浄土真宗親鸞会 熊本火の国のひろば

熊本で親鸞聖人の教えを学ぶ皆さんとのふれあいを語ります

テレビ座談会 弥陀の本願まことが親鸞聖人の原点

2011-05-29 18:36:18 | テレビ座談会

5/28(土)は、熊本市国際交流会館にて、高森顕徹先生の御説法をビデオで聞かせていただきました。

人間の実相の釈迦のたとえ話についての御説法でした。

台風が迫り、足元が大変悪い中ではありましたが、新しい方もたくさん来られ、椅子が足りなくなるほどでした。

続けてご縁がある人があればいいですね。

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さて、本日、5/29(日)は、玉名市のTさん宅にて、高森顕徹先生のテレビ座談会のご縁がありました。

歎異抄第2章の「弥陀の本願まことにおわしまさば」について、

『歎異抄をひらく』には、弥陀の本願まことが聖人の原点であった、と記されていますが、これはどういうことでしょうか?という質問でした。

弥陀の本願まことということは、

○釈尊、善導、法然上人の言われることが全部ウソであったとしても、まったく影響がない信心だということ、

○そして、まことと知らされたということは、生きている時に救われるのが弥陀の本願であるということ

を表していると聞かせていただきました。

親鸞聖人の教えの一枚看板、「平生業成」は、弥陀の本願まことから出ているのだと知らされ、そんなに深いお言葉であるとは思いもしませんでした。たしかに、まさに「原点」だと思いました。

 

昼休みには、Tさんの作られた豆の煮物?が振舞われました。あつあつで、ややぴりっとし辛味が絶妙でした!


青年大会

2011-05-24 20:23:54 | 親鸞会館(富山)での御法話

5月22日(日)は、富山県射水市の親鸞会館にて、青年大会が行われました。

といってもどこかのなにかのように、だれかのコンサートを開くのでありません。

各地の青年が施主となって開かせていただく御法話です。

演題は、

煩悩具足の凡夫、火宅無常の世界は、万のこと皆もって、そらごと・たわごと・真実あることなきに、ただ念仏のみぞまことにておわします

歎異抄のお言葉についてでした。

煩悩具足の凡夫とは、人間のことですが、人間が住まいしているのは、

そりゃあ、日本でしょ・中国でしょ・アメリカでしょ・・・・

とありますが、仏教から見れば、一つしかないと。

それは火宅無常の世界。

火のついた家のように不安な世界。

それをこのたびの東日本大震災は如実にあらわしていました。

 

すべてのものは無常である。これを釈迦は「諸行無常」と教えられました。

無常が真実なのに、無常とは思えず、これは間違いないと信じてしまうのが人間。

だから火宅になってしまうのだ、とお聞きしました。

 

そして釈迦が諸行無常を教えられたのは、一向専念無量寿仏という仏教の結論を明らかにし、絶対の幸福に導くためである、とも聞かせていただきました。

それを「ただ念仏のみぞまこと」と親鸞聖人はおっしゃっていると。

 

この「ただ」にも3つあると教えていただきました。

熊本の某病院の医師であるTさんは、

ただに3つあることに驚きました。ただならぬただ。一筋縄ではいかない。真剣に聞法いたします

と決意あらたにされていました。

 

先日、ある雑誌で、東北出身の作家・伊集院静さんが、

みんな、前を向いてがんばろう!と言っているけど、前ってどっちやねん」

という内容のことを書いていました。

まさにそのとおりで、前を向いて進んでいったら崖だった、ではしゃれにもならない。

 

その前を向いてとは、「ただ念仏のみぞまこと」と知らされる世界に向かってでなければ、意味がないと聞かせていただきました。

まさに親鸞聖人は世界の光と思わずにいられません。そしてまた、これを伝えられるのは親鸞学徒だけであります。

絶対に変わらない、津波が来ても崩れない、幸せがあることを一人でも多くの方に伝えるのが親鸞学徒の使命だと改めて知らされました。

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今回は、九州で1台のバスが出ました。

鹿児島ナンバーのみやび観光のバスで、このバスは足元が広くて乗り心地が良いだけでなく、速く目的地に着くのがありがたいです。

しかも、帰りに運転手さんから全員にお茶をいただきました。

ありがとうございました!


後生の一大事

2011-05-15 20:48:54 | 地元での勉強会

本日は、熊本市内にて後生の一大事について聞かせていただきました。

仏教は後生の一大事を知るに始まり、その解決で終わる。

後生、死んだあとに一大事があると分かったら、自殺などしないとお聞きしました。

先日の上原美優さんの自殺が頭をよぎります。

 

後生の一大事を知るには、まず因果の道理を知らねばならない。

因果の道理を知っても、三世因果が分からないと後生の一大事は分からない。

三世因果が分かっても、真実の自己が知らされないと、後生の一大事に驚きが立たない。

後生の一大事に驚きが立たないのは聴聞不足である。

とお聞きしました。

そしてそれぞれについて詳しく教えていただきました。

まずは因果の道理の徹底が大事と知らされます。


三世因果と正信偈

2011-05-14 19:57:57 | 地元での勉強会

鹿児島出身のタレント上原美優さんが自殺されたとのことで、同郷(とはいっても種子島に行ったことはないですが)の私としては少なからずショックを受けました。

大震災で自衛隊の必死の救助で助かった命もあれば、あっさりと自ら絶っていく命もあるわけで、皮肉を感じます。

私も小学生のころは自殺を考えていたので、気持ちは分かるような気がしますが、生き馬の目を抜くといわれる芸能界、人にはいえない悩みがあったのでしょう。

 

さて、本日は熊本市国際交流会館にて高森顕徹先生のビデオご法話を聞かせていただきました。

午前は、三世因果の道理についてでした。

三世はいまの一念におさまる。だから親鸞聖人は今の救いを教えられた、とお聞きしたように思います。改めて、へぇーっ!と思いました。

 

午後は、新しい方も来られて、平成11年8月、熊本で行われたご法話で、正信偈について教えていただきました。

帰命無量寿如来 南無不可思議光

阿弥陀仏に親鸞助けられたぞ!阿弥陀仏に親鸞救われたぞ!

と同じことを2回言われているということで、阿弥陀仏に救われるまでの親鸞聖人の半生を聞かせていただきました。

 

平成11年の8月といえば、私、高校3年生で受験勉強にいそしんでいました。それから半年後に親鸞聖人の教えとめぐりあうとは思いもしませんでした。

 

終了後、参詣された方のリクエストで、アニメ世界の光親鸞聖人の第一部を皆さんで見させていただきました。

改めて、苦悩の根元を無明の闇と教える真の知識にあうことは難しいのだなあ、と感じました。

善知識のまします今、精一杯光に向かって進ませていただきたいと思います。


連休~2000畳座談会

2011-05-09 19:20:40 | 親鸞会館(富山)での御法話

秀吉の中国返しみたいな連休ですね、とある方に言われました。

4/30の19時に家を出て、5/1の午前2時に広島に着き、車中泊。5/2の9時半に広島を出て、5/2の18時半に福井に到着。そこで

こちら→http://revoir.amaretto.jp/gakuin/

にて研修を受けさせていただきました。目からウロコとはこのことかと、なにからなにまで教えていただいて、また実行の機会も与えていただいて、感謝の言葉もございません。

5/4の15時半に福井出発、5/5の午前0時に広島着、5/6の午前6時過ぎに帰宅、そのまま会社へ。ほぼ一睡もしてませんが、なぜか疲れもさほど感じず仕事してました。

労働意欲の一番の栄養剤は、「人生の目的」です。」(『なぜ生きる』)

を少しだけ実感しました。

5/6の夜10時すぎ、熊本を出発して富山へ。5/7の昼12時ごろ到着しました。

今回は、九州からはワゴン2台・乗用車1台出ております。

乗用車はMTでした。免許取って以来、オートマにしか乗っていないので、止まるときにエンストを起こしてしまいました。クラッチを踏むのを忘れているんですね。

5/8は高森顕徹先生の2000畳座談会でした。

親鸞聖人は「凡そ八万四千の法門は、みなこれ浄土の方便の善なり」と教えられています。

浄土とは弥陀。弥陀の方便というからには弥陀の真実がある。

弥陀の真実と弥陀の方便の関係について教えていただきたい、という質問にお答えくださいました。

その質問の背景には、「真実さえ説けばよい、聞けばよい」という人もいるし、「方便だけ説けばよい、聞けばよい」という人もいる。どっちが正しいのか?

どちらも間違いと聞かせていただきました。