をバンバンと叩きながら言う
女担任の良く分からない陰謀の為に、こうなってしまったのだけど
2人しか居なくなった教室で淡々と日直の仕事を何の話をする事も無くこなしていると

「そういえば、同じ日直になったの初めてだね。」

黒板を念入りに消しながら、明日は誰と誰がペアの日直なのだろうと考えていると
後ろからこう聞こえてきた
焦る心臓に手綱を引っ張りドウドウと抑えながら振り返ると
彼女は向こうを向いて箒で教室の後ろをせっせと掃除している
僕は少し落胆し、また黒板に向き直り

「そうだね。」

と、短く返事をしてまた沈黙の時間
だって、何を話していいのか分からないし
そもそも女の子が興味ありそうな話なんて見当もつかないし
そもそも―
と一人で悶々と話題を探していると

「今年の夏祭りっていつもより大きいらしいよ。」

「へ、へー、そうなんだ?」

どうしてそんな話題を振ってくるのか分からずに曖昧に返事をする

ガラッ

突然開いた教室の入り口に2人同時に目を向ける

「何だ、2人とも、表情が固いぞ表情が。」

担任は僕と彼女の顔を交互に見つつ話す

「んで、日直の仕事は大体終わったか?」

どうも教師の話し方じゃないのだが、いつもこの調子なのでもう慣れた

「はい、大方。」

「ふーん?そうか。」

僕が返事をする前に彼女はそう答えると少し不満そうに担任が僕達を一瞥する
何か気に入らないのだろうか

「それはそうと、さっき英語のあいつが呼んでたぞ。」

僕の顔を見て担任は顎を職員室の方角にくいっと指しながら言う

「えっ…、わかりました。」

そういって僕は職員室にいる英語の先生の所に行く
教室を出てドアを閉めると少しだけ担任の声が聞こえた気がした
英語のノートを新しいのに変えた時にノートに名前を書き忘れてたらしく
僕の名前だけ無かったようなのでそれの確認だった
戻ってきてドアを開けようとした瞬間

ガララッ

先手を打たれ担任が目の前に突っ立っていた

「よう、じゃあな。」

担任はニカッと笑いそのまま廊下へ消えていった
僕は自分のカバンを取りに窓際の自分の机に駆け寄ると机の上に祭りの入場券が置いてあるのが目に入った

(?)

僕が入場券を手に取り、書いてある文字を読んでいると

「今年のお祭りは入場券が無いと入れないんだって。」

彼女の方を見ると彼女は入り口を見ながら両腕を後ろに回し茶色い学校指定のカバン持って立っていた

「お父さんが関係者と知り合いで、友達と行きなさいって2枚貰ったんだ。」

彼女はずっと入り口と喋っていた

「そうなんだ、え、これは?」

推測がジワジワと確信に変わる時間を与えるように彼女は何も言わなくなった

「それって―」

ザアーッ

突然の大雨に言葉をかき消され、自然と外に目をやると彼女も外を見ていた
2人は暫く雨を見つめ、涼しい風に打たれていると
どちらが声を掛けずとも帰る準備をして下駄箱に足を運ばせた

「あっ、今日ばたばたしてて傘忘れてきちゃったんだ、どうしよ。」

下駄箱についた途端に彼女が声を立ててそう言った
僕の気のせいでなければ彼女はチラッと傘置き場を見ていた

「えと、僕、持ってきてるけど。」

大き目の半自動傘をバッと広げながら僕は言う

「ありがと。」

少し照れながら彼女は空いている方にささっと小走りで駆け寄った
今日はいつもと違ってポツンと傘1つ、だけど何やら傘の下は賑やかだった
帰りがけに職員室を見ると担任が窓際でこちらにVサインを焚いていた

(どうやらうまくいったようだが、さて私はどうやって祭りに行こうか。
ま、あんなザルな警備などどうにでもなる、か。)

6月17日、お互い知らないけど今日は2人の15歳の誕生日

夏本番の到来まで、あと少し―


6000HIT!!!!記念(?)です
なんか間隔短いけど流石に5000間隔とかにするとあまりに遠すぎて練習にならないので
1000間隔ぐらいがいいかなーなんて
内容はまあなんというか、なるべく毎回違う感じに書ければそれで満足
今は