少し遅れて息子がクリスマスプレゼントに選んだのは、ブレイブボード。
サンタさんにお願いしなかったのは、
「もらっても、無駄になるかもしれない!」
と、思ったようです。
体の使い方が不器用な息子は、
「持ってないから乗れないのは仕方ないけど、持ってるのに乗れなかったらどうしよう。。。」
そんな不安があったようです。
今、小学生の間でブレイブボードやJボードが大流行しています。
うちの住宅地だけでも10人くらいは持っているんじゃないでしょうか。
毎日のように誰かが乗っています。
滑ると言うよりは、もう、足代わりですね。
ブレイブボードに乗ったまま、お喋りしたり、ゲームをしたり、鬼ごっこやボール遊びをしたり。
車のあまり通らない、住宅地内の道路だから出来ることだと思いますが。。。
ママサンタとなった私は、
「サンタさんにもらったゲームやおもちゃも1ヶ月ぐらいしか遊んでないやん。
あとは、たま~に遊ぶくらいやろ?
ブレイブボードも、乗れるか乗られへんかはやってみな分かれへん。
チャレンジして、頑張っても出来へんかったら、それはそれでいいと思うで。」
と、息子に言いました
「どれぐらい頑張ったらいいの~?」
「とりあえず、冬休みの間は頑張ってみたら?」
息子は、少し考えた後、
「そうする!」
と、プレゼントをブレイブボードに決めました。
そうして息子が手に入れた、「RIPSTIK」という銀色のブレイブボード。
「30分でブレイブボードマスター」というDVD付きです。
DVDに入っていた紙。裏には注意書きが。
早速DVDを観て、公園に行って練習しようかと思っていたのですが、車に乗ろうと玄関を出た瞬間、
「〇〇も、ついにGETしたんか!?」
「サンタさんにもらったん?」
と、〇〇の持っているブレイブボードを見た近所の子ども達が集まってきました。
みんな、ボードに乗っています。
「乗って!」と「乗らして!」が飛び交う中で、
「うまく乗られへんと思うから、今から公園に行って練習しようと思ってんねん・・・」
と、私が言うと、
「公園? 無理無理!」
「砂の所やったらあかんねん。」
「そうそう、ここが一番乗りやすいって!」
と、口々に教えてくれました。
「◇◇、教えたれ!」
「◇◇、めっちゃ教えるのうまいねん。」
「こうしてな~・・・」
と、早速、レッスンが始まりました。
しばらく見ていた私も、ここは任せておこうと、家の中に入りました。
1時間くらい経って覗いてみると、ぎこちなくはありますが、息子はちゃんとボードに乗っていました。
滑ると言うより、よろよろと動いている感じです。
驚いたことに、次の日にはかなり上達して、それなりにみんなと一緒に遊んでいました。
さらに、ブレイブボードに乗ったまま鬼ごっこやボール遊びをするなど、遊びのレベルが高くなってくると、「ウォーッ!」というような息子の大きな声が聞こえてくるようになりました。
友達がピンポンを鳴らして、私を呼びに来てくれます。
息子は、友達との意思疎通がうまくいかなかったり、遊びがうまくいかないことにイライラするのか、感情のコントロールが難しくなってしまうようです。
「落ち着いて!」
と、私が言っても、
「落ち着いてるわっ!」
と、声を荒げ、恐らく、自分で自分の状態を客観的に見ることが出来ないのだと思います。
私と話をしている間に息子もだんだん落ち着いてきて、また遊びに加わるということを何度か繰り返しました。
そんなこんなもありながらですが、息子は、ブレイブボードに乗って楽しく遊んでいます。
冬休みが終わる今では、「本当にうまくなったな~」と、私が驚く程です。
ブレイブボードには、バランス感覚を養い体幹をしっかりさせるトレーニング効果があるそうです。
遊びながら、息子の弱点を鍛えることが出来るのは嬉しいですね。
また、うちの近所では、滑ることよりも乗りながら一緒に何かをして遊ぶという「コミュニケーションツール」になっているようです。
何より、「ブレイブボードに乗れた」ということが、息子の大きな自信になりました。
遊びの力って、すごい!