▲『ジョン・F・ケネディはなぜ死んだのか』2014年 同時代社 定価3700+税
『ジョン・F・ケネディはなぜ死んだのか』2014年 同時代社 厚い本なので、長い間「積読」状態であったのだが、最近気になっていた1982年に出版された広瀬隆の『ジョン・ウエィンはなぜ死んだか』を読了すると、なぜか妙に思い出して、タイトルが相似で、これはと思い、読み始めたのだ。やはり、そうだったのかと合点がいきそうである。それはなぜか?! タイムリーなことにNHKが4月29日(水)のゴールデン・タイムに「未解決事件JFK暗殺」前編を放送しているではないか。5月2日(土)の後編のために準備しておこう。
▲『ジョン・F・ケネディはなぜ死んだのか』 帯
ジョン・F・ケネディの弟ロバートの次男が、ジョン・F・ケネディの死の真相解明に加わったようだ。
▲ カバー裏にあるストーンの推薦文
▲広瀬隆 『ジョン・ウエインはなぜ死んだか』1982年 文藝春秋 当時定価980円
▲ 西部劇ロケとネバダ核実験場の位置関係 広瀬隆 169頁
この本を読むと、西部劇中心アメリカから、マカロニ・ウエスタンに変貌する謎が解ける。
▲セントジョンズの位置を確認しておこう。(広瀬 195頁)
奥はロッキー山脈に阻まれた地形の中、馬蹄形の出口からネバダ砂漠にある核実験場で公表されただけで大小97回の核実験が行われた。
カリフォルニアに灰が降らないように、北西の風の時、核実験が行われた。
その結果は?
セントジョンズに住む、アーマ・トマス夫人がノートに記録した、ガンに罹った隣近所の知り合いの記録 ▼
▲広瀬隆 『ジョン・ウエインはなぜ死んだか』1982年 81頁
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副島隆彦は「陰謀論」という言葉を使わない。
「権力者共同謀議」という言葉を使う。
「陰謀論」とは、アメリカ現代史の流れから見て、アメリカ国民がケネディ暗殺の真相には政府が絡んでいるという信念を一向に変えないところから、メディアを最大行使して作りあげた、「プロパガンダ」と考えた方がいいと思われる。
オリバー・ストーンが、映画『JFK』製作中に、映画台本が盗まれたのだが、「ニューヨークタイムズ」がそれによって、完成してもいない映画『JFK』を執拗に攻撃していたのである。その後映画公開後も含め何と30回以上だ。
下の記事を参照されたい。 ▼
ケネディ暗殺事件を描いた映画 『JFK』 1993年 キネマ旬報社 をめぐって
つづく