答えは現場にあり!技術屋日記

還暦過ぎの土木技術者のオジさんが、悪戦苦闘七転八倒で生きる日々の泣き笑いをつづるブログ。

水底のシリウス

2017年04月02日 | オヤジのICT修業

 

自分が携わる現場に入る前に、こんなスケッチを描いたという技術屋さんに会った。施工シミレーションだ。

「いいですねえ」

「すごいですねえ」

と感嘆するわたし。

「全然ダメですよ。3Dじゃないし」

と答える彼。

「いやいや立派な3D、どころかプラス時間軸の4Dになる可能性もある。まさに”ゆる~いCIM”」

「だってデジタルの時代に紙に手描きですよ」

「デジタルとアナログの両刀を使えなきゃダメなんですよ、それに・・・」

「いいセンスしてますよねえ」

本当にアナタはすごいのだ、ということをわかってほしいわたしは、手を変え品を変え褒めてはみたが、敵もさるもの。いっこうに乗ってくる気配はない。やれ「遠近法になってない」だの、やれ「柱の太さが均等でない」だのと、いかにダメなのかを力説しつづけ、平行線のまま会話は他の話題へと変わっていった。

翌日、別の会社の経営者に、「これどう思います?」とくだんのスケッチを見せると、

「いいですねえコレ、じつにいい」と絶賛する。我が意を得たりと気をよくしたわたしが、同じSDカードに収まっていた「現場周辺でヒバリのさえずりが聞こえるようになりました」という報告文書の画像を見せると、

→『雲雀野にて

「感動した」とひと言。

 

いやあ日本は広い。

そしてわが業界は人材豊富だ。

たとえば「風の中のすばる」、たとえば「水底のシリウス」。

地上の星との出会いもまた、遠征の楽しみのひとつなのである。



地上の星 / 中島みゆき [公式]



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