技術士(道路)を目指そう!

技術士【建設部門:道路】合格に向けた情報発信!
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あぁ~人的資源管理・・・

2012年10月05日 06時16分27秒 | 総監4年目 ファイナル?
■読者の皆様,おはようございます.
台風が立て続けに襲来していますが,如何お過ごしでしょうか?

さて,本日のタイトルです.
ある程度の年齢に達してから,私も部下を持つような立場になった.
上司としては,人材育成という観点から,ある程度の業務については部下に任せたい.

しかしながら,それが何とも難しい.
部下にも個人差がある.
能力,経験,性格,人脈など,十人十色だ.
組織に与えられた業務をだれに任せるのがベストなのか?

いろいろな考え方がある.
たとえば,経験を積ませるために若いAという部下に任せるのがいいのではないか?
それとも,中堅のBかCか,いや,経験豊富なDの方がうまくいくのではないか?

 判断に迷う.

そこで,悩んだ挙句,Aに任せようとすると….

「なぜ私なのですか?」と反発されることもある.

「この業務はA君が適任だと思うからだよ.」

「私には無理です.」

 …….

そんなことを毎日考えていると,こんな私でも胃が痛くなる.


■与えられた業務を粛々と遂行していた担当者時代が懐かしい.
その頃は,担当者としてもそれなりに大変だった.
だけど,人間関係で悩むことはそれほどなかったし,仕事が楽しかった.
何より充実した日々を送っていたように思う.

時が経ち,今では部下に業務を与え,指導監督する立場となった.
自分で担当した方がどれだけ早くて気が楽か.
OJTの観点から,ある程度のことはフォローしている(つもり).
これは上司として当然のことだ.

基礎的なことぐらいは理解しているだろうと思っているが,ホウ・レン・ソウがない.
進捗状況を尋ねても,期待した返事は返ってこない.
部下に対しては,評価的・人的インセンテイブを与えているつもりだ.
それで,少しでもモチベーションを向上させようと努力はしているつもりだが….

 私の指導法に問題があるのかもしれない.


■私にも上司がいる.
上司から,「あの件はどうなった?」
その度に「今やっています.後ほど報告します.」と答えてはいるものの….

OFF-JTの一環として,私も何度か研修を受講している.
当たり前の話だけど,何事も教科書通りにはいかない.

組織は人間関係,これに尽きる.
最近,特にそう思う.
如何にして人間関係をうまく構築できるか.
スムーズな業務遂行には良好な人間関係が不可欠だ.
人間関係さえうまくいっていれば,多少の苦労は乗り越えられると思う.

 X・Y理論,インセンティブ,OJT,OFF-JT,
 人間関係論,リーダーシップ,組織風土,PM理論,…

どれも青本に書いてあるキーワードばかりだ.
そのキーワードを噛み砕いて応用して実行するのは,私の役割だ.

あまり深く考えすぎるとメンタルヘルスに支障が生じるかもしれない.
だけど,お陰さまで,私の場合,その心配はないようだ.
というのも先日,メンタルヘルスに関するペーパー診断があった.
その結果はまったく問題なしだった.
嬉しいような,寂しいような複雑な心境ではあるが….


総監の資格を取得したからと言って,すべての問題が解決できるわけではない.
ただ,問題解決の糸口を見つける引き出しが多くなるのは間違いないと思う.




 ★ あきらめたら終わりだ!     


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (noppo)
2012-10-10 22:31:41
いなかもの様
いつも楽しく拝見させていただいています。
部下のお話、とても参考にしてもらいました。

年齢の若い部下であれば、かなり軌道にのせることが
できると思いますが、やる前から『できません』
ってのはどうかと思いますねー

できる方法、うまい方法を考えるのが技術者だと
考えています。 私も言われた経験があり、
思わず、『できねなら、やめろ』といったことがあります。

簡単にできない、やれないと口にだすものでは技術者
ではないと思います。 試行錯誤して取り組みの中から次のステップが生まれ成長すると思っているからです。

私は常に言っていますが、
『やってやると思わなきゃ女は採れない!仕事もいっしょだよ!』

はしたない言葉ですみません・・・

25日合格を信じて、経験論文作成中です・・・
Unknown (Unknown)
2012-10-11 06:48:23
noppoさん,おはようございます.

「鉄は赤いうちに打て」と言いますが,その通りだと思います.
ある程度年齢を重ねてくると,なかなか自分を変えられないのだと思います.
それでも上司は,部下が変わる可能性を信じて指導していかなければならない,とも思います.
ほんと難しいです.
25日どうなるか解りませんが,パソコンの前で結果を確認します.

本日はコメントありがとうございました.
Unknown (ココア)
2012-10-11 18:52:28
いなかもの様へ

 部下の指導について。部下の視点から一言。
人員削減などで、部下は仕事を進めたくても手一杯なのではないでしょうか。残業手当って、上司が要望する仕事だと思うのですが、事務担当任せになっていませんか?
残業手当が結果的につかなくても、上司のそういった行動が部下の心を動かします。最近は昔と違って熱意だけの上司なんていらない、面倒なだけと思っている部下は多いと思います。仕事をお願いするなら仕事環境を整える努力をしてほしいと。
でも、そんなことしたら上司としては、その上の上司から管理能力を問われるかもしれません。どこまでいなかものさんが本気で仕事を頼んでいるのかを見極めています。そうやって部下は部下なりにプライオリティをつけている。仕事をして褒められるのは管理者のいなかものさんで、部下の担当者にはインセンティブなんてあまりない。上司だって仕事を頼むなら少しは嫌われる残業手当などの要望もしてほしい。ってところではないでしょうか? 少なくとも自分はそう思います。だって担当者の視点でもリソースは限らられているから。お金がないって、難しい問題ですね。久々のココアでした。
Unknown (いなかもの)
2012-10-12 09:03:13
ココアさん、おはようございます。

とても興味深いコメントありがとうございます。

・残業手当は余るくらい付けています。これは本当です。
・人員削減の影響は確かにあります。そのため、年度当初に十分な打ち合わせをやり、工程管理のPDCAをみっちりやっているつもりです。
・熱意だけの上司。これには気を付けたいと思います。これは、最近の日経コンストラクションでも特集がありました。
・仕事環境の整備。これは大事ですね。今後も留意していきたいと思います。

上司は、ある意味嫌われてこそその役割をはたすものだと思います。だからメリハリを付けた人的資源管理が重要になるのではないかと考えているところです。

貴重なアドバイスありがとうございました。

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