いかりや爆氏の毒独日記

最近の世相、政治経済について「あれっ?と思うこと」を庶民の目線から述べていきたい。

民主党は独裁化?日本の民主政治は危機?「森田実氏の言わねばならぬ」の荒唐無稽・・・

2010-05-02 21:27:08 | 日記

 政治評論家・森田実氏の「言わねばならぬ」【374】(2010.05.01)の、表題部分は、
””民主党は独裁政党と化した!/小選挙区制と政党助成金制度のもとでは政党は独裁化する/日本の民主政治は危機にある/小沢主導政治を変えなければ日本は危ない””  となっている。

そして、 
”” 昨年8月30日の衆議院議員選挙を機に日本の政治は独裁政治の時代に入った。戦後民主主義の時代は終わった。8.30総選挙は日本の政治の独裁化を完成させた選挙だった。この独裁化の根源は、小選挙区制と政党助成金制度にある。””

 理想的な政治家もいないけれど、理想的な選挙制度もない。現小選挙区制が理想的な選挙制度とは思わない。だが、この制度も紆余曲折を経て成立し、政権交代を可にしたものである。
 2005年9月11日の「郵政民営化」選挙で、まさかまさかの大勝利を納めたのは、ほかならぬこの選挙制度のお陰であった小泉首相が小選挙区制のメリットを存分に発揮して自民を圧勝させたのである。日本の政治の歴史のなかで、たった1案件(郵政民営化)で国政選挙が行われて勝利したのはこの「郵政民営化選挙」くらいである。

そして昨年8月30日の衆院選挙で民主党が大勝した、まさに政権交代可能な2大政党時代の現出である。
 森田先生、何をいまさら選挙区制をぼろくそに言ったところで、仕方がないではないですか。
 自民党が、再生するチャンスはゼロではありません。己らがしでかした愚かな結果を反省し、民主党を凌駕する政策で出直して戦えば、政権交代のチャンスが巡ってくるのではありませんか。

 民主党政権が成立して僅か8ヶ月、戦後65年の政官業癒着と米隷従化自民党政権が行ってきた「その65年の政官業の汚れた垢」を落とすには、2、3年はかかるのと違いますか。

 例の「機密費持ち去り事件」、これなども自民党政権長年の悪弊じゃないですか。河村前官房長官の機密費持ち去り事件はこそ泥みたい。名誉も地位もある人が、日本人として恥ずかしい。

 先週TBSで放送された「官房機密費の真実」について野中氏は、官房機密費の使途をバクロした。「総理の部屋に月1000万円。衆院国対委員長と参院幹事長に月500万円ずつ持って行った」「政界を引退した歴代首相には盆暮れに毎年100万円」「外遊する議員に50万~100万円」「政治家から評論家になった人が、『家を新築したから3千万円、祝いをくれ』と小渕総理に電話してきたこともあった」と次々に明らかに。まさか森田先生のところには、入っていないと思うけれど、「(政治)評論をしておられる方々に盆暮れにお届け」していたという話もある。

「テレビに出ている政治評論家やタレントが数百万円の毒まんじゅうを美味しく食べて、自民党を応援した?そして民主党の悪口を言っているのも「なーるほど」納得したが・・・腹が立つ!

 森田先生!
”小選挙区制と政党助成金制度のもとでは政党は独裁化する/日本の民主政治は危機にある/小沢主導政治を変えなければ日本は危ない” 独裁化?いくらなんでもちょっと言いすぎと違いますか?
 そんな心配ご無用ですよ、国民もそれほど馬鹿ではありませんぞ。民主党がダメになり、自民党が国民に真に期待される政党に生まれ変われば・・・容易に政権交代が可能な制度ですから。

 



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1 コメント

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毒饅頭・・・ (明け烏)
2010-05-03 19:45:17
この言葉を聞いたときには笑った。ことに野中広務氏があの顔で吐き捨てるように言ったのが最初だったから、大いにピリリが効いて余計におかしかった。ごく幼い頃に野犬狩りのためにこれが使われているということを、ちらりと聞いて以来、久しく記憶から離れていた言葉である。
それにしても官房機密費から直送の「毒饅頭」をそのまま食っていた政治評論家・マスコミ関係者・テレビタレントがかなりの数にのぼるのには吃驚した。受け取っていたこと自体ではなく無用心にこれを直接、懐に入れていたことへの驚きである。
さすがの私も彼らは築地から汐留に移った例の広告会社経由で受け取るくらいの慎重さや思慮分別はあるものと考えていたので、秘かにこれを「電気饅頭」と呼んでいたのである。これを食べると痺れてしまうというのと、当該広告会社の最初の文字の掛詞から名付けてみたわけだ。

その昔、飲むと舌が痺れてしまうので、「電気ブランディー」、略称を「電ブラ」という酒があったということだ。

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