毎日新聞 2013年05月17日 地方版
◇下町のプロデューサー、友人ら祝福
尼崎市の俳人、木割大雄(だいゆう)さん(74)が今月、句集「俺」を出版した。1961年に俳句を始め、84年から13年間、スポーツ紙に阪神タイガースについての俳句を掲載。06年からは伊丹市の小学校で独自に行われている教科「ことば科」で特別講師を務めている。句集に厳選した約350句を掲載した木割さんは「枠にとらわれず自由に生きてきた。句集は生き方そのもので、『俺』をさらけ出している」と話す。【道下寛子】
22歳の時、結核療養所に入り、俳句の本を読んだことがきっかけだった。五・七・五の短い中にある奥深さを知り、のめり込んだ。
これまでにさまざまな催しを開き、「下町のプロデューサー」と呼ばれてきた。89〜96年には、キリンビール尼崎工場で落語や芝居、コンサートなどさまざまなイベントを70回以上開いた。93年は沖縄県の「琉球古典舞踊」と北海道の「アイヌ古式舞踊」を合わせた舞台を企画。2011年には東日本大震災前の岩手の風景を伝える写真展を開催した。
「多くの人との出会いが糧になって俳句が生まれた」と木割さん。14日に開かれた出版記念会には、これまでに開いたイベントなどで知り合った友人ら約150人が集まり、出版を祝った。
木割さんは「面白がりで人間好きで、行き当たりばったりに楽しくやってきた。俳句は、普通に生きていても書けるものだと伝えたい」と話した。
句集は2500円。申し込みはNPO法人関西沖縄文化研究会にファクス(06・6433・5789)で。〔阪神版〕
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20130517ddlk28040385000c.html
◇下町のプロデューサー、友人ら祝福
尼崎市の俳人、木割大雄(だいゆう)さん(74)が今月、句集「俺」を出版した。1961年に俳句を始め、84年から13年間、スポーツ紙に阪神タイガースについての俳句を掲載。06年からは伊丹市の小学校で独自に行われている教科「ことば科」で特別講師を務めている。句集に厳選した約350句を掲載した木割さんは「枠にとらわれず自由に生きてきた。句集は生き方そのもので、『俺』をさらけ出している」と話す。【道下寛子】
22歳の時、結核療養所に入り、俳句の本を読んだことがきっかけだった。五・七・五の短い中にある奥深さを知り、のめり込んだ。
これまでにさまざまな催しを開き、「下町のプロデューサー」と呼ばれてきた。89〜96年には、キリンビール尼崎工場で落語や芝居、コンサートなどさまざまなイベントを70回以上開いた。93年は沖縄県の「琉球古典舞踊」と北海道の「アイヌ古式舞踊」を合わせた舞台を企画。2011年には東日本大震災前の岩手の風景を伝える写真展を開催した。
「多くの人との出会いが糧になって俳句が生まれた」と木割さん。14日に開かれた出版記念会には、これまでに開いたイベントなどで知り合った友人ら約150人が集まり、出版を祝った。
木割さんは「面白がりで人間好きで、行き当たりばったりに楽しくやってきた。俳句は、普通に生きていても書けるものだと伝えたい」と話した。
句集は2500円。申し込みはNPO法人関西沖縄文化研究会にファクス(06・6433・5789)で。〔阪神版〕
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20130517ddlk28040385000c.html