滋賀市民運動ニュース&ダイジェスト

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【0712/190:外来魚問題】金券事業が本年度で終了:外来魚の再放流禁止「びわこルール」

2008-01-01 00:27:59 | Weblog

琵琶湖の外来魚問題で、釣ったブラックバスとブルーギルの再放流を禁止する「びわこルール」定着のため発案された滋賀県の金券制度「ひろめよう券」事業が本年度で終了する。外来魚回収にも貢献していたが財政難もあり、県は「5年間続け、ルール周知の役割は終えた」としている。

ひろめよう券は、外来魚の再放流禁止を盛り込んだ県琵琶湖レジャー利用適正化条例が施行された2003年度に導入された。県内10カ所の道の駅などで500グラムごとに50円相当の券1枚と引き替え、買い物ができる仕組み。

利用は多く、導入初年度は百円だったが利用が予想以上で、翌年から半額に下げたという。年度により引き換え期間は異なるが、1日あたり約730-約470枚もの引き換えがあった。

その分、外来魚回収の貢献も大きく、県が設置する回収ボックスなど釣り人からの回収量の約153トン(5年間)中、約6割にあたる約92トンを占めた。

しかし、県は来年度から3カ年の財政構造改革プログラムを検討する中で、本年度までで廃止を決めた。担当者は「一般の人にも親しまれやすい事業だったし、続けられれば良かったのですが」とも話している。

(12月31日付け京都の記事)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007123000062&genre=A2&area=S00

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