一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1834   父の日や父に逢はむと生まれ来し   渥子

2017年06月23日 | 

 この句のように、この世に「父と逢うために生まれて来た」と実感している人はどの位いるだろうか。「お父さん、あなたの子供で幸せでした」と思っている人は、どの位いるだろうか。

 私の場合、父は戦争帰りだったから、唯々こわい存在だった。心を開いて話すなんて、とてもできなかった。だから、家を出たし帰ろうとは思わなかった。十数年後、結局帰ったけれど。

 今年私は、父と同年齢になった・・・・なってしまった。今は、父が恋しい。話がしたい。

ガクアジサイ

シラタマウツギ

コメント
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