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2010年2月24日 No.1093 完全偽装結婚と片偽装結婚
片偽装結婚という語源は 私 石田洋司が 作った言葉である。
私は約16年、国際結婚業界を裏から 表から 見て来ている。
A. 完全偽装結婚は 犯罪である。しかし 被害者はいない。
あえて言えば 日本国である。
1例として 完全偽装結婚の主導権は 日本側にある。
価格は概ね20万元(約300万円)を中国女性が払う。
結婚する名前を借す 大和男に100万円前後が払われ
中国に渡航して 結婚登記をする経費が 約50万円前後
中国女性を集める中国側業者が約50万円 の手数料
日本側業者が100万円の分配明細になる。
3人～5人まとめて連れて行く。
これは 犯罪である。
中国女性の出費も高い 。名前を貸す大和男も減少している。
入管の審査も厳しくなり 警察の捜査も厳しくなっている。減少傾向にはある様だ
B. 片偽装結婚は 民事の壁に隠れる完全犯罪である。
被害者は 安い国際結婚仲介業者に飛びつくか、 あるいは
出会系で結婚しようとする。 大和男が 被害者である。
そして 多くの大和男が結婚して 中国女性が 日本に来て 逃亡・蒸発され
悲嘆に暮れる数が多く 大きな社会問題になっている。
片偽装結婚の主導権は 中国側にある。
業者と女の取引値段は10万元+アルファーで 最高15万元位である。
それは 業者と女性のセリと同じ 因果関係にある。
ここで救えないのが 大和男が 大なり小なり の金品を支払い
現地へお見合いに行き 結婚を目的としている ところにある。
大きな社会問題ではあるが 合意して結婚した夫婦間の民事のロジックの問題で警察は介入できない 完全犯罪である。
困ったもんだが 段々片偽装結婚は 増加の傾向にある。
1例として 法務省 入国管理局の統計では 年間6000人前後の中国人が
婚姻による入国を果している。
厚労省の年間国際結婚統計は 10000人前後が結婚して離婚率は50％弱である。
つまり 年間 5000人が離婚している。
社会を賑しているのは 海外から国際結婚で来日して 逃亡・蒸発している例が
圧倒的に 多く、
在日中国女性の離婚は 海外国際結婚に比べて少なく、そう話題にならない。
但し 在日偽装結婚は 別の問題である。
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