それはまた別のお話

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ゆづる病顛末記(その3)

2014-06-05 | スケート
突然ですが、みなさまは寝るときに何を着て寝てますか~?
今の季節だと、フツーにパジャマとかジャージとかかな。私は今まではネグリジェにTシャツ着てましたが、
最近はもっぱらコレ。

 お友達に回していただいた「ゆづT」、仙台凱旋パレード資金調達のための支援Tシャツです。

ゆづるくんに包まれてベッドに入るのが毎晩の楽しみなわけですが(我ながらキモイ)
オリンピック終了後からこっち、出回っている動画を漁ったりツイッタで情報収集してきて思うこと。

フィギュアスケート。それは一言でいえば「深くて広い」世界でした。

まず、アップされている動画の種類も本数もハンパないです。
人気選手になると、過去の試合はもちろんテレビ放映のドキュメントからファン自作のMADムービーまで数えきれない。
関連動画から次々に面白そうなものを探していくと、もう毎日見続けても終わらないんじゃ?というぐらい。
(なのに私はまだジャンプの種類を見分けられない… 動体視力を鍛えたい…)

動画だけではない。
ツイッタでちょっと検索すれば、メディア出演の予定や似顔絵から二次創作から、こちらもとても追いつけないぐらいの情報量です。
ファンの数も熱意も想像以上で、なんか私なんてもう入口に立つこともできないような。
…すそ野が広すぎるからか、ファン同士の軋轢もあるんだね。これもオドロキでした。



そんなわけで、ゆづるくん。
スケートを始めたときから「天才」で、最初からずっとトップだったので、
それこそランドセルを背負っていたころの映像から残っているわけです。
小さい頃からカメラの前に立ち期待され、それに応える努力があったからこそ今がある…ということは分かるけれども。



いろんな選手のジャンプ映像を見ても、なんだか彼だけが違う。
彼のトリプルアクセルなんて、「綺麗」という言葉以外に表現するものが見つかりません。

実は瞬発噴射するエンジンが足に装備されていて、ジャンプするときスイッチ入れてるんです…
と言われても私は信じます(スロー映像にも映らないぐらいの速さで出し入れしてるんだよ、きっと)
それだけ現実感がない。本当に存在しているかどうか、いまだに半信半疑だったりするわけ。

 この写真の表情もすごく綺麗。世界一の輝き。

今や彼にはいろんな「呼称」がついていますが、
(でも「震災王子」というのはあまりにあまりだと思いました)
一番ふさわしいと思ったのは、「フリルを着た阿修羅」かな。
その非現実感もさることながら、…氷の上にいるときと、それ以外のときとの落差が心を掻き立てます。

フィギュアスケートの選手生命は残酷なほど短く、彼もまた例外ではないのでしょう。
ゆづるくん自身が「現役でいられるシーズンはもう数えるほどしかない」と言っているそうだし、
あの夢のように綺麗なビールマンスピンも、次シーズンは見られないかもしれない。
今年のシーズン中に20歳になる彼を、今見ておかないと間に合わない。だって今までも見逃しているんだもの。

だから、確かめに行っていきます。幕張まで。
彼の足に噴射エンジンがついているかどうか、をね。

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