答えは現場にあり!技術屋日記

還暦過ぎの土木技術者のオジさんが、悪戦苦闘七転八倒で生きる日々の泣き笑いをつづるブログ。

『宇宙が教える人生の方程式』(佐治晴夫)を読む

2019年06月24日 | 読む・聴く・観る

今回の遠征のあいだ、何冊かの本を読んだが、どれもしっくりくるやつがない。

ということは、ここで紹介するほどのものはない、ということなのだが、そんななかで唯一おもしろかったのが、佐治晴夫さんの『宇宙が教える人生の方程式』だ。

 

宇宙が教える人生の方程式 (幻冬舎単行本)
佐治 晴夫
幻冬舎

 

・・・・・・

 何事も「今さら」といって諦めるのではなく、その「さ」を「か」に入れ替えて、いつもが「今から」の時期だと考えて生きてみたらどうでしょう。そのことに気づくと人生が変わります。つまり「かわる」とは、「か」と「わ」の順序が入れ替わって、「わかる」ことの結果なのです。それが学ぶということの意味であり、教育とは、まさに、「わかる」ことによって「かわる」プロセスなのです。(Kindleの位置No.100あたり)

・・・・・・

ふむふむ、これなら皆さんに紹介するに値する。

と、上のテクストをキーボードで打ち込んでいると、

「?」

若干の疑念が生じた。

これ、読んだことがあるんじゃないか?

そんなはずはない。

調べてみた。

あった。

『「わかる」ことは「かわる」こと』という養老孟司さんとの対談本に同様のことが書かれており、なおかつそれを、1月7日の当ブログで紹介していたのだ。

 

「わかる」ことは「かわる」こと

養老孟司

佐治晴夫

河出書房新社

 

・・・・・・ 

昔は年寄りが「いまさら」という言い方をしていましたけれど、最近はその年代が下がってきていますよね。何を言っても「いまさら」と答えるんですよ。だから僕は、「さ」を「か」に変えろって言っている。「いまさら」じゃなくて「いまから」にしなさいと。(P.143)

・・・・・・

「今さら」と「今から」、

「わかる」と「かわる」、

まして一方はタイトルがそのものズバリなのに、読んだことを忘れ、初めて目にしたかのように感心した。

ふ~

あぶないあぶない。

今回はとりあえずセーフだが、いつ同様のことをしているか、知れたものではない。

ま、よいではないか。

そんなこんなを抱えながら、これからも生きていこう。

「今さら」ではなく「今から」だ。


(と、いささか無理のある締めくくりで本日は終了、ではまたあした)



 

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2 コメント

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自然数 (絵本のまち有田川)
2020-01-13 16:24:53
 自然数は、[絵本]「もろはのつるぎ」で・・・
自然数の本性 (いつの日か星になるまで)
2023-10-25 20:04:51
 ≪…「わかる」と「かわる」…≫に、「わかることはかわること」との本がある。
 数の言葉ヒフミヨ(1234)が、カタチ(〇△□ながしかく)からの送りモノとして眺めると、数学共同体の数学符号(∞ 1 0 i e π)や演算符号(+-×÷√=)らを[ヒフミヨ]は、【摂取不捨】している・・・

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