自由の森日記

埼玉県飯能市にある自由の森学園の日常を校長をはじめ教員たちが紹介

代かきをしてきました。

2016年05月26日 | 自由の森のこんなこと


中学校で、稲作を体験するようになってから、ずいぶん経ちました。
自分たちの育てたお米の収穫を祝う「収穫祭」や、こんなふうにお米を育てて収穫するのだという「自由の森へようこそ」での餅つきをしている光景を見ていると、新しく入ってきた1年生の人たちがこれからはじまる稲作に、どんなふうに向き合っていくのか、いろいろ楽しみです。




5年程前から、田んぼは2年生と1年生とが一緒になって、稲作の取り組みをしています。体験学習担当の堀内さんの提案で、ちょっと前から「田んぼ実行委員会」ができました。2年生の人たちが1年生の人たちに、これからはじまる「田んぼ」のいろいろを教えます。来年は、いまの1年生の人たちが、新しく入ってくる1年生の人たちに伝えるのです。




彼らに「田んぼ」を委ねて、大人の出番が無くなっていくのは、とてもいいことだと思います。とはいっても、出番は無くなることはありませんから、別のところで大人の支え方を考えます。

来週は田植え。

その前に、明後日の体育祭を、忙しい日程のなか、みんな頑張っています。

なかのー。

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自由の森へようこそ

2016年04月30日 | 自由の森のこんなこと
新入生に学校の日常を在校生が伝える場として、ここ数年いつもやってきている「ようこそ自由の森へ」。



入学してから2週間ちょっと。授業も一巡して、中1の人たちも自由の森学園というところがどんなところか、なんとなくのイメージが持てたのではないかと思います。



「授業」や「行事」とは、「学ぶ」とは、「評価」とは、などの少しむずかしい話を、在校生の人たちの何人かが新入生を目の前にして、ひとりひとり自分の経験を語ります。




みんなからの話のあとは、学校のあちこちを探検する企画。
「校長室」だとか「社研」だとか、あちこちの場所が書かれたメモをもらって、そこにいくといくつかの絵のピースがもらえるみたい。
持って帰ってた人たちが絵になるように並べ替えをします。




後半は、在校生の人たちによる「餅つき」。ついこの間 種籾を蒔いて経験した「森の時間」で取り組んでいる「たんぼ」を、つきたての餅を食べながら、イメージします。






今度は自分たちのつくる番。
こうやって、だんだんと ここの人になっていくのかなぁ。

なかの。

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キッズウィークエンド in 自由の森学園

2016年04月29日 | 自由の森のこんなこと
アースデイ東京の企画で、福島の子どもたちを受け入れるキッズウィークエンドが今年も行われ、

福島の小中学生42名が2泊3日で、自由の森学園にやってきました。






土曜日は、午前中に 林業 と 和太鼓 の授業、










午後は高校生たちとめいっぱいグランドで走り回りました。







日曜日は、朝からアースデイ東京の代々木公園の会場に行き、様々なブースで高校生とともに見たり体験したりします。






子どもたちの元気さに高校生もついていくのが大変で、

週明けの月曜日、高校生はみんなぐったりしていました。






2012年からスタートして、今年で5回目のキッズウィークエンド。

子どもたちの中にはリピーターも多く、受け入れは抽選になっているようです。





鬼沢 真之

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Earth Day Tokyo 2016

2016年04月25日 | 自由の森のこんなこと
たくさんの人と出会いました。



23・24日の両日に渡って代々木公園で開催されたEarth Day Tokyo 2016に出展してきました。今年で3回目になります。前年度の終業の会や新しい年度の始業の会での呼びかけに反応してくれた人たちと一緒に、2日間たっぷり楽しみました。





代々木の自由の森ブースとは別に、福島の子どもたちと思いっきり遊ぶ「キッズウィークエンド」のチームもそれぞれで準備をしてきました。こちらは22日〜24日の3日間。アースデイの2日目に代々木公園で合流。





ブースに立ち寄ってくれる人たちと話していると、なんだか考えていることや求めているものがおそらく同じなんだろうなぁと思うことがほとんど。






ここに集まっている人と自由の森学園のしてきたことは、とても親和性があるのだと、3回の経験で確信しています。




自由の森学園のブースは、3月に行った学習発表会を下敷きにして、学校でやっているいろいろな授業の紹介や展示などをしました。準備をしているときや当日の様子を見ていると、もう1回「ガクハツ」をしている感じ。



時間割を組んで、それぞれの時間で「発表」をしました。






自由の森に関心を持ってくれている人たちや
持ってなかったけれど見てみて興味が抱いてくれた人たち。
私が高校生だったときに出会っていた人からここ最近の卒業生の人たち。
在校生の人や、別の企画で出展している保護者の人たち。

ここは不思議な場所で、たくさんの人と出会います。
またどこかで、お会いしたいものです。

ではまた。

なかの。

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アースデイ東京 1日目始まりました。

2016年04月23日 | 自由の森のこんなこと
アースデイ東京2016

代々木公園で、始まりました。


今日は、1日目。






なんと、今年は原宿駅方面から公園入ってすぐです。



アースデイに関係する、領域をぐるっとまとめて持ってきました。






先ほどまで、人間生活科の選択授業から

「 発酵 」の授業を、生徒がやってくれました。






この後、午後も色々な「 授業 」が目白押しです。





今日のじかんわり。


ふたりがのぞき込んでいる、入り口には、アースデイはんこ。

はんこ部 の生徒の作品です。



ぜひ、押しに来てください。





今日は、夕方まで、

そして、明日、日曜日も朝から自由の森学園のブースやってますので、


ぜひ、代々木公園までお越しください。

お待ちしています。



すが かほ





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中学校入学式 校長のはなし

2016年04月22日 | 自由の森のこんなこと
5年を経た「3月11日」を思い出しながら、入学式の文章を書きました。あの日から5年も経ずに、今度は九州で とてつもなくしつこい地震が起こっています。
あの日は金曜日でした。卒業式はいつも土曜日で、前日に起こった地震のためにこの学校の生徒たちの卒業式ができなくなって、したいと思っても、いつくるかわからない余震や、建物の損傷や破損の確認作業に追われた3月でした。
5年前の自分自身が感じたことも含めて、

  「ここではね」

と あの日の自分の見たものやその後に感じとって「いま」の人たちに伝えるために、どんな言葉を用意しようかと考えるわけです。考えるとそれまでの記憶がじゃまをしたりもするから、

  「ここではね」

を考えることは、実は自分のむずかしさになったりするのを知るのです。


入学式のときに新入生に向けて話したことは、以下のようなものです。
毎年、同じような話をするようになりました。出会ったばかりの人たちに「伝えたいこと」は、長い時間軸では実はあまり変わらないのだなと、自分の固まり方も「考える」で見えたりします。



「自由になった」「自立した」という意味を自分自身で
納得するための時間が始まります。
これを実感するのはとてもとてもむずかしいことでもあるし、
もしかしたら卒業したあとになるのかもしれない。
でも、いろいろなヒントを貯める時間にはなると思う。
だから、この学校で、たくさんのことを
経験してほしいと思っています。

みんなが「自由になったぞ!」とか「自立したぞ!」と
実感するのがいつになるのかはわからないけれど、
自立していくことや、本当に自由になっていくことには、
実は、たくさんの困難が横たわっています。

でも、この学校にいることによって、みんなひとりひとりが
いずれは「できる」という確信も持っています。

それには、これまでつくってきた 自分自身 を打ち壊さなきゃ
いけなくなるという苦しさも経験するだろうし、
自分自身を頑なに 守る ことで、逆に苦しくなることもある。
成長したり変化をするというのは、
実はそういうことなんじゃないかな。

   「自分と向き合う」

という言葉は聞き慣れない言葉かも知れないけれど、
今日、知っておいてほしい。

何かマズいことをしちゃって、怒られることから逃れるために
「誰かのせいにしている」経験は、みんな、どこかに持っている
でしょう?


誰かのせいにしてやり過ごすことでうまく
しのいだと感じることもあるだろうけれど、
誰かのせいにしてしまった自分を嫌いになったりすることもある。
そういう分かれ目が「自分と向き合う」ということです。

   「自分と向き合う」

という自分の中にだけある道具を持つことは、
自立した考えを持つような人になる、第一歩。
そうやって、「自分をつくる」をしていこう。

これはほぼ毎年言っていること。
失敗するのがいやだなと思ったり、
失敗して怒られちゃうことが理由で
「何かをはじめる」という気持ちが
しぼんでしまっている人がいるとしたら、
失敗を恐れず「何かをはじめる」をしてほしい。
すごく真剣に悩んで、やっぱりこれがしたいというときに
起こってしまった失敗は、私(中野)のせいにしていい。
そして、一緒に怒られよう。


この学校をつくった遠藤豊という人は、30年前の第1回の入学式で、
「学ぶ」ということの中身について、こんなふうにしゃべっています。

学ぶということは、決してできあいの知識をたくさん貯め込むことではありません。
そうではなくて、自分自身を絶えず乗り越えながら、自分自身を絶えず打ち壊しながら、
自分の中に新しい世界を作っていくこと。新しい考えを生みだし、
新しい考えをつくり出していくこと、そのことが学ぶということの中身です。


さっき言った「自分をつくる」ということは、
「自分の中に絶えず新しい世界を生み出す」ことになる。
その意味で、たくさんのことを経験して、
学んでいってほしいと思っています。

いろいろ手伝います。
ようこそ自由の森へ。入学、おめでとう。

おわり。




新入生を迎える在校生たちの「ぶち会わせ太鼓」、すごよかった。
人はこうやって 姿を変えていくのだな と思う瞬間は、鳥肌の立つような凄みを感じます。

なかの。


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2016年度 自由の森学園高等学校入学式 校長の言葉

2016年04月18日 | 自由の森のこんなこと
高校校長の新井です。
4月11日に高等学校の入学式が行われました。
2年生3年生のみなさんの心のこもった素敵な入学式でした。
その時に私がお話をしました「校長の言葉」を掲載します。



2016年度 自由の森学園高等学校入学式 校長の言葉

新入生のみなさん、入学おめでとうございます。
保護者のみなさん、お子さんのご入学おめでとうございます。
みなさんが今日入学したこの自由の森学園は、授業という場を通して、学問や芸術の世界に出会い、また自分とは異質な思考や価値観に出会うことにより、自己を問い直し、自己を形成していくこと、つまり「授業での学び」を通して「自分をつくる」ということを大切にしようと誕生した学校です。
今日はこの「授業で学ぶ」ということについて少しお話をしたいと思っています。






ここにラディッシュと細ねぎがあります。
この野菜は、自由の森学園の食堂で、今日か明日の料理に使われる食材です。
そして、この野菜をつくっているのは、埼玉県小川町の金子美登さんたちの農業グループ1です。
金子さんたちのグループが作る野菜の特徴は、農薬や化学肥料を使わない「有機農業」でつくられているということです。金子さんたちの有機農業グループは、自由の森学園開校当時からこの野菜を届けてくださっています。

数年前、私は生徒たちと一緒に金子さんの霜里農場に見学に行ったことがあります。
金子さんが真っ先に案内してくれたのが、「有機農業」の基本であり生命線だという「土づくり」の現場でした。
落ち葉や雑草、わらや植木くずに、生ゴミや牛糞や鶏糞などなど、普通だったら捨ててしまうようなものをよく混ぜて積んでおき、しばらくするとそれらが70度くらいの高い熱を発するようになるそうです。実際に私たちが見せてもらったときにも湯気がモウモウと上がっていました。
みなさん、どうしてこの熱が発生するかわかりますか?そうです。微生物の働きによる発酵という現象ですね。この熱で病原菌や害虫・その卵・雑草の種は死滅し、なお有機物の分解も進み、「たい肥」ができあがります。この「たい肥」を畑の土にすき込むことで、ミミズやトビムシなどの小さな動物や微生物が生息できるふかふかの土になっていくそうです。このふかふかの土は必要な養分だけでなく、その土の隙間で水分や温度を調整することができるため日照りや冷夏にも負けない強い土地になるそうです。
 
速効性のある農薬や化学肥料ではなく、あえて、自然の循環サイクルを活用したたい肥・土づくりは、どこか自由の森が大切にしている「学び」と共通しているように私は思っています。
自由の森学園の学びは「どれだけ覚えているか」「どのくらい早く解けるか」といった数値や量で比べるものではありません。

日常の授業では何らかの「発見」や「引っ掛かり」が生まれます。
「なるほど」「わかった」「美しい」といったものから、
「この授業のこの人の考えやものの見方は自分の中にはなかった」
「今まで正しいと思っていたけれど本当にそうなのか」
「何かおかしい。けれどどうおかしいのか今はわからない」といった簡単に結論を出すことができないものもあるでしょう。

簡単にわからないもの、なかなか納得できないもの、複雑でめんどくさいものなどを諦めて捨ててしまうのではなく、疑問や問題意識として自分の中にとどめて置き、考え続けていくことが大切なのです。
自分の疑問や問題意識に誠実に向き合っていくうちに、それぞれがつながりを持っていったり、自分の大切にしたいものへと変化していったりするでしょう。あたかも土づくりの発酵のように学んだことが熱を持ち始めると言っていいでしょう。そして、それは次の学びや生き方へと照らす光のようにも思えます。

農薬や化学肥料を使わない有機農業が評価されはじめたのは1970年代の後半だと言われています。そのころの日本は経済優先の政策の弊害が様々なところに出ていました。急速な工業化による環境汚染が食べものにも大きな影響を及ぼし、「水俣病」「イタイイタイ病」など人体への重大な被害としてあらわれました。少しでも安く、早く、大量に、見映えのいいものをという競争は、自然環境や食の安全を、そして人間をも置き去りにしてしまったのです。
ここでは時間がないのでお話しすることができませんが、学校教育もまたこの経済優先の政策に組み込まれ様々な弊害が生まれました。そしてそのことが1985年の自由の森学園設立へとつながったのだと私は思っています。

霜里農場の金子さんは「自分の生命は自分で守る。自分の生命を他人にあずけないことこそ大切だ。」と語っています。
「誰かに自分を丸投げするのではなく、自分の頭で考え、判断し、行動していくこと」このことが自由と自立へとつながる自由の森学園の学びだと私は思っています。

さあ、いよいよみなさんの自由の森での学びが始まります。
学びの土づくりは自分一人だけでおこなう作業ではありません。クラスの仲間、学年の仲間、そしてここにいる自由の森の生徒たち、教員たちとつながりながら協力しながらおこなうことなのです。
これからはじまる学びの土づくりで、みなさんの中にうまれる熱と光が希望であり未来です。しっかりと学んでいってください。入学おめでとう。

自由の森学園高等学校
校長 新井 達也

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2016年度 高校入学式

2016年04月14日 | 自由の森のこんなこと
先日11日は、高校の入学式でした。





まずは、こちらの彼らを紹介します。

彼らは、何しているのでしょうか?






彼らのしごとは、交響楽団。






入学式のテーマは、「 交響曲第三十二番 〜 序章 〜 」



会場には、交響曲、クラシック音楽が流れ






そして、在校生合唱から 全体合唱へ。




交響曲「 第三十二番 」は、第32回目の入学生。

自由の森学園でのあたらしい生活が始まる という 「 序章 」。






飛び出す 「 ようこそ自森へ ♪ 」







そう、花道も五線譜。











新入生の午後。

さっそく思い思いに過ごしていました。



入学おめでとう!


てつひさ

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2016年度 中学入学式

2016年04月08日 | 自由の森のこんなこと
今日は、中学校の入学式でした。

2016年度。





ひな壇にのぼった新入生たち。



テーマは、「 たんぽぽ 」


雨に打たれても、しおれずに、コンクリートでもかたい壁も突き破るような強さを持って欲しい。


「 たんぽぽ 」には、そういう意味が込められています。







入学式の始まりは、




新入生の入場。

花道をひとりひとり、あるいてゆきます。






在校生からの贈り物  

ぶちあわせ太鼓。




そうして、




新入生も、2年生も、3年生も、みんなひな壇にのぼって、

全員で合唱をします。






ひな壇の後ろの、たんぽぽ屏風 は、

春休みも毎日通って、インパクトドライバーで ガガガッッ

っと。




屏風そのものを作るのも、もちろん楽しいのだろうけど、

その先には、いい入学式の空間をつくりたい っていう、

根っこの部分のそういう思いが、日々の作業を楽しくしているんだとおもうんだなぁ。


本当に、毎日学校で会ったね。





新入生の皆さん、入学おめでとう。


2016年 4月 8日 第32回 自由の森学園中学入学式

テーマ 「 たんぽぽ 」



てつひさ

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2016年度。始業の会。

2016年04月07日 | 自由の森のこんなこと
今日は、始業の会でした。




2016年度。始まりは雨。


しかもちょっぴり冷たい雨でしたね。



でも、久しぶりに生徒に会えて、話したいこといっぱい の顔してて

楽しいですね。


そうです、学年団の担任、副担任の発表もありました。


春休み中、生徒たちは、誰がどこに入るのか予想を立てていましたが、

的中しましたか?



さて、明日 8日は、中学入学式。


来週11日、月曜日は、高校入学式。

やっと、6学年が揃います。



てつひさ


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