やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

ブレイブボード

2017年01月07日 | 日記(息子・小5)

少し遅れて息子がクリスマスプレゼントに選んだのは、ブレイブボード。

サンタさんにお願いしなかったのは、

「もらっても、無駄になるかもしれない!」

と、思ったようです。

 

体の使い方が不器用な息子は、

「持ってないから乗れないのは仕方ないけど、持ってるのに乗れなかったらどうしよう。。。」

そんな不安があったようです。

 

今、小学生の間でブレイブボードやJボードが大流行しています。

うちの住宅地だけでも10人くらいは持っているんじゃないでしょうか。

毎日のように誰かが乗っています。

滑ると言うよりは、もう、足代わりですね。

ブレイブボードに乗ったまま、お喋りしたり、ゲームをしたり、鬼ごっこやボール遊びをしたり。

車のあまり通らない、住宅地内の道路だから出来ることだと思いますが。。。

 

ママサンタとなった私は、

「サンタさんにもらったゲームやおもちゃも1ヶ月ぐらいしか遊んでないやん。

あとは、たま~に遊ぶくらいやろ?

ブレイブボードも、乗れるか乗られへんかはやってみな分かれへん。

チャレンジして、頑張っても出来へんかったら、それはそれでいいと思うで。」

と、息子に言いました

 

「どれぐらい頑張ったらいいの~?」

「とりあえず、冬休みの間は頑張ってみたら?」

息子は、少し考えた後、

「そうする!」

と、プレゼントをブレイブボードに決めました。

 

そうして息子が手に入れた、「RIPSTIK」という銀色のブレイブボード。

「30分でブレイブボードマスター」というDVD付きです。

 

DVDに入っていた紙。裏には注意書きが。

 

早速DVDを観て、公園に行って練習しようかと思っていたのですが、車に乗ろうと玄関を出た瞬間、

「〇〇も、ついにGETしたんか!?」

「サンタさんにもらったん?」

と、〇〇の持っているブレイブボードを見た近所の子ども達が集まってきました。

みんな、ボードに乗っています。

 

「乗って!」と「乗らして!」が飛び交う中で、

「うまく乗られへんと思うから、今から公園に行って練習しようと思ってんねん・・・」

と、私が言うと、

「公園? 無理無理!」

「砂の所やったらあかんねん。」

「そうそう、ここが一番乗りやすいって!」

と、口々に教えてくれました。

 

「◇◇、教えたれ!」

「◇◇、めっちゃ教えるのうまいねん。」

「こうしてな~・・・」

と、早速、レッスンが始まりました。

 

しばらく見ていた私も、ここは任せておこうと、家の中に入りました。

1時間くらい経って覗いてみると、ぎこちなくはありますが、息子はちゃんとボードに乗っていました。

滑ると言うより、よろよろと動いている感じです。

 

驚いたことに、次の日にはかなり上達して、それなりにみんなと一緒に遊んでいました。

さらに、ブレイブボードに乗ったまま鬼ごっこやボール遊びをするなど、遊びのレベルが高くなってくると、「ウォーッ!」というような息子の大きな声が聞こえてくるようになりました。

 

友達がピンポンを鳴らして、私を呼びに来てくれます。

息子は、友達との意思疎通がうまくいかなかったり、遊びがうまくいかないことにイライラするのか、感情のコントロールが難しくなってしまうようです。

 

「落ち着いて!」

と、私が言っても、

「落ち着いてるわっ!」

と、声を荒げ、恐らく、自分で自分の状態を客観的に見ることが出来ないのだと思います。

私と話をしている間に息子もだんだん落ち着いてきて、また遊びに加わるということを何度か繰り返しました。

 

そんなこんなもありながらですが、息子は、ブレイブボードに乗って楽しく遊んでいます。

冬休みが終わる今では、「本当にうまくなったな~」と、私が驚く程です。

 

 

ブレイブボードには、バランス感覚を養い体幹をしっかりさせるトレーニング効果があるそうです。

遊びながら、息子の弱点を鍛えることが出来るのは嬉しいですね。

また、うちの近所では、滑ることよりも乗りながら一緒に何かをして遊ぶという「コミュニケーションツール」になっているようです。

何より、「ブレイブボードに乗れた」ということが、息子の大きな自信になりました。

 

遊びの力って、すごい!