道後温泉の象徴「道後温泉本館・国指定重要文化財」は、明治27年に建築、来秋から耐震補強工事に着手、期間は7年間で入浴するお客さんを受け入れしながら部分的に補強工事を行う。
画像は道後温泉駅前広場。
新たに出来た「第4分湯場」は画像右側の奥にある。
3000年の歴史を誇る日本最古と言われる道後温泉、残念ながら湯の量が少なく、現在は18本の源泉から一日2,000トンのお湯を汲み上げ、4ヶ所の分湯場に集め、道後温泉本館、新しく開湯した飛鳥乃湯泉、椿の湯、旅館、ホテルに配湯している。
この度11月1日に、「道後温泉第4分湯場」が新たに完成した。
完成した「第4分湯場」は、伊予鉄道道後温泉駅の北西に、道後稲荷神社があるが、この境内にあり、白壁と瓦葺のこじんまりとした飛鳥風の建物で、見学出来る分湯場として、源泉が混合される様子が見れるスペースや、源泉に触れる事が出来る手湯を整備してある。
そして境内には6本の源泉のマンホールがあり、源泉の番号と汲み上げている深さ、温度が表示されている。
この「第4分湯場」では、地下から汲み上げた6本の源泉を一つに混合している。
貯湯槽は見学することは出来ませんが、汲み上げたお湯がパイプから出てくる様子を外から見る事が出来、そして汲み上げたばかりの源泉を楽しんで頂けるように、施設の入り口に「手湯」も設けてあるので是非見学してみては如何でしょうか。
また道後温泉駅に帰って来た坊ちゃん列車を手動で方向転換する作業も見る事が出来ます。
平成29年11月1日、新たに完成した「道後温泉第4分湯場」。
第4分湯場、西側の側面に見学用の窓が造られている。
第4分湯場の見学用窓。
汲み上げられた源泉の様子を見る事が出来、各源泉の湯を混合し42度で入浴出来るよう調整し配湯している。
泉質は、単純温泉で非火山型の温泉であるため、火山型の温泉郷と違って家電製品の痛みも無い。
道後温泉分湯状況の説明版が正面左に設置してある。
第4分湯場にある源泉は、47度~52度の源泉が6本あるが、画像の様な表示板が設置してある。
道後温泉9号源泉表示板。
第4分湯場は、道後温泉駅舎からすぐ近くの徒歩一分もかからない稲荷神社境内にある。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます