新聞記者OBが書くニュース物語 中村仁のブログ

全国紙の元記者・中村仁がジャーナリストの経験を生かしたブログ
政治、経済、社会問題、メディア論などのニュースをえぐる

石破氏の出馬宣言の新著に欠ける勇気

2018年07月31日 | 政治
  「政策至上主義」の表題が泣く 2018年7月31日  安倍首相の3選がもう確定してしまったかのような政治情勢です。岸田政調会長が総裁選不出馬を首相に伝え、先行きが固まりましたか。岸田氏が記者会見した時の表情は無念、残念、仕方ないかと、何とも歯切れが悪く、優柔不断そのものです。首相が禅譲を考えているとしても、将来、その器になれるかを危ぶむ人も多いでしょう。  野田総務相はすでに失格状 . . . 本文を読む

五輪マラソンは猛暑避け富士山麓走れ

2018年07月26日 | 社会
  夏より秋開催がさらによい 2018年7月26日  異常気象による猛暑、熱中症の死者の報道に連日、接していると、2年後の東京五輪に重大な支障が出ないか心配になってきます。10月開催への変更を求める声も多く、「選手と観客に死のリスク」と、警鐘を鳴らす海外メディアもあります。今からでも再検討できる部分は変更したほういいですね。  スポーツ好きの友人が「NHKがこの問題を報道していた」と、 . . . 本文を読む

五輪マラソンは猛暑避け富士山麓で

2018年07月26日 | 社会
  夏より秋開催がさらによい 2018年7月26日  異常気象による猛暑、熱中症の死者の報道に連日、接していると、2年後の東京五輪に重大な支障が出ないか心配になってきます。10月開催への変更を求める声も多く、「選手と観客に死のリスク」と、警鐘を鳴らす海外メディアもあります。今からでも再検討できる部分はそうしたほういいですね。  スポーツ好きの友人が「NHKがこの問題を報道していた」と、 . . . 本文を読む

日経の大記者が示唆した自社の欠陥

2018年07月20日 | メディア論
  閉鎖型体質で経営刷新の限界 2018年7月20日  日経新聞の「本社コメンテーター」と名乗るからには、日経を代表する大記者なのでしょう。その大記者がオピニオン欄で「日本株、浮かぶ3つの異質」という日本企業論を、紙面の半分を使って論評(7月18日)していました。筆者は梶原誠氏といい、日経は「当社の看板ライター」と、紹介しています。  証券市場における日本企業の問題点を分かりやすく書い . . . 本文を読む

大口病院の点滴殺人事件の深い闇

2018年07月17日 | 社会
  医療制度が生む寝たきり老人 2018年7月17日  横浜市の大口病院で起きた連続中毒死事件は、殺人容疑で逮捕した1人の看護師にすべてを押し付け、終わりにしてはならないと思います。2年前の事件発生当時、2か月で48人の患者が亡くなっているとの情報が飛び交いました。当然、不自然に思うべき院長は、何を感じ、何をしようとしたのか、その責任はどうなるのかですね。  終末期医療、死期が迫った患 . . . 本文を読む

財政が背負う三重苦を乗り切れるか

2018年07月13日 | 経済
  災害、震災、国防費の重圧 2018年7月13日  西日本の豪雨災害の総被害額は1兆円を上回るそうです。相次ぐ台風・豪雨災害に加え、何年かに一度の周期で震災が発生しています。さらに北朝鮮の非核化費用の分担、米国から要請されている国防予算の増額や非核化費用も待ち構えています。日本の財政はすでに先進国最悪といわれ、そこに新たな負担が覆いかぶさってきます。どうするのでしょうか。  恒常化す . . . 本文を読む

物価停滞をなぜ嫌う日銀の錯誤

2018年07月08日 | 経済
  国民は喜び日銀は悩む 2018年7月8日  新聞を読んでいて、しばしば目につくのが、黒田日銀総裁が苦悩の色を浮かべている写真です。浮かぬ顔というか、かつては自信満々だったのに、悄然とした顔つきに変わっているのです。金融政策で物価をどうにかできるはずだというのは思い込みで、間違いだと気づいたからでしょう。  多くの国民は今の物価状況を歓迎しています。間違いだったとしても総裁は悩まなく . . . 本文を読む

サッカーW杯はルール違反の天国

2018年07月05日 | 社会
  スポーツというより興行 2018年7月3日  初のW杯8強を懸けて決勝トーナメントに進出、1回戦で惜しくもベルギーに破れました。「負けるが勝ち」みたいな戦法をめぐり、賛否が分かれたポーランド戦と打って変わって、今後の日本サッカーに期待を持たせる大健闘をたたえる声が内外から聞かれます。その頑張りで「負けるが勝ち戦法」も話題から消えていくことになるのでしょうか。  ただし、「俺が日本人 . . . 本文を読む