アリスのままで
'14:米
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◆原題:STILL ALICE
◆監督:リチャード・グラッツァー 、 ウォッシュ・ウェストモアランド
◆出演:ジュリアン・ムーア、アレック・ボールドウィン、クリステン・スチュワート、ケイト・ボスワース、ハンター・パリッシュ、シェーン・マクレー、セス・ギリアム 、スティーヴン・クンケン、エリン・ダーク、ダニエル・ジェロール
◆STORY◆ニューヨークのコロンビア大学で教鞭をふるう50歳の言語学者アリス(ジュリアン・ムーア)は、キャリアを積み学生たちから慕われる一方、家族にも恵まれ、まさに円熟期を迎えていた。しかし物忘れが顕著に現れるようになったため受診したところ、若年性アルツハイマー病だと診断される。日々記憶が失われる中、アリスは懸命に自分の運命と戦っていく
若年性アルツハイマー病と診断された50歳の言語学者の苦悩と葛藤、そして彼女を支える家族との絆を描く人間ドラマです。
ベストセラー小説「静かなアリス」を基に、自身もALS(筋委縮性側索硬化症)を患ったリチャード・グラツァーと、ワッシュ・ウェストモアランドのコンビが監督を務めました。
第87回アカデミー賞で主演女優賞 ジュリアン・ムーアの受賞作品だったので、みたいって思っておりました。
なかなか深い映画だったな~
なんか冒頭からさあ、知っているはずの事実を間違って認識していたり、
教壇で突然言葉が抜け落ちてしまったのをうまくいかないって物忘れのように思っている人が、
急に毎日走ってる道で、帰り道がわからなくなってしまったり・・・怖いな~って本当に思いました。
そしてそのアルツハイマーが遺伝するということもぞっとしてしまいました。
彼女は自分らしくあるために、自分に向けたビデオレターを作ります。
まあ、ここまでわかんなくなったら、自ら命を絶ちなさいってものだったんだけど、
まず、ビデオの内容が憶えておれないので物事が前に進まない。
そして、でもその操作もわかんなくなるんだよな~そんな予測はできてないし・・・
本当にこの状況で自分自身が耐えれるのか!そんな耐える耐えれないってわかんないくらいになっているのか・・・
とかいろんなこと考えました。
自分らしくいたいという思いの中、何もかも忘れていくという恐怖と毎日戦って生きていけるのか。。。
んーーーー本当に永遠のテーマだよね。
後思ったのは若年性アルツハイマーが一番つらいのは、自分自身以上に、
周りの人だと思う。結局、仕事も油がのってきている年だから仕事を辞めてまで
介護をできないとうか介護を優先したくなかったり、子供ができて小さいからなおさら面倒みれなかったり、
母親のアルツハイマーを信じたくない息子だったりと、なんだかんだとお母さんが邪魔な存在になってくるんだよな~
誰かが付きっ切りで介護をするってことは、犠牲になる以外方法はないんだろうか・・・とかいろんなこと感じました。
ジュリアン・ムーアは本当に素晴らしかったな~
教授のキリリとした姿から、トイレも一人でできない状況になっていく姿がなんともいえなくなりました。
いかなる病や環境の変化になっても、人は"自分らしさ"を失ってはいけないということ言ってるんだと思うけど、
自分らしさもわからなくなったとき、どうすればいいんだろう・・・
「私は苦しんでいるのではありません。闘っているのです」ってセリフがすごく印象深かったな~
Nakajiの満足度 ★★★(3.0) 7/15 劇場鑑賞 53 作
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ただあまりにも淡々と進んでゆくので
特にあの旦那・・・奥さんがあんななのになんか冷たくない?って気になって。
しかも検査で自分も・・って分かった姉が一番しんどくない?そこには全く焦点当たってなかったこと違和感。
ジュリアンは素晴らしかったと思う~
それでも考えさせられる映画でしたね。
この病気は本人が辛いのはもちろんだが、家族が
やはり一番辛いですね><
ああなってしまうと、誰かがつきっきりでないと無理だな~。
この家族の場合は、末っ子の娘になってしまいますね。
ジュリアン・ムーアの演技は圧巻でしたね。
オスカー受賞、納得です。
老々の場合はお互いにリタイアしているけど、
若い場合はどっちかはまだ現役だもんね。
自分の幸せをとるひとであれば、あーゆう結果選ぶんだろうな~って思った。
そうそう、おねえちゃんにもっと視点おいてもいいよね!
それは本当に思いました。
でもこういった映画みてると、他人ごとに思えないというか、なんか辛くなってしまいますよね~
つきっきりって自分の自由も失いますしね。