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滋賀市民運動ニュース&ダイジェスト

編集:市民運動ネットワーク滋賀・事務局(TEL:FAX077-522-5415)

【1204/157:原発再稼働問題】経産相・福井知事会談 京滋首長 関西への考慮“歓迎”

2012-04-15 12:20:17 | Weblog

 関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働をめぐり、福井県の西川一誠知事が14日、政府に対し、京都府や滋賀県など関西圏の理解を得るよう求めた。再稼働に慎重な山田啓二府知事らは前向きにとらえ、政府に一層の情報開示や詳しい説明を求めていく考えを示した。

 福島第1原発事故の原因究明も不十分な中、山田知事と滋賀県の嘉田由紀子知事は再稼働を急ぐ政府の姿勢を「拙速」と批判した。若狭湾の原発事故を想定した放射性物質の拡散予測を公表して京滋にも被害が及ぶと訴え、免震棟や防潮堤かさ上げなど大飯原発の中長期の安全対策ができていない現状に強い懸念を表明していた。

 西川知事が関西圏の理解に言及したことについて、山田知事は「これまで電気を供給してきた関西全体がどう考えるかという面も必要と思われたのだろう」と歓迎し、今後も政府に説明を求めていく姿勢を示した。

 京都市の門川大作市長も「再稼働を求める声と反対の意見がある厳しい状況に立たされた立地県の知事として、安全と電力の需給の問題を両立して考えられた。その見識に敬意を表する」と話した。

 福井県と隣接する舞鶴市の多々見良三市長も「大きな事故があれば立地自治体も近隣自治体も同じ。政府は幅広く国民に理解を求めるべきで、当然の考え方」と語った。

 嘉田知事は、西川知事と会談した枝野幸男経済産業相に対し「琵琶湖の水を見せ(事故が起きれば)日本の宝、世界の宝に傷がつくと伝えたい」と述べ、山田知事と連携して関西電力管内の電力需給見通しや中長期的なエネルギー政策などの提示を政府に求めていく意向を明らかにした。

(4月14日付け京都新聞・電子版)

http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20120414000115

 


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