地域交流や東日本大震災の被災地支援をしようと、大津市中庄2の知的障害者授産施設「瑞穂」で3日、「みずほ祭」が開かれた。同施設の手作りうどんやタコ焼きなど模擬店が並び、多くの家族連れでにぎわった。
今年で21回目の恒例の祭り。昨年から被災地支援を兼ね、今年は仮設住宅で暮らす被災者が編んだ毛糸の小物、宮城県石巻市の菓子やワカメなど特産品の販売があった。収益金は同県東松島市の震災遺児を支援する活動などに充てるという。
同施設の若手スタッフは毎月交代で被災地へ赴き、仮設住宅で被災者に寄り添って話を聞き、心のケア活動を続けている。元藤大士施設長は「地域の学生たちも手伝ってくれた。被災地支援は継続が大事。今後も人のつながりや縁を大切にしていきたい」と話した。【前本麻有】
(6月4日付け毎日新聞・電子版)
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20120604ddlk25040261000c.html