詩篇 74:1-3
「神よ、なぜ、われらをとこしえに捨てられるのですか。なぜ、あなたの牧の羊に怒りを燃やされるのですか。 昔あなたが手に入れられたあなたの公会、すなわち、あなたの嗣業の部族となすためにあがなわれたものを思い出してください。あなたが住まわれたシオンの山を思い出してください。 とこしえの滅びの跡に、あなたの足を向けてください。敵は聖所で、すべての物を破壊しました。」
神様が永遠にその御名を置くと言われたエルサレムの神殿は、バビロンによって徹底的に破壊されてしまいました。たといそれが自らの不信仰の故であったとしても、神様の御臨在の象徴を完全に失ってしまったイスラエルの人々の悲しみはどれほど深いものだったでしょう。今の私たちも同様に、神様は何故このような試練に遭わせるのだろうかと叫ばざるを得ないときがあります。そのような状況でも、私たちにできることがあります。それは、決して廃れることのない神様の約束を「思い出してください」と、心を砕いて祈ることです。神様は一時的には試練の中を通過させられても、その先には必ず約束の成就が待っています。今は悲しく苦しくとも、諦めることなく主に向かって「思い出してください」と祈り続ける私たちでありますように。
http://bible.com/81/psa.74.1-3.ja1955
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詩篇 74:9-11
「われらは自分たちのしるしを見ません。預言者も今はいません。そしていつまで続くのか、われらのうちには、知る者がありません。 神よ、あだはいつまであざけるでしょうか。敵はとこしえにあなたの名をののしるでしょうか。 なぜあなたは手を引かれるのですか。なぜあなたは右の手をふところに入れておかれるのですか。」
試練の中にいる私たちにとって最大の苦しみは、この試練がいつまで続くのかがわからないことです。神様の救いの御手が動くときを今か今かと待ち続ける私たちにとって、一向に状況が変わらないと不安になり、苦しみが更に倍増します。だからこそ「いつまでですか」と神様に訴える以外にないのです。人は待つことが不得手です。特にインスタント文化に慣れ親しんだ私たちは、神様の定められたときを待ち続けることができず、自分で解決を図ろうとしてしまいます。しかし「主よ何故ですか？」という問いかけを通してでしか知ることのできない神様の戒めがあります。苦しみの沈黙の中で語られる神様の細き御声を聞き分けることのできるよう、「主よ何故ですか？」と問い続けさせていただく私たちでありますように。
http://bible.com/81/psa.74.9-11.ja1955
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詩篇 74:12-17
「神はいにしえからわたしの王であって、救を世の中に行われた。 あなたはみ力をもって海をわかち、水の上の龍の頭を砕かれた。 あなたはレビヤタンの頭をくだき、これを野の獣に与えてえじきとされた。 あなたは泉と流れとを開き、絶えず流れるもろもろの川をからされた。 昼はあなたのもの、夜もまたあなたのもの。あなたは光と太陽とを設けられた。 あなたは地のもろもろの境を定め、夏と冬とを造られた。」
苦しみを乗り越える力を得る唯一の方法は、今まで神様が私たちのために成し遂げてくださった恵みを数えて思い起こすことです。私たちは未来を見通すことはできませんが、過去を振り返ることはできます。そのときに大切なことは、単に「あのころは良かった」と懐古主義に浸るだけに終始するのではなく、あの日、あのとき、あの場所で恵みを賜った神様は、必ず将来の私にも恵みを注いでくださると、神様の恵みを未来につなげることです。今の苦しい現状を素直に受け入れ、過去の恵みの数々を未来の希望へとつなぐ信仰を授けていただく私たちでありますように。
http://bible.com/81/psa.74.12-17.ja1955
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詩篇 74:18-21
「主よ、敵はあなたをあざけり、愚かな民はあなたのみ名をののしります。この事を思い出してください。 どうかあなたのはとの魂を野の獣にわたさないでください。貧しい者のいのちをとこしえに忘れないでください。 あなたの契約をかえりみてください。地の暗い所は暴力のすまいで満ちています。 しえたげられる者を恥じさせないでください。貧しい者と乏しい者とにみ名をほめたたえさせてください。」
神様は私たちの業に応じて必ず報いられるお方です。ですから神をも恐れぬ敵に対しては、彼らの悪行三昧を決して忘れに覚えてくださいと、率直に祈り求めることが許されています。少なくとも自ら手を下すよりはよほど健全な信仰です。そして自らは忠実に神様の御言葉に聞き従い、悪しき者と共に滅ぼされるべき者とならないよう己の身をわきまえ、神様をほめたたえることが、試練からの脱却の秘訣です。
http://bible.com/81/psa.74.18-21.ja1955
「神よ、なぜ、われらをとこしえに捨てられるのですか。なぜ、あなたの牧の羊に怒りを燃やされるのですか。 昔あなたが手に入れられたあなたの公会、すなわち、あなたの嗣業の部族となすためにあがなわれたものを思い出してください。あなたが住まわれたシオンの山を思い出してください。 とこしえの滅びの跡に、あなたの足を向けてください。敵は聖所で、すべての物を破壊しました。」
神様が永遠にその御名を置くと言われたエルサレムの神殿は、バビロンによって徹底的に破壊されてしまいました。たといそれが自らの不信仰の故であったとしても、神様の御臨在の象徴を完全に失ってしまったイスラエルの人々の悲しみはどれほど深いものだったでしょう。今の私たちも同様に、神様は何故このような試練に遭わせるのだろうかと叫ばざるを得ないときがあります。そのような状況でも、私たちにできることがあります。それは、決して廃れることのない神様の約束を「思い出してください」と、心を砕いて祈ることです。神様は一時的には試練の中を通過させられても、その先には必ず約束の成就が待っています。今は悲しく苦しくとも、諦めることなく主に向かって「思い出してください」と祈り続ける私たちでありますように。
http://bible.com/81/psa.74.1-3.ja1955
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詩篇 74:9-11
「われらは自分たちのしるしを見ません。預言者も今はいません。そしていつまで続くのか、われらのうちには、知る者がありません。 神よ、あだはいつまであざけるでしょうか。敵はとこしえにあなたの名をののしるでしょうか。 なぜあなたは手を引かれるのですか。なぜあなたは右の手をふところに入れておかれるのですか。」
試練の中にいる私たちにとって最大の苦しみは、この試練がいつまで続くのかがわからないことです。神様の救いの御手が動くときを今か今かと待ち続ける私たちにとって、一向に状況が変わらないと不安になり、苦しみが更に倍増します。だからこそ「いつまでですか」と神様に訴える以外にないのです。人は待つことが不得手です。特にインスタント文化に慣れ親しんだ私たちは、神様の定められたときを待ち続けることができず、自分で解決を図ろうとしてしまいます。しかし「主よ何故ですか？」という問いかけを通してでしか知ることのできない神様の戒めがあります。苦しみの沈黙の中で語られる神様の細き御声を聞き分けることのできるよう、「主よ何故ですか？」と問い続けさせていただく私たちでありますように。
http://bible.com/81/psa.74.9-11.ja1955
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詩篇 74:12-17
「神はいにしえからわたしの王であって、救を世の中に行われた。 あなたはみ力をもって海をわかち、水の上の龍の頭を砕かれた。 あなたはレビヤタンの頭をくだき、これを野の獣に与えてえじきとされた。 あなたは泉と流れとを開き、絶えず流れるもろもろの川をからされた。 昼はあなたのもの、夜もまたあなたのもの。あなたは光と太陽とを設けられた。 あなたは地のもろもろの境を定め、夏と冬とを造られた。」
苦しみを乗り越える力を得る唯一の方法は、今まで神様が私たちのために成し遂げてくださった恵みを数えて思い起こすことです。私たちは未来を見通すことはできませんが、過去を振り返ることはできます。そのときに大切なことは、単に「あのころは良かった」と懐古主義に浸るだけに終始するのではなく、あの日、あのとき、あの場所で恵みを賜った神様は、必ず将来の私にも恵みを注いでくださると、神様の恵みを未来につなげることです。今の苦しい現状を素直に受け入れ、過去の恵みの数々を未来の希望へとつなぐ信仰を授けていただく私たちでありますように。
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詩篇 74:18-21
「主よ、敵はあなたをあざけり、愚かな民はあなたのみ名をののしります。この事を思い出してください。 どうかあなたのはとの魂を野の獣にわたさないでください。貧しい者のいのちをとこしえに忘れないでください。 あなたの契約をかえりみてください。地の暗い所は暴力のすまいで満ちています。 しえたげられる者を恥じさせないでください。貧しい者と乏しい者とにみ名をほめたたえさせてください。」
神様は私たちの業に応じて必ず報いられるお方です。ですから神をも恐れぬ敵に対しては、彼らの悪行三昧を決して忘れに覚えてくださいと、率直に祈り求めることが許されています。少なくとも自ら手を下すよりはよほど健全な信仰です。そして自らは忠実に神様の御言葉に聞き従い、悪しき者と共に滅ぼされるべき者とならないよう己の身をわきまえ、神様をほめたたえることが、試練からの脱却の秘訣です。
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