いかりや爆氏の毒独日記

最近の世相、政治経済について「あれっ?と思うこと」を庶民の目線から述べていきたい。

日本人は篭の中の回転車で走っているハツカネズミと同じ?壊れゆくニッポン・・・

2013-06-30 15:21:51 | 日記

明け烏:

 フィットネス 

 この言葉が大嫌いである。記憶するところによれば30年ほど前まではfitnessは現在のような意味では使われていなかったのではないか。アメリカのCivil Service(軍隊)におけるFit to fight(いつでも戦えるように体調を整えておく)から来たもので、これが高額医療費に怯えるアメリカ人に大受けしたものだと思われる。嫌煙運動もこれと重なっているはずだ。

 何も人殺しのために必死に身体を鍛えることもないわけで、私はエアロビクスとスカッシュは他人がやっているのを見るのも気分が悪い(両者とも狭いスペースで出来るようになっている)。篭の中の回転車でハツカネズミが走っている印象を受ける。

いかりや:

 私は、グローバリゼーションという言葉が吐き気が催すくらいに大嫌いであるグローバリゼーションとはアメリカナイゼーションとほとんど同義、言葉のすり替えです。今や日本人全体が「篭の中の回転車のハツカネズミ」と同じように走らされている。必死でアメリカの真似ばかりをしようとする、必死でアメリカ人になろうとしているように見える。

なかには、英語(実は米語)を社内共通語にする企業まで現れた・・・日本人がどんなにアメリカ人になろうとして、英会話が上手になっても、アメリカ人に勝てるわけがない(そんなに英語の上手な人が欲しければアメリカ人ばかりを雇えば?って言いたくなる)。

 その行き着く先は、アメリカの言うことに従うしかない卑しい民族になりさがる。こんなことは言いたかないが・・・ブラジャーを降ろせといわれればブラジャーを降ろす、パンツを脱げといわれればパンツを脱ぐ、股を開けと言われれば股を開く娼婦的国家になりさがる。

なかには、アメリカさまの言うことを先取りして、「どうぞ風俗をご利用ください」とか「オスプレイを八尾市の飛行場でいかがでございますか?」という政治家まで現れる。それも老練の政治家ならまだしも、若い政治家が言うのだからあきれる。そんな政治家をもてはやすマスコミ・・・そしてマスコミに踊らされる市民、あーっいやんなっちゃうぜ(笑)。

そして、現首相安倍のきみまろ氏は、自らアメリカの仕掛けた「罠」TPPにはまりこもうとする。

明け烏:

 加茂の長介さんによると我国でも「混合心療」が解禁されるらしい。どうやら10年後には一回入院するだけで目の玉の飛び出るような金額を請求されるようになるだろう。私はこれまた30年前くらいから知合いのアメリカ人が信じられない高額の民間保険に入っていることも、ひとたび急病になってER(emergency room)に担ぎ込まれたらそれだけで2,000ドルを請求されることも知っていたが、想像力に欠けるところがあって10年後の日本の病院風景が思い浮かばない。

大方の日本人も同じだろう。こうやってボンヤリしているうちに、どれだけのことをやられてしまうのかすら分からないうちに徹底的にやられてしまうに違いない。孫娘のことを考えると胸が痛む。

いかりや:

 アメリカでは自己破産する人の中で、最も多いのが「高額の医療費が払えなくなって自己破産する人」だそうです。その次に多い破産の理由が学生の学費ローンだそうです。学費ローンは自己破産しても免除されないとのことです。

 最近日本でも、不況や就職難で奨学金が返済できず、厳しい取り立てを受けたり、自己破産したりする 若者が急増しているそうです。日本はアメリカの悪いところを後追いしている。

 以前にも述べましたが、世界の相対的貧困化率の最悪がアメリカ、日本はワースト二番目である。アメリカは世界で最も豊かな国というのが、日本人の多くの人の認識かもしれませんが、私にはこんな国があと20年ももつとは思わない。アメリカは内部から崩壊するのではなかろうかと思う。

 アメリカの内部からも、反逆する若者が現れている。個人の人権と自由を最も重んじるはずのアメリカが、何の罪もない普通の人を監視している。CIAの恐るべき実態を暴こうとした内部告発者、スノーデン氏が亡命先を求めている。

 今の日本も極めて危ない方向に突き進んでいる。アベノミクスという口当たりのいい言葉にごまかされてはならない。アベノミクスでは、日本経済の再生は期待できない。日本は、千兆円を越える借金を抱えて、さらに借金は増え続ける。借金返済のための借金は、10年前は約16兆円(予算ベース)であったが、現在は22兆円を越えている。今後更に急速に膨れ上がるだろう。これ以上経済の悪化を招けば、借金爆弾が破裂するだろう。

 その一方で、司法の崩壊は既に始まっている。まさか、まさか最高裁が犯罪行為に走っているとは夢にも思わなかった。最高裁が管轄・支配する検察審査会が、小沢一郎氏追い落としのために仕組んだ罠は、まさに犯罪行為そのものである(参考:「最高裁の罠」及び、ブログ「一市民が斬る!!」)。

 犯罪的であるのは、最高裁だけではない。かっては「巨悪は眠らせない」と豪語していた検察が、供述調書を捏造したり、証拠を改ざんするのだからたまらない。巨悪は検察の中で胡坐をかいて眠っているのではなく、既に蠢いているのである。

最後に蛇足ですが、

現在進行中の、「パソコン遠隔操作事件」も極めていかがわしい。佐藤博史弁護士の怒りの記者会見ご覧いただきたい。

PC遠隔操作事件記者会見「マスコミ批判をする佐藤博史弁護士」20130522
http://www.youtube.com/watch?v=iszp7C3ehUA

パソコン遠隔操作事件 起訴後 佐藤弁護士が言いたいこと
http://www.youtube.com/watch?v=pXCHHJiUraQ 

 



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1 コメント

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やまとことば (木綿)
2013-07-01 13:42:22
 8世紀の頃、我が国の公文書は中国語という外国語でした。高級官僚たちのほとんどは漢字ですらすらと属文する能力がありました。だったら中国語が公用語になってもおかしくはなかったでしょうが、どっこい、「やまとことば」は生き残りました。

 その理由を「日本の女たちはやまとことばしか使わなかったからだ。」と見抜いたのは故山本夏彦氏。8世紀の日本は女帝の時代。彼女たちは漢文に訓を執拗に求めたことでしょう。それが、あの今の日本人には読むのが難儀な、古事記や日本書紀の和訓を生んだのでしょう。「文章は漢文でしかたありまへんけど、読みはつけておいてね」という要求に「めんどやなぁ」と思いながらとりくんだ史官たちのぼやきが聞こえてくるような気がします。

 その後、我が国は女帝を出しませんでしたが、官途を目指さない女性たちは、漢文なんかに興味はもたず(一部の例外は除く)、やまとことばを使い続けました。その女たちに育てられた男の子たちも、もちろんやまとことばの話し手となり、漢文は教養として読み書きできても、話そうなんて気は全くなくなります。

 その伝統が今や崩壊の危機を迎えようとしています。女性がカタカナ言葉を使い出したらもう終わりでしょう。耳で聞いてもようわからんけったいな日本語の使い手がちまたにあふれるようになりました。

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