答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

つくりこまないPPT

2017年02月24日 | ちょっと考えたこと(仕事編)

 

 

2年ぶりに主任技術者を勤めた工事が完了。きのう、その完成検査があり、当社恒例、検査初っぱなに披露する完成検査プレゼンテーションをわたしが受け持った。

今回のテーマは、「つくりこまないPPT」。画面からは説明のコメントを極力排し、大写しにした画像や資料から説明を展開していくというパターンだ。しかも、「アレもこれも何もかにもを伝えたい系」のわたしにしては珍しく、ポイントを必要最低限(だと本人は思ってる)にしぼり絞りこんで、である。

 

一年ちょっと前、『「伝わらないプレゼンテーション」に共通する3つの症状』(中原淳、Yahooライフ、2016.1.12)というWeb記事を読んだ。そこには、

1.あれも、これも病

2.観察できない病

3.沈黙が怖い病

この3つの症状が見られたら、「頑張ってはいるんだけど聴衆にはイマイチ、ピンとこない”残念なプレゼンテーション”」なんだと書かれていた。特に「あれも、これも病」にはイチイチ思い当たる節があり、思わず胸をおさえながら読んだ記憶がある。

 

「あれも、これも病」は、「プレゼンの内容・スライドの枚数を精選することができず、とにかく、自分の手持ちのコンテンツをあるだけぶち込んでプレゼンをしてしまうこと」です。

(略)

つまり、「正確に伝えるためには、あの角度からも、この角度からも、徹底的に正確な情報を与えなければならない」という「善意」が発動すると、さらに「よかれと思って」詰め込みます。

 

あれから一年、幾度か人さまの前でプレゼンテーションを行った。依然として「あれも、これも」の傾向は治ってない。ついこの前も、その前も、そのまた前も、削れない自分にため息交じりで苦笑いをし、詰め込んだまま見切り発車をしてしまい、ついつい早口になりそのまま突っ走った(ような気がする)。

中原さんいわく、

 

言うまでも無いことですが、プレゼンの構成でもっとも必要なのは「引き算の美学」であり、「シンプルさ」の追求です。大切なのは、「何を喋るのか?」ではありません。むしろ「どこまで喋らないか?」を考えたいものです

 

さて、今回はどうだったのだろう。

目指したのは「つくりこまないPPT」。ポイントをしぼってシンプルにしゃべる。

少しはできたような・・・

いや、できなかったような・・・

いまさらながらにこの道、奥が深い。

 

 

  ↑↑ クリックすると現場情報ブログにジャンプします

 

           

            有限会社礒部組が現場情報を発信中です

 

     

   発注者(行政)と受注者(企業)がチームワークで、住民のために工事を行う。

 

 高知県情報ブログランキング参加用リンク一覧  

にほんブログ村

 

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

サンダーバードに揺られながら『男の作法』(池波正太郎)を読んだ

2017年02月23日 | 読む(たまに)観る

昭和56年といえば、わたしは24歳。

 

この本の中で私が語っていることは、かつては「男の常識」とされていたことばかりです。しかし、それは所詮、私の時代の常識であり、現代(いま)の男たちには恐らく実行不可能でしょう。時代と社会がそれほど変わってしまっているということです。(『男の作法』池波正太郎「はじめに」より)

 

と池波正太郎が書いているところの、「かつての男の常識」を「恐らく実行不可能」な「現代(いま)の男たち」の、れっきとした一員だった。そして1923年生まれの著者はこの年58歳。ちょうど今のわたしと同年代だ。時おりそんなことなどを思い浮かべながら、『男の作法』を読んだ。サンダーバードに揺られながら読んだ。

 

男の作法 (新潮文庫)
池波正太郎
新潮社

 

 やはり、顔というものは変わりますよ。だいたい若いうちからいい顔というものはない。男の顔をいい顔に変えて行くということが男をみがくことなんだよ。いまのような時代では、よほど積極的な姿勢で自分をみがかないと、みんな同じ顔になっちゃうね。(Kindle版位置No.202)

 

自分の顔がいい顔なのか、そうでもないのかは、断じて自分自身が決めることではない。いかな自惚れ屋のわたしとて、自分の顔がそれほどいい顔だとも思ってないが、たしかに言われてみればそのとおりではある。もちろん言わずもがな、この場合の「いい」とは、男前だとかハンサムだとかとは別の次元の「いい」であり、歳月を経てみがかれた男は、一様に顔がいい。その反対によくない顔は、いたずらに歳月を経てきたのみでみがかれてない証左である。

『男の作法』が書かれてから35年。ということはすなわち、池波正太郎が言うところの「いまのような時代」を「現在(いま)の男」としてわたしが生きて35年。この、「いい顔」の話を始めとして書きされていることの多くに共感し、著者がいうところの「かつての男の常識」の多くを、それほど「非常識」なものとして感じないのは、元々わたしがタイプとして「古い」人間だったからか。とはいえそれらの多くは、「いまのような時代」を生きてきたヘタレな現代の男たるわたしが、真似をしようともとうてい真似することができ得ないようなことばかり。

勉強になります。

サンダーバードに揺られながら、電子書籍で『男の作法』を読み、タブレットに頭を垂れるオジさんなのだった。


 

男の作法 (新潮文庫)
池波正太郎
新潮社


 

  ↑↑ クリックすると現場情報ブログにジャンプします

 

           

            有限会社礒部組が現場情報を発信中です

 

     

   発注者(行政)と受注者(企業)がチームワークで、住民のために工事を行う。

 

 

 高知県情報ブログランキング参加用リンク一覧  

にほんブログ村

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

北川村観光びらき2017は3月5日開催

2017年02月22日 | 北川村やまなみ太鼓

 

「北川村観光びらき2017」は3月5日開催。

出演アーティストの紹介をする北川村観光協会のブログには、よさこいダンシングチーム「花山海」、高知学芸高等学校吹奏楽部、アコーディオンの坂野志麻、ピアノ・シンガーソングライター樹奈・・・

って、おい、北川村やまなみ太鼓が載ってないではないか。

ということで、担当者から別件で電話がかかってきたのをこれ幸いにクレームを入れる。

 

「ワシらただの景気づけちゃうど(まあそういう側面は認めるけど)」

「アーティストと思うてないんかい(たしかにアーティストではないけど)」

「そういやいっつもワシらだけ抜かしとるやんけ」


いやはやまったく、タチが悪いオジさんだ。

で、その翌日。こんな書き出しから始まる文章がブログに載った。


北川村の男村民さんはみんな、優しいです。
ぶっきらぼうだったりしますが、結局、優しいです。
怒られたりもしますが、最後は、優しいです。

でも、一人だけ、何年経っても緊張する、怖い存在の男村民さんがいます(-_-;)

 ↓↓

きたがわさんぽ+Plus


そのあとにつづく画像は、なにが気に入らないのやら仏頂面で太鼓を叩くボウズ頭のオジさん。しかもあろうことかピンクのTシャツを着用してである。


やられた!


と苦笑いするわたし。

落とし前はWebでつける。ブログという土俵を持っているものとしては、当然の行為だ。

ところが・・・

読み進めると、どうも様子がちがう。

「怖いけれど・・・」というトーンなのである。

おまけに、最後は満面笑顔で鉢巻をまいたオジさんのドアップで締めくくるという、終わってみれば親愛の情に満ちあふれた記事。


やられた!


ふたたび苦笑いするしかないわたしなのだった。


 ↓↓

きたがわさんぽ+Plus

「北川村観光びらき2017」は3月5日開催。




  ↑↑ クリックすると現場情報ブログにジャンプします

 

           

            有限会社礒部組が現場情報を発信中です

 

     

   発注者(行政)と受注者(企業)がチームワークで、住民のために工事を行う。

 

 

 高知県情報ブログランキング参加用リンク一覧  

にほんブログ村


 

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

サンダーバード

2017年02月21日 | ちょっと考えたこと

さて、帰るとするか。

帰路につこうとしたわたしを金沢駅で待ち構えていた貼り紙ひとつ。

「列車の運転取り止めについて」。

 

 

工エエェェ(´д`)ェェエエ工

 

湖西線での強風のため、次の特急列車については

全区間運転を取り止めます。

お客様にはご迷惑をおかけしますが

ご理解をお願いいたします。

【12月21日(火)】

〈金沢~大阪間〉

(上り)サンダーバード16号(9時53分発)

    サンダーバード22号(11時55分発)

 

(゚◇゚)ガーン


な、なんということだ。わ、わたしが乗る予定のサンダーバードが・・・運転取り止め。

きのう、講演会場に着いたわたしにスタッフがかけてくれた言葉を思い出す。

 

「心配してたんですよ」

「?」

「この時季、鉄道はよく止まるんですよ、強風で」

 

そうだったのだ、とひとまず胸をなでおろすわたしが、ごめんなはり線~土讃線~山陽新幹線~湖西線~北陸線という最長経路をあえて選んだのは、ひとえにサンダーバードという名の特急に乗りたいがため。羽田経由小松空港という航空便や羽田空港経由北陸新幹線という複合技も選択肢としてあるにもかかわらず、サンダーバードを選んだのは、その名がインプットされた瞬間にあのテーマが頭のなかで響いたのが原因だった。

 

『サンダーバードのテーマ』 日本語フルバージョン THUNDERBIRDS


もちろん、このサンダーバードはあのサンダーバードとは関係なく、「雷鳥」という旧名を変更したサンダーバードなのだが、それにしても、郷愁とともに想い出がよみがえる名前ではある。だからサンダーバードを選んだのに・・・。

ん?待てよ。

と我に返るわたし。よくよく考えると、その前の便がある。そして前の便は運転取り止めのリストに含まれていない。なぜ?という疑問はおいといて、おそるおそる駅員さんに確かめてみる。


「ここに書いている便だけが運休なんですよね」

「そうです。今のところ、ここに書いてある2便だけです。」

「じゃあ、この2本のあいだの列車は動くんですよね」

「はい、今のところそのような予定です」

 

よし帰れる。

そそくさと土産と弁当を買い込み、ダッシュでホームへ。



11時24分のサンダーバードに乗り込み、ほっとしたのもつかの間。

強風のため湖西線は通らず、米原経由の琵琶湖線を迂回するので京都到着が遅れるというアナウンスが流れた。

まわり道か・・・・しゃあない、とあきらめるわたしの脳内に、またあのテーマ曲が鳴り響く。

 

『サンダーバードのテーマ』 日本語フルバージョン THUNDERBIRDS


まわり道は今に始まったことじゃない。

思えばあのころからずっとそうだった。

まわり道だよオイラの人生。

また楽しからずや。


 

  ↑↑ クリックすると現場情報ブログにジャンプします

 

           

            有限会社礒部組が現場情報を発信中です

 

     

   発注者(行政)と受注者(企業)がチームワークで、住民のために工事を行う。

 

 

 高知県情報ブログランキング参加用リンク一覧  

にほんブログ村

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

このレールのずっと向こう

2017年02月20日 | ちょっと考えたこと

 

6時31分発の二番列車を待つ。

終着駅は始発駅、の奈半利駅で。

「このレールのずっと向こう、どこまで行けるのかな」と、あてもなく北を目指した若いころがあったなと思い起こすが、もう、あてのない旅などできるはずもない。

目的地は金沢。講演者はわたしだけ。90分一本勝負、いわゆるワンマッチ興行である。

途中、『初対面でもはずむおもしろい伝え方の公式』(石田章洋)を読み、「おもしろい伝え方」について学ぶ。

 

 

いやいや笑いごとではない。

本人、まじめもマジメ、大真面目である。

「いったいオマエはどこへ行こうとしているのか」

別のわたしはそう嗤うのであるが・・・

 

初対面でも話しがはずむ おもしろい伝え方の公式
石田章洋
日本能率協会マネジメントセンター

 

 

  ↑↑ クリックすると現場情報ブログにジャンプします

 

           

            有限会社礒部組が現場情報を発信中です

 

     

   発注者(行政)と受注者(企業)がチームワークで、住民のために工事を行う。

 

 

 高知県情報ブログランキング参加用リンク一覧  

にほんブログ村

コメント
この記事をはてなブックマークに追加