【写真：ヴォーリズが設計した建築物を紹介する写真パネル（東京都港区）】
全国に名建築を残した建築家ヴォーリズの業績を紹介する企画展「ウィリアム・メレル・ヴォーリズ－恵みの居場所をつくる」（京都新聞社など主催）が４日から東京で始まるのを前に、港区のパナソニック電工汐留ミュージアムで、内覧会が開かれた。
ヴォーリズ（１８８０－１９６４）が日本で建築を始めて１００年を記念し昨年２月に滋賀県立近代美術館で開催。福岡や長野、大阪でも開かれ東京で５カ所目になる。
会場にはヴォーリズ記念館（近江八幡市）や豊郷小（豊郷町）の写真パネル、大丸大阪心斎橋店（大阪市）の外観模型など２５０点が展示されている。
内覧会には関係者約２００人が出席。遺品の出展で協力した財団法人近江兄弟社の大島武久理事長が「ヴォーリズ建築は１００年を経て急速に評価が高まっている。彼の理念、平和を愛した人間像を感じ取ってほしい」と話していた。６月２１日まで。有料。
【関連ニュース番号：０８０７/１８、０８年７月４日など】
（４月３日付け京都新聞・電子版）
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009040300165&genre=M1&area=S00
