(たねいもを うずむあさからず ふかからず)
「イモ」は、大きく分けると
ヤマイモ(山薯)・・・日本原産のヤマイモ。古来は、薯蕷(しょよ、やまのいも)と
呼ばれた。自然薯(じねんじょ)ともいう。
サトイモ(里芋)・・・縄文時代に渡来した。山で育つ山の芋に対して、里で育て
られるので「里芋」という。
ジャガイモ(馬鈴薯)・・・江戸時代初期に伝来した。
サツマイモ(薩摩藷)・・・江戸時代中期に伝来した。甘藷(カンジョ)
などであるが、現代では、ヤマイモ、サトイモ、サツマイモ、ジャガイモ、コンニャクイモなどは、単に「芋」の字を当てる場合が多い。この句の場合は、ジャガイモかサトイモだろう。
シキミ(樒、櫁、梻 )