4月29日から、恒例の有田陶器市が始まった。
長年、有田窯業界の理事長をしていた関係上、陶器市の天候は殊のほか気になる。
幸い初日は天候に恵まれ、21万人以上の人出は過去3番目となり、ホッとしている。
近年の有田焼業界はライフスタイルの変化に伴い、業務用食器を中心とした有田焼産地は苦難の日々が続いているが、陶器市と通して消費者の方々が、新たな焼物の魅力を感じて頂き、今後の起爆剤になるようなアイデアを陶器市で出して頂ければ、こんなに嬉しいことはない。
10時から九州山口陶磁展の見学に行く。
今回文部科学大臣賞を受賞された田中忍氏の作品は「釉裏紅(ゆうりこう)」という大変難しい技法であるが、見事な作品に仕上がっていた。
先代の田中一晃氏(故人)も同じ技法で、いつも斬新な作品を出展されていただけに、息子の苦労や努力は大変なものだろう。
見事な作品を見て、一途に取り組んでおられる田中忍氏の作品に、深い感動を覚えたと同時に、今後の活躍を期待する。
また、熊本放送賞を受賞された田中右紀氏は田中忍氏の弟で、兄弟入賞は初めてではなかっただろうか。
田中右紀氏の作品は大胆で、私どもの想像を超えるオブジェである。
兄弟でも、こんなに作品が違うものかと驚くと同時に、父上から受け継いだであろう芸術的センスに感銘を受けた。
九州山口陶磁展では、九州陶磁文化館で第1部(美術工芸品・オブジェ)が、有田商工会議所で第2部(産業陶磁器)が展示されている。
有田にお出かけの際は、是非ご覧ください。
長年、有田窯業界の理事長をしていた関係上、陶器市の天候は殊のほか気になる。
幸い初日は天候に恵まれ、21万人以上の人出は過去3番目となり、ホッとしている。
近年の有田焼業界はライフスタイルの変化に伴い、業務用食器を中心とした有田焼産地は苦難の日々が続いているが、陶器市と通して消費者の方々が、新たな焼物の魅力を感じて頂き、今後の起爆剤になるようなアイデアを陶器市で出して頂ければ、こんなに嬉しいことはない。
10時から九州山口陶磁展の見学に行く。
今回文部科学大臣賞を受賞された田中忍氏の作品は「釉裏紅(ゆうりこう)」という大変難しい技法であるが、見事な作品に仕上がっていた。
先代の田中一晃氏(故人)も同じ技法で、いつも斬新な作品を出展されていただけに、息子の苦労や努力は大変なものだろう。
見事な作品を見て、一途に取り組んでおられる田中忍氏の作品に、深い感動を覚えたと同時に、今後の活躍を期待する。
また、熊本放送賞を受賞された田中右紀氏は田中忍氏の弟で、兄弟入賞は初めてではなかっただろうか。
田中右紀氏の作品は大胆で、私どもの想像を超えるオブジェである。
兄弟でも、こんなに作品が違うものかと驚くと同時に、父上から受け継いだであろう芸術的センスに感銘を受けた。
九州山口陶磁展では、九州陶磁文化館で第1部(美術工芸品・オブジェ)が、有田商工会議所で第2部(産業陶磁器)が展示されている。
有田にお出かけの際は、是非ご覧ください。