ヨブ記 32:1-3
「このようにヨブが自分の正しいことを主張したので、これら三人の者はヨブに答えるのをやめた。 その時ラム族のブズびとバラケルの子エリフは怒りを起した。すなわちヨブが神よりも自分の正しいことを主張するので、彼はヨブに向かって怒りを起した。 またヨブの三人の友がヨブを罪ありとしながら、答える言葉がなかったので、エリフは彼らにむかっても怒りを起した。」
自分がこれまで行ってきた数々の善行を挙げてヨブが自分の正しさを主張したため、３人の友人はもはや返す言葉も失ってしまいました。すると、これまで対話を聞くのみで口を挟むことを差し控えてきた若者エリフが、神様に向かって自分の義を主張したヨブに対して、またヨブを罪人扱いしながら何の罪も指摘できなかったた友人たちに対して、聖なる怒りを発しました。
私たちの義は決して神様の義に優るものではなく、自分を神様よりも正しいと主張することは罪です。また根拠なく人を罪に定めることも大きな罪です。人を義と認め、また罪に定めるのは神様です。私たちは自分の価値基準で己の義を主張したり、人を罪に定めたりしてはなりません。
http://bible.com/81/job.32.1-3.ja1955
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ヨブ記 32:4-7
「エリフは彼らが皆、自分よりも年長者であったので、ヨブに物言うことをひかえて待っていたが、 ここにエリフは三人の口に答える言葉のないのを見て怒りを起した。 ブズびとバラケルの子エリフは答えて言った、「わたしは年若く、あなたがたは年老いている。それゆえ、わたしははばかって、わたしの意見を述べることをあえてしなかった。 わたしは思った、『日を重ねた者が語るべきだ、年を積んだ者が知恵を教えるべきだ』と。」
この章で初めて登場したエリフは、ヨブやヨブの３人の友人たちよりも年若き人であったようです。そのためエリフは彼らの議論には加わらず、むしろ人生経験豊かな彼らの議論に期待して発言を差し控えてきました。しかし彼らの議論は神様の真理に基づくものではなく、結局は自分たちの意見の応報に過ぎませんでした。神様の御心を求め、摂理に基づく真摯な議論であればよいのですが、私たちは無意味な論争を好んではなりません。
http://bible.com/81/job.32.4-7.ja1955
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ヨブ記 32:8-9, 11-13, 15
「しかし人のうちには霊があり、全能者の息が人に悟りを与える。 老いた者、必ずしも知恵があるのではなく、年とった者、必ずしも道理をわきまえるのではない。
…
見よ、わたしはあなたがたの言葉に期待し、その知恵ある言葉に耳を傾け、あなたがたが言うべき言葉を捜し出すのを待っていた。 わたしはあなたがたに心をとめたが、あなたがたのうちにヨブを言いふせる者はひとりもなく、また彼の言葉に答える者はひとりもなかった。 おそらくあなたがたは言うだろう、『われわれは知恵を見いだした、彼に勝つことのできるのは神だけで、人にはできない』と。
…
彼らは驚いて、もはや答えることをせず、彼らには、もはや言うべき言葉がない。」
亀の甲より年の功、という諺があるように、私たちは人生経験豊かな人の知恵に期待します。しかし自分よりも年長者たちの議論に期待して黙って聞いてきたエリフは、詰まるところ人の知恵に終始したことに失望し、知恵の霊を与えるのは年齢ではなく神様だと悟りました。そしてこの後、自分が神様から授かった真理の知恵について語り出します。年長者を立てることは美徳とされますが、真理については必ずしもその通りではありません。
http://bible.com/81/job.32.8-9,11-13,15.ja1955
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ヨブ記 32:16-18, 21-22
「彼らは物言わず、立ちとどまって、もはや答えるところがないので、わたしはこれ以上待つ必要があろうか。 わたしもまたわたしの分を答え、わたしの意見を述べよう。 わたしには言葉が満ち、わたしのうちの霊がわたしに迫るからだ。
…
わたしはだれをもかたより見ることなく、また何人にもへつらうことをしない。 わたしはへつらうことを知らないからだ。もしへつらうならば、わたしの造り主は直ちにわたしを滅ぼされるであろう。」
ヨブは自分の義を過度に主張し、友人たちは根拠もなくヨブを断罪しました。これらの過ちをエリフは黙って見過ごすことはできなくなり、神様の霊に満たされて聖なる怒り、義憤を発して、神様から自分に授けられた真理の知恵に基づいて彼らの過ちを指摘しようと、その口を開きました。もし年長者の発言や見解が神様の真理と照らして誤っているようであれば、私たちは臆することなく、神様から授かった御言葉の真理を語る勇気を持ち合わせたいと願います。
http://bible.com/81/job.32.16-18,21-22.ja1955
「このようにヨブが自分の正しいことを主張したので、これら三人の者はヨブに答えるのをやめた。 その時ラム族のブズびとバラケルの子エリフは怒りを起した。すなわちヨブが神よりも自分の正しいことを主張するので、彼はヨブに向かって怒りを起した。 またヨブの三人の友がヨブを罪ありとしながら、答える言葉がなかったので、エリフは彼らにむかっても怒りを起した。」
自分がこれまで行ってきた数々の善行を挙げてヨブが自分の正しさを主張したため、３人の友人はもはや返す言葉も失ってしまいました。すると、これまで対話を聞くのみで口を挟むことを差し控えてきた若者エリフが、神様に向かって自分の義を主張したヨブに対して、またヨブを罪人扱いしながら何の罪も指摘できなかったた友人たちに対して、聖なる怒りを発しました。
私たちの義は決して神様の義に優るものではなく、自分を神様よりも正しいと主張することは罪です。また根拠なく人を罪に定めることも大きな罪です。人を義と認め、また罪に定めるのは神様です。私たちは自分の価値基準で己の義を主張したり、人を罪に定めたりしてはなりません。
http://bible.com/81/job.32.1-3.ja1955
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ヨブ記 32:4-7
「エリフは彼らが皆、自分よりも年長者であったので、ヨブに物言うことをひかえて待っていたが、 ここにエリフは三人の口に答える言葉のないのを見て怒りを起した。 ブズびとバラケルの子エリフは答えて言った、「わたしは年若く、あなたがたは年老いている。それゆえ、わたしははばかって、わたしの意見を述べることをあえてしなかった。 わたしは思った、『日を重ねた者が語るべきだ、年を積んだ者が知恵を教えるべきだ』と。」
この章で初めて登場したエリフは、ヨブやヨブの３人の友人たちよりも年若き人であったようです。そのためエリフは彼らの議論には加わらず、むしろ人生経験豊かな彼らの議論に期待して発言を差し控えてきました。しかし彼らの議論は神様の真理に基づくものではなく、結局は自分たちの意見の応報に過ぎませんでした。神様の御心を求め、摂理に基づく真摯な議論であればよいのですが、私たちは無意味な論争を好んではなりません。
http://bible.com/81/job.32.4-7.ja1955
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ヨブ記 32:8-9, 11-13, 15
「しかし人のうちには霊があり、全能者の息が人に悟りを与える。 老いた者、必ずしも知恵があるのではなく、年とった者、必ずしも道理をわきまえるのではない。
…
見よ、わたしはあなたがたの言葉に期待し、その知恵ある言葉に耳を傾け、あなたがたが言うべき言葉を捜し出すのを待っていた。 わたしはあなたがたに心をとめたが、あなたがたのうちにヨブを言いふせる者はひとりもなく、また彼の言葉に答える者はひとりもなかった。 おそらくあなたがたは言うだろう、『われわれは知恵を見いだした、彼に勝つことのできるのは神だけで、人にはできない』と。
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彼らは驚いて、もはや答えることをせず、彼らには、もはや言うべき言葉がない。」
亀の甲より年の功、という諺があるように、私たちは人生経験豊かな人の知恵に期待します。しかし自分よりも年長者たちの議論に期待して黙って聞いてきたエリフは、詰まるところ人の知恵に終始したことに失望し、知恵の霊を与えるのは年齢ではなく神様だと悟りました。そしてこの後、自分が神様から授かった真理の知恵について語り出します。年長者を立てることは美徳とされますが、真理については必ずしもその通りではありません。
http://bible.com/81/job.32.8-9,11-13,15.ja1955
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ヨブ記 32:16-18, 21-22
「彼らは物言わず、立ちとどまって、もはや答えるところがないので、わたしはこれ以上待つ必要があろうか。 わたしもまたわたしの分を答え、わたしの意見を述べよう。 わたしには言葉が満ち、わたしのうちの霊がわたしに迫るからだ。
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わたしはだれをもかたより見ることなく、また何人にもへつらうことをしない。 わたしはへつらうことを知らないからだ。もしへつらうならば、わたしの造り主は直ちにわたしを滅ぼされるであろう。」
ヨブは自分の義を過度に主張し、友人たちは根拠もなくヨブを断罪しました。これらの過ちをエリフは黙って見過ごすことはできなくなり、神様の霊に満たされて聖なる怒り、義憤を発して、神様から自分に授けられた真理の知恵に基づいて彼らの過ちを指摘しようと、その口を開きました。もし年長者の発言や見解が神様の真理と照らして誤っているようであれば、私たちは臆することなく、神様から授かった御言葉の真理を語る勇気を持ち合わせたいと願います。
http://bible.com/81/job.32.16-18,21-22.ja1955
