先住民族関連ニュース

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水曜討論 アイヌ遺骨研究 是非は

2017-06-09 | アイヌ民族関連
北海道新聞 2017年6月7日
 

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人骨収集は「アイヌのため」とうそぶく学者にアイヌ被害者が苦言

2017-06-09 | アイヌ民族関連
週刊金曜日 2017年6月8日3:22PM

アイヌ遺骨を所蔵する札幌医科大学を訪れた木村二三夫エカシ(左から2人目)ら。(撮影/平田剛士)
「大学関係者、人類学、考古学の連中は、もっと深く歴史を勉強してもらいたい」
北海道平取町在住の木村二三夫エカシ(アイヌ語で年長男性の尊称)は5月16日午後、北海道公立大学法人札幌医科大学を訪問した後に開いた記者会見でこう語った。これは研究者に対する研究「被害」者からのレッドカードだ。
全国の大学・博物館などに大量のアイヌ遺骨が長らく留め置かれたままになっている。2012年以降、各地アイヌの提訴が相次ぎ、昨年から少しずつ地域返還が実現し始めたばかりだ。
平取も被害地。木村エカシは、副会長を務める平取アイヌ協会を通じて、遺骨を地元に戻すよう各大学に働きかけている。相手のひとつが札幌医科大学で、保管する全294人分の中には平取町内から移送された10体が含まれる。
そのさなか、国立科学博物館(東京)などの研究チームが、同大学が保管するうち約100体を利用して、骨(歯)の部分的破壊をともなう遺伝子抽出を行なっていたことが明らかになり、木村エカシはこの日、同様に地元への遺骨返還を進める「コタンの会」などとともに、経緯の説明を求めて所蔵管理担当者らと面談した。
非公開の会合には、同大学OBで、約40年にわたって収集アイヌ人骨を研究利用してきた百々幸雄・東北大学名誉教授(日本人類学会元会長)も同席。じかに痛みを訴えにきた目の前のアイヌたちに対し、百々氏は「人類学者はアイヌのためにこの研究をしている」「われわれの研究がアイヌの先住性を証明する」と自己正当化に終始したという。
明治─昭和期の人類学者・解剖学者たちも「アイヌのため」とうそぶいてアイヌ墓地を掘りまくった。盗掘容疑のケースもある。
性懲りなくそれを踏襲し続ける研究者は即刻退場せよ、と木村エカシは言っているのだ。
(平田剛士・フリーランス記者、5月26日号)
http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2017/06/08/antena-4/

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屏東県でパイワン族の入れ墨を紹介する特別展/台湾

2017-06-09 | 先住民族関連
中央フォーカス台湾 2017/06/08 19:09

屏東県政府文化処提供
(屏東 8日 中央社)台湾原住民(先住民)パイワン族が居住する屏東県の来義郷は、手に伝統的な入れ墨を施した同族高齢者が多いことで知られる。現在、同県屏東市ではこの入れ墨文化にスポットを当てた特別展が開催されており、貴重なインタビュー画像や入れ墨の道具、図案などを見ることができる。
パイワン族の入れ墨は男性は胸、背中、腕に、女性は両手に施され、図案は身分によって異なる。
展示では、日本統治時代から国民政府時代にかけて、パイワン族の入れ墨が当局によって禁止され、徐々に衰退してきた歴史なども紹介される。
来義郷に入れ墨文化が残っているのは、1945年、戦後の政治空白期を利用して民族の伝統を復興させようとする気運が高まったため。これにより来義郷は入れ墨をしたパイワン族の人が台湾最多の地域となった。2013年時点、屏東県全域に残る34人のうち3分の2が来義郷の住民だったが、近年人数は減り続けているという。
屏東県政府文化処の呉錦発処長は、同処が文化部(文化省)の補助を得て同県全域で入れ墨に関する調査に着手していることと、文化財登録に向けての手続きを始めることを明らかにしている。
特別展は同処4階で9月10日まで開催される。
(郭シセン/編集:塚越西穂)
http://japan.cna.com.tw/news/atra/201706080008.aspx

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日本各地の美しい染織を取材した貴重な一冊「残したい手しごと 日本の染織」刊行

2017-06-09 | アイヌ民族関連
OPENERS-2017.06.08

全国の希少な染織を取材した単行本「残したい手しごと 日本の染織」(片柳草生/著)が先ごろ刊行された。
味わい溢れる草木の布
本書では、文筆家の片柳草生(かたやなぎ・くさふ)が全国の美しい染織品の現場を徹底取材。
今年、重要無形民族文化財に指定された、川に楮の繊維を晒して作る徳島の「太布」や、96歳の人間国宝・平良敏子氏が手がける、沖縄の重要無形文化財「芭蕉布」、織れる人が2名しかいないという北海道アイヌの伝統「アットゥシ織」、新潟でつくられる美しい雪晒し風景の「越後上布」「小千谷縮」など、他にも数々ある、草木から生まれる自然の織物の魅力に迫る。
その他、人間国宝・鈴田滋人氏自らが彫る精巧な木版で細やかな文様を染め表す佐賀の「木版摺更紗」や、沖縄・琉球王朝の伝統織物に、研ぎ澄まされた色彩感覚が映える伊藤峯子氏の「花倉織」など、染織作家の至極の技も紹介。
有名な染織はもちろん、日本人でもほとんど知らないような、希少な染織にも出会える一冊だ。
「残したい手しごと 日本の染織」
定価|2808円(税込)
刊行|株式会社 世界文化社
販売URL|http://amzn.asia/2HLjlFx
●内容
 アットゥシ織
 越後上布
 小千谷縮
 葛布
 薩摩絣
 紙布
 太布
 丹波布
 南部菱刺し
 芭蕉布
 花倉織
 帽子絞り
 宮古上布
 木版摺更紗
 八重山上布
 結城縮
 結城紬
 弓浜絣
 ほか、日本の素材も紹介
http://openers.jp/news/detail?i=330

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オーストラリア大使「アイヌ民族の遺骨」返還伝える(動画)

2017-06-09 | アイヌ民族関連
[ 6/8 20:04 札幌テレビ]
■ 動画をみるhttp://www.news24.jp/nnn/movie/news8816209.html
駐日オーストラリア大使がきょう、北海道アイヌ協会を初めて訪ね、オーストラリアの博物館に保管されている「アイヌ民族の遺骨」について、返還する意思があることを正式に伝えました。
北海道アイヌ協会を訪ねた駐日オーストラリア大使ー。遺骨の問題について海外の政府が外交ルートを通じて、アイヌ協会幹部と面会するのは、初めてのことです。オーストラリアの博物館には、人類学の研究目的に日本の研究者が送ったアイヌ民族の遺骨3体が保管されていて、オーストラリアの先住民族の遺骨と交換されたことが分かっています。きょうの面会で、駐日オーストラリア大使は、アイヌ民族の遺骨を返還する意思を初めて明言しました。
(駐日オーストラリア大使・リチャード・コート氏)「オーストラリアの博物館ではアイヌ民族の遺骨を返還することで合意している」
(北海道アイヌ協会・阿部一司副理事長)「慰霊施設への集約や条件などが整った。適切な地域への返還の道筋をつけたい」
(北大アイヌ・先住民研究センター・加藤博文教授)「先住民族の遺骨の問題はオーストラリアだけでなく複数の国も残っている。オーストラリアの例は(遺骨返還の)ガイドラインをつくる上で重要な一歩」
菅官房長官も会見で、返還交渉に前向きな姿勢を示しました。
(菅官房長官)「アイヌの人々の希望を踏まえつつ、政府として返還の実現に最大限努力したい」
オーストラリア側は、遺骨返還に向けて正式な申請を求めていて、今後、北海道アイヌ協会と国とで、調整をすすめることになります。
http://www.news24.jp/nnn/news8816209.html

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アイヌ遺骨返還を伝達 豪大使、知事や協会幹部と会談

2017-06-09 | アイヌ民族関連
北海道新聞06/08 17:00

阿部副理事長(右)に遺骨返還に関する考えを記した文書を手渡し、握手を交わすコート大使=8日午後0時25分、札幌市中央区(中村祐子撮影)
 アイヌ民族の遺骨がオーストラリアの博物館に保管されている問題で、リチャード・コート駐日オーストラリア大使が8日、高橋はるみ知事、北海道アイヌ協会の阿部一司副理事長と札幌市内で相次いで会談した。コート大使は、同国内の博物館2カ所にアイヌ民族の遺骨が3体あり、それぞれ返還する考えがあることを伝えた。オーストラリア側が返還の意思を明言したのは初めて。
 コート大使は両者との会談後、記者団に対し、二つの博物館は、北海道アイヌ協会側から返還申請してもらうことを希望していると説明。「前向きな動きはすばらしい。関係が発展することを期待したい」と述べた。阿部副理事長は返還を求める意向を示した上で「関係機関と相談しながら慎重に進めたい」と話した。
 内閣官房アイヌ総合政策室によると、駐日オーストラリア大使館から5月下旬、国立オーストラリア博物館などに3体の遺骨が保管されているとの情報提供があった。
 オーストラリア国内には、国立ビクトリア博物館が1936年(昭和11年)、同国の先住民族 アボリジニ の遺骨と交換する形で、東大からアイヌ民族の複数体の遺骨を受け取ったとの記録が残っている。東大総合研究博物館はアボリジニの遺骨の有無を明らかにしていない。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0408314.html


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七飯・木村捷司記念室 今季開館 肖像画や風景画61点 「自由な感性で見て」

2017-06-09 | アイヌ民族関連
北海道新聞06/08 17:00
 【七飯】七飯にアトリエを構えて創作活動を続けた函館出身の洋画家木村捷司(1905~91年)の作品を展示する私設美術館「木村捷司記念室」(鳴川1)が今季の開館を迎えた。昨季から3分の2以上の作品を入れ替え、アイヌ民族の肖像画やエジプトの風景画など61点を展示しており、木村の画業を振り返ることができる。
 木村は東京美術学校(現東京芸大)で西洋画を学び、卒業後は函館に戻って創作活動を続けた。その後、七飯に自宅兼アトリエを構え、91年に85歳で亡くなるまで意欲的に絵を描き続けた。私設美術館は次男の裕行さん(70)が、自宅を改装して1993年に開いた。毎年、資料を含めた所蔵約600点の中から、一部を入れ替えながら展示している。
 作品は1階と2階に展示され、1階は海外風景がメイン。晩年に取材旅行で出かけたロシアのバイカル湖の風景画などが並んでいる。アフガニスタンの斜面に密集する土の家々を描いた「カブール街景」は初公開となる。荒々しい風景の空気感が伝わる大胆なタッチが特徴だ。
全文閲覧は電子版会員限定です。ログインまたはお申し込みの上、ご利用ください。
 2階の目玉作品は、昨年寄贈を受けた「タマサイをつけたフッチ(美幌にて)」。タマサイと呼ばれる首飾りを付けたアイヌ民族の女性を描いた15号の肖像画で、厳しい表情の中にも優しいまなざしが感じられる。裕行さんは「その人に寄り添って描いた雰囲気が伝わってくる」と説明する。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/donan/1-0408264.html

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JR北海道 宿泊券や乗船券当たる 22日から夏のスタンプラリー /北海道

2017-06-09 | アイヌ民族関連
会員限定有料記事 毎日新聞2017年6月8日 地方版
 JR北海道は22日から、鉄道で道内を周遊する「夏の北海道スタンプラリー」を始める。4コースから指定2カ所と自由選択2カ所以上のスタンプを集めて応募すれば、抽選でホテル宿泊券やフェリー乗船券が当たる。
 4コースは▽知床半島などの「道東・国立公園満喫コース」▽作家の三浦綾子さんのゆかりの地をまわる「道北・三浦綾子の文学コース」▽北海道新幹線の利用も可能な「道南・北の南満喫コース」▽開拓の歴史やアイヌ文化に触れる「道央・北海道の歴史コース」。
(全文313文字)
https://mainichi.jp/articles/20170608/ddl/k01/020/169000c

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初の「笹本恒子写真賞」に宇井真紀子さん アイヌの人たちの今を写真に

2017-06-09 | アイヌ民族関連
デジカメ Watch-2017年6月8日 07:00市井康延

公益社団法人 日本写真家協会は若手写真家を対象に顕彰する笹本恒子写真賞を制定し、第1回の受賞者に宇井真紀子さんを選んだ。東京都写真美術館で公開する映画「笑う101歳×2 笹本恒子 むのたけじ」の初日に合わせ、6月3日、同美術館会議室で記者発表会を開いた。
笹本恒子さんは1914年生まれで、今年103歳を迎える。日本で最初の女性報道写真家であり、1950年、約70名の会員で設立した日本写真家協会の創立メンバーの1人でもある。初代会長は木村伊兵衛。
この賞は、笹本さんから私費の寄付とともに女性写真家の活動に寄与する賞ができないかと協会に打診があり、立ち上げられた。写真関係者から推薦された16名の候補から、椎名誠、大石芳野、熊切圭介の3名で審査を行なった。受賞者には賞金30万円が贈られる。
アイヌの人たちとともに
宇井さんは1992年、アイヌの聖地だった北海道の二風谷地区(1997年にダムが完成し村は水没)を訪れ、以来、各地に住むアイヌの人たちを取材してきた。今年5月にはアイヌをテーマにしたものでは4冊目の写真集「アイヌ、100人のいま」(冬青社刊)を出版した。
同じ日本人の中で、差別され続けている民族がいることを知り、調べ始めた。写真家として活動を始めた時、幼い女児を抱えるシングルマザーでもあった。
「取材はいつも子連れでした。訪ねた家で、子どもが水をこぼした時、主である人は『そこに水を飲みたい人がいたんだね』と優しく言った」
同じ言葉、考え方はその後、出会ったアイヌの人からも聞くことになった。そうした生きる姿勢への敬意、共感が今も活動を続ける原動力なのかもしれないと宇井さんは話す。
取材を続ける中で、苦労した点を問われると、宇井さんは「自分がアイヌを侵略した倭人であること」がずっと引け目になっていたという。
アイヌの人たちは一方的に研究対象にされてきたことで、撮られることに対して嫌悪感を持つ人がたくさんいる。最初から撮ることはせず、自分を理解してもらった上で撮影をしてきた。
「実際は温かく受け入れてくれる人が多かったのですが、自分の中で彼らとどう関われば良いか、答えが出ないままずっとやってきました」
アイヌ民族で、国会議員も務めた萱野茂さんという方がいた。笹本さんも北海道にアイヌの村を訪ね、彼に取材しようとしたことがあった。彼が海外から帰国する日に、笹本さんは帰京せざるを得ず、会うことはかなわなかった。
この日、宇井さんは笹本さんに写真集「アイヌ、100人のいま」を贈った。そこで写された1人には故萱野茂さんの夫人、れい子さんがいるそうだ。
宇井さんはこれまで写真集、写真展などでアイヌの今を発信してきた。が、まだまだアイヌのことを知る人が少ないことを痛感し、この写真集を発案している。
アイヌの人たちは日本全国で暮らしている。この写真集は被写体となったアイヌの人から、次に撮影する人を紹介してもらってつないでいった。当たり前にあるアイヌの今を形にしたかったからだ。
モデルとなる人に撮影場所、服装なども委ねた。会ってすぐに撮影が住むこともあれば、数日、滞在したこともある。訪ねた場所は17都道府県。
制作費は当然、自前。途中で貯金が底をついき、クラウドファンディングで資金を調達した経緯もある。
「アイヌの取材はこれからも継続します。できればこの手法で1,000人を撮りたいと思っています」
受賞作品展「宇井真紀子とアイヌ」(仮称)
アイデムフォトギャラリー「シリウス」
会期:2017年12月14日(木)〜12月20日(水)
時間:10時〜18時(最終日は15時まで)
住所:東京都新宿区新宿1-4-10 アイデム本社ビル2F
宇井眞紀子写真展「アイヌ、100人のいま」
キヤノンギャラリー銀座
会期:2017年6月8日(木)〜6月14日(水)
時間:10時半〜18時半(最終日は15時まで)
休館日:日曜、祝日
住所:東京都中央区銀座3-9-7
キヤノンギャラリー大阪
会期:2017年7月13日(木)〜7月19日(水)
時間:10時〜18時(最終日は15時まで)
休館日:日曜、祝日
住所:大阪市北区中之島3-2-4 中之島フェスティバルタワー・ウエスト1階
キヤノンギャラリー札幌
会期:2017年7月27日(木)〜8月9日(水)
時間:10時〜18時
休館日:土曜、日曜 、祝日
住所:札幌市中央区北3条西4-1-1 日本生命札幌ビル 高層棟1階
市井康延
(いちいやすのぶ)1963年、東京生まれ。ここ数年で、新しいギャラリーが随分と増えてきた。若手写真家の自主ギャラリー、アート志向の画廊系ギャラリーなど、そのカラーもさまざまだ。必見の写真展を見落とさないように、東京フォト散歩でギャラリー情報の確認を。写真展の開催情報もお気軽にお寄せください。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/1063961.html

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