『まだ、毎日がevery day!!』

- 入部正太朗のブログ -

矢板・片岡ロードレース

2017-07-30 15:53:03 | 日記
矢板・片岡ロードレースが終わりましたよ。

いやぁ、やっぱり栃木県は熱いですね。

コースも駅前を使ったり優勝賞金も20万円だったり自転車熱が凄いです。

こういうところで勝つと気持ち良いんだろうなと、レース前からワクワクしてました。

今日は1周が10キロぐらいのコースを9周する90キロのレース。

コースレイアウト的にもクネクネした細い区間があったり中々パンチの効いたアップダウンがあったりして面白そうな感じでした。

これは展開的にサバイバルレースになるだろうと予想してレースに臨みました。

いざレースが始まると予想通りアタック合戦が始まりどんちゃん騒ぎ。

シマノレーシングも最初からフルスロットルで攻め続けます。

僕も何回アタックしたか分からないぐらいアタック合戦に参加してました。

その代償でレース中盤に入るぐらいには中々脚に来ており、しんどい状態が続きます。笑

心境としては…

「やばい、テンション上がって行きすぎた…キツすぎる…千切れそうや…まだ中盤やで…オワタ」

といった感じですね。


(Shizu FURUSAKAさん)

この通り、集団後方でほぼ千切れかけてますね。かなり辛そうです。

でも、僕の場合はこの心理状態に入ってからランナーズハイ的な覚醒状態になる事が良くあるんです。これ本当です。自分でも分からないぐらい活力が湧いてくるんです。

ワンピースでいうとルフィがギアを入れる感じですね。

僕の中ではその覚醒状態に入るとギアセカンドから最大でギアフォースぐらいまでは入った事があります。

今年もツアーオブタイランド最終ステージや、ツールド熊野第1ステージや、西日本ロードクラシックなどで覚醒状態に入ってます。

その覚醒状態でギアフォースぐらいに入ると理解不能な事がおきます。

僕の10秒間の最大パワーのベストはどこで出たと思いますか⁇

練習で10秒間やっても出ない数値が、数年前のツールド沖縄で200キロ以上走ってきた最後のゴールスプリントで出ました。

ちなみにこれはギアセカンドぐらいですが、今年の一瞬の最大パワーは練習中に6.5倍ぐらいのパワーで5分ローテーションしてからの最後にスプリントした時です。

あっ、すんません。ちょっとレースの話から逸れ過ぎちゃいましたね。笑

つまり僕は…

「アドレナリン体質」

なんです。

という事で話を戻します。

とりあえず中盤ぐらいで既に体力を消耗していたのですが、レースが楽しくて勝手にギアセカンドぐらいまで入っちゃいました。

で、中盤以降もアタック合戦に参加し続けました。

そしてラスト2周に入る手前でついに有力な逃げが決まりました。

各有力チームが入ったこの逃げは10名ちょいで、シマノからは僕と秋田が入りました。

そして、この展開に更にワクワクしてしまって勝手にギアサードに入ります。

ギアサードに入ると後先考えずにアタックする習性があるので、気がつくと何故かその逃げ集団から1人で飛び出して独走状態に入っていました。

この時点で残り距離は20キロほど。

「はい、こんな感じ」

差は30秒ほど。

後ろは約10名で複数乗せているチームがアシストで牽引してくる事は目に見えています。

ですが、後ろには秋田もいてくれるし、何よりもその時の僕の心境が…

「ひゃっほー!イケイケー!楽しいぜー!望むところだぜ!」

となっていました。

中盤にオワタ風になっていたのにあら不思議。

僕の走り方が「三味線走り」と言われる由来はここにあるとみますね。

あれだけキツそうにしていたのに何故と思った方。

答えは「勝手にギアが入ったからです」

そんなこんなで1人旅をしていると後ろからブリッツェンの雨澤選手がブリッジしてきました。

やはり雨澤選手は強いですね。簡単にブリッジされてしまいました。

そして楽しい楽しい2人旅が始まります。


(jbcf ツイッター)

この時点でラスト15キロぐらいでしたかね。

でも、後ろも協力して追ってきた為2人旅も束の間ラスト1周ぐらいで追いつかれちゃいました。


(jbcf ツイッター)

距離にしてラスト10キロ地点ぐらいですね。

でも後ろも分裂があったみたいで追いつかれた時点で人数は6名まで絞られていました。

「あちゃー、雨澤選手と2人旅ならいけると思ったんだけどなぁ」

と思ったのも束の間…

「やったーもう一回バチバチやり合えるなんて幸せだぜ!楽しー!」

という心理状態になりました。

そして、楽しさのあまりラスト8キロ地点でもう一回アタックしちゃいました。

このアタックにはブリッツェンの飯野選手が反応してきて、今度は飯野選手との2人旅が始まります。


(jbcf ツイッター)

後ろは4名で差は15秒ぐらいの構図でレースは進みます。

すると、ラスト5キロ地点で、再びブリッツェンの雨澤選手がブリッジしてきます。

「むむっ!これは2対1の勝負ではないか!さぁやり合おうぜ!」

数的には不利ですが、なんか楽しさがどんどん込み上げてきちゃいました…。

この時点で前3名、15秒差で後ろ3名の構図になります。

案の定前ではブリッツェンの波状攻撃がガンガンきます。笑

この劣勢の状態でセオリー通りの攻撃を繰り出された事で更にテンションが上がります。

「もっときてくれ!ザ・ロードレースって感じやん!?ヒャッホー!」

そして、全ての攻撃を封じ込めました。

この3名のまま、スプリントに持ち込めば勝つチャンスを引き寄せる事が出来ると思いました。

ですが、その攻防戦も束の間、ラスト2キロ地点で後ろの3名に追いつかれてしまいました。

「あちゃー。追いつかれちゃった。6名のスプリントかなぁ。難しいよー(涙)」

そして、そのまま6名のスプリントになりました。

僕としては難しいスプリントを予想していたんですが、予想に反して、あっさりピュアスプリント対決になりました。笑

そして、レオモベルマーレの横塚選手が優勝で僕は2位という結果になりました。

えっ、ってかさ、あの、えっ…横塚選手…

「スプリントつっよー!!いや、番手ハマってたのに横にも並べないよー!」

僕は横塚選手の200メートル先行に対して、番手にハマっていたにもかかわらず、横に並ぶことも出来ずに完敗を喫しました。

まぁ、正直僕はスプリンターではないのですが、番手にハマっていたので明らかに有利な状況でした。

でも、横塚選手のスプリントになす術なく完敗を喫しました。

いやぁ、差せる気がしなかった。笑

「もはや付き切れ」

悔しいけど、完敗ですわ。

だから、やっぱり独走に持ち込まないとあかんですね。笑

でも、独走に持ち込む事は出来なかったので、まだまだ力不足ですね。

かなりチャレンジして力は出し切ったので、悔いはありません。

また、次頑張りますから。

「イケメン横塚選手、優勝おめでとうございます!」

次は、スプリントにさせないように頑張りますので、また勝負してください。笑

そんなこんなで今日も無事にレースを終えました。

応援してくださった方々、サポートして下さった方々、ありがとうございました!


(Shizu FURUSAKAさん)

P.S 優勝賞金20万欲しかった…



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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2017-07-30 18:42:05
現地で逃げる姿見てましたけどやっぱりカッコイイっすね

結構差が開いたり二人になったりで熱かったー
返信する
Unknown (Unknown)
2017-07-30 20:16:41
レジェンド対決での野寺監督を見て、シマノの愉快なチームっぷりの謎が解けました(笑)安原監督よりオモロかったです!
…にしても、賞金20万円と知った時のしょーたろさんの顔、わかりやす過ぎて笑えました。先に知ってたら結果は違ってたでしょうね〜。
次、またしょーたろさんのパフォーマンスを楽しみにしています☺️
返信する

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