johmodoki:
希有な人物
ベネズエラの故チャベス大統領が希有な人物だったことを知り、記事と添付文書を興味深く読ませて頂きました。
2006年の国連総会演説でチャベス氏が推奨した「覇権か生存か」の著者とは、
>チョムスキーは米国人でありながら「我が国こそが世界最悪のテロ国家」「米国はアフガンに援助ではなく賠償すべき」と吠えている反骨の知識人・・・
出来の悪いブッシュジュニアがまだ幅をきかしていた頃ですね。当時の米国内にこのような視点を持つ人物がいたこと、そして、チャベス氏がそれに目を止めていたこと。世の中捨てたもんじゃないという気になれます^^
さらに演説でブッシュジュニアを「悪魔」と扱き下ろし、
>ブッシュによる外交政策を「悪魔のレシピ」「まるでヒッチコックの映画」と断罪し、「世界はお前の所有物じゃない、頭を医者に分析してもらえ」と斬り捨てた。
当時知らなかったのは残念ですが、今目にしても胸がすくような思いがいたします^^
翻って国内を眺むれば、主は変われど相変わらず米国追従一辺倒の情けなさ。チャベスさん、霊魂となってこの国の為政者の頭に入り込んでくれませんか・・・なーんて虚しいですね・・・
いかりや:
>翻って国内を眺むれば、主は変われど相変わらず米国追従一辺倒の情けなさ。
日本には、チャベスほどの胆力のある政治家はいない。いても、すぐ潰される。
なぜか?
戦後、反米的とみなされた政治家はすべて失脚させられた。
直近の例で言えば、小沢一郎氏は無実の罪をでっち上げられてこの3年余りの間、幽閉状態におかれ、表立った政治活動はできなかった。2009年8月30日の衆議院選挙で、小沢氏主導の民主党は大勝したのだったが・・・民主党はその後、アーリントンの誓いをした菅、野田らによって変質してしまい、国民の信頼をうしなった。
小沢裁判のでっち上げの主犯格は表には出ないが背後で操っていたのはアメリカ?その手先ジャパンハンドラーズ、その手先の手先?となって動いたのが、検察と最高裁とマスメディア・・・小沢裁判は事実上冤罪だったが、確信犯の司法官僚(検察、最高裁)は何の罪も問われないまま・・・。
Amazonに注文していた「日米地位協定入門」(前泊博盛[編著])が手元に届いた。その帯に次の文があります。
謎はすべて解けた!! やっぱりそうだったのか!
●なぜ戦後七十年たっても、まだ米軍は日本にいるのか?
●なぜ米兵が罪を犯しても、ほとんど逮捕されないのか?
●なぜアメリカではできない危険なオスプレイの訓練が、日本ではできるのか?
●なぜ基地を一つ動かそうとしただけで、首相が失脚してしまうのか?
●なぜ原発災害の当事国である日本が、原発をやめられないのか?
●なぜ経済的利益のないTPPが、強引に進められようとしているのか?
答えはすべてここにある。
まだ通読していませんが、気になった部分をそのまま紹介します。
p199~213
米軍はなぜイラクから戦後8年で完全撤退したのですか?
その理由は簡単です。
イラクが2008年11月にアメリカとのあいだで結んだ、いわゆる「イラク・アメリカ地位協定」のなかに、三年後の2011年末までに米軍が完全撤退すると定めれていたからです。もちろん、撤退直前になるとアメリカ側から激しい圧力が加えられましたが、イラクの交渉担当者はそうした圧力に屈せず踏んばったのです。・・・
「イラクから米軍が完全撤退」というニュースがテレビで流れたのは、2010年8月のことでした。・・・多くの日本人がこのニュースを驚きの目でみまもることになりました。
というのも、その2ヶ月前、沖縄にある米軍基地をたったひとつ、それも閉鎖ではなく、ただ県外に移転させようとしただけの鳩山首相が辞任に追い込まれていたからです。・・・
一方、みなさんよくご存知のように、イラクは2003年のアメリカとの戦争で無残に敗北した国です。・・・・あんなに無残に敗れたイラクが、なぜそれから7年で米軍を撤退させられたのか。
それに比べて日本はなぜ、敗戦から70年近くたつのに米軍基地ひとつ移転できないのか。そう思った人は、少なくなかったにちがいありません。・・・
よく日本人は、沖縄に米軍がいるのも、首都圏に米軍がいるのも、[戦争に負けたからしかたがない」などといいますが、そんなことはまったくないのです。毅然として、国際社会のルールにのっとって交渉すれば、イラクのような、戦争で惨敗し、GDPは日本の五十分の一で、隣にイランという大きな脅威のある国でも、米軍を撤退させることは可能なのです。
以下省略
日本人はしばしば、「大和魂」とか「サムライ・ジャパン」と言いますが、胆力あるほんもののヤマト魂は、いまいずこ?
それどころか、アメリカに汚染された司法官僚や政治家、マスコミが、同じ日本人を、ありもしない罪をでっち上げて潰していく様はなんと言えばいいのだろう。
参照:
【日米地位協定 入門】 天木直人・前泊博盛の対談 2013/3/5 【1:18:36】
http://www.youtube.com/watch?v=krV62aIe1_M
2011.3.16 17:18
天皇陛下は16日、東日本大震災の被災者や国民に向けたビデオメッセージを発表された。陛下がビデオでお気持ちを述べられるのは初めて。お言葉の全文は次の通り。
◇
この度の東北地方太平洋沖地震は、マグニチュード9・0という例を見ない規模の巨大地震であり、被災地の悲惨な状況に深く心を痛めています。地震や津波による死者の数は日を追って増加し、犠牲者が何人になるのかも分かりません。一人でも多くの人の無事が確認されることを願っています。また、現在、原子力発電所の状況が予断を許さぬものであることを深く案じ、関係者の尽力により事態の更なる悪化が回避されることを切に願っています。
現在、国を挙げての救援活動が進められていますが、厳しい寒さの中で、多くの人々が、食糧、飲料水、燃料などの不足により、極めて苦しい避難生活を余儀なくされています。その速やかな救済のために全力を挙げることにより、被災者の状況が少しでも好転し、人々の復興への希望につながっていくことを心から願わずにはいられません。そして、何にも増して、この大災害を生き抜き、被災者としての自らを励ましつつ、これからの日々を生きようとしている人々の雄々しさに深く胸を打たれています。
自衛隊、警察、消防、海上保安庁を始めとする国や地方自治体の人々、諸外国から救援のために来日した人々、国内のさまざまな救援組織に属する人々が、余震の続く危険な状況の中で、日夜救援活動を進めている努力に感謝し、その労を深くねぎらいたく思います。
今回、世界各国の元首から相次いでお見舞いの電報が届き、その多くに各国国民の気持ちが被災者とともにあるとの言葉が添えられていました。これを被災地の人々にお伝えします。
海外においては、この深い悲しみの中で、日本人が、取り乱すことなく助け合い、秩序ある対応を示していることに触れた論調も多いと聞いています。これからも皆が相携え、いたわり合って、この不幸な時期を乗り越えることを衷心より願っています。
被災者のこれからの苦難の日々を、私たち皆が、さまざまな形で少しでも多く分かち合っていくことが大切であろうと思います。被災した人々が決して希望を捨てることなく、身体(からだ)を大切に明日からの日々を生き抜いてくれるよう、また、国民一人びとりが、被災した各地域の上にこれからも長く心を寄せ、被災者とともにそれぞれの地域の復興の道のりを見守り続けていくことを心より願っています。
(転載元:msn産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110316/imp11031617200001-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110316/imp11031617200001-n2.htm
M資金とはマッカーサー資金の略だろうが、そんなものは現実にはなかったというのが、この国の良識満杯のマスコミの公式見解のようだ。が、そんなことはあるまい。現実にM資金は存在したのだろう。現実にあったから、引っ掛かる人がいたし、詐欺を仕掛ける人もいたということだろう。今の未公開株式詐欺のようなもので現実に未公開株取引はあるから、詐欺師がかかわり、騙されるものも出てくる。
戦後復興時、現金を持ってる人は強い。現金さえあれば商売はなんぼでも上手くいったハズ。そうした時期にどこかの国のイロのついていないお金を廻してもらえれば、ウハウハだ。
そういう義理のある人たちが、この国にはすんげえたくさんいるような気がする今日このごろ(笑)。もしかすると製造業だけでなく、マスコミ・金融などこの国の企業体中枢のあらゆるところに食い込んだのではないか。
私のような人間でも、いくつかの大企業に綿々と伝わる「申し送り事項」というものを耳にする機会がある。そうした申し送り事項の一つには「あの国には恩がある。いたずらにさからうな」というのが、多くの企業体にあるんじゃないのかしら。
突然の病気でリハビリ中? ひょっとして脳梗塞ってことないしょうね?
何はともあれ、健康を取り戻してください。むつかしいことは抜きにして、リハビリの消息だけでもいいですから、コメントお待ちしています。
> 二階堂ドットコムhttp://www.nikaidou.com/archives/21382
■ いい人は、先に逝く
「世の中にあきた」
といって妹だのどうのこうのと言って遊びほうけていた私。日本なんかどうにでもなりやがれ、と思っていた私のようないい加減な人間でも相手をしてくれていた漢(おとこ)がいた。
株式会社富士鳥居 代表取締役社長 栗原直弘、その人である。
http://www.fuji-torii.com/baishiken/diary.cgi
↑よくブログを紹介していたので、ご存じの方も多いだろう。
本日、近親者から、栗原さんの訃報を聞いた。
「オレの茶色い髪を見ないうちに死ぬなんてずるい(私が髪染めてからまだ見せてなかった)」
と思ったのだが、栗原さんみたいなまともな人、いい人こそ先に逝ってしまう。まだ若いのに・・・寂しいことだ。
肺の調子が悪い、と聞いていたし、「一緒に食事したかったのですが体調がきつくて」というところで、かなり悪そうだなとは思っていたのであるが・・・本人が否定するので突っ込まず、こちらもいろいろあったのですっかり無沙汰してしまったら、逝ってしまわれた・・・
きっと栗原さんはその辺にいる。だって、31日から何となく調子悪くてアタマ痛くて体重いんだもん。風邪かと思ったけど違うし・・・そういうことだったのか。
「栗原さん、安らかに眠ってください。でも、もし目を覚ましたら、日本を天上界から見守ってくだされ。あと、もしどこかで梨元さんに会ったら、『ネタがないのでスクープください』って言っといてください。それにしても、お疲れ様でした。これからは日本の守護霊となってくださいませ。ほんと、何も恩返しできなくて、お世話になるばかりで申し訳ございませんでした。」
合掌。
(転載終わり)
上記の「梅覗軒 富士鳥居 店主ブログ」さまURLから「じゃぁどうするか?」全文転載します。(転載開始)
じゃぁどうするか?
今回は、昨年(2011年)10月7日から14日の記事を再編集して掲載します。
座右の銘
日本語には「座右の銘」という言葉があります。この言葉を中学生の諸君や若い人達のために簡単に説明すれば、「自(みずか)らが生きて行く上で、人生の目標や心の支えとなる言葉」という意味で、自己紹介の時などに使います。
この梅覗軒の「座右の銘」は、「じゃあどうするか?」(笑)、多くの偉人や著名人の「座右の銘」に比べると、まことにショボイ(爆)。今回も「おやじの寝言」ですが、しっかり目を覚まして書きますので最後まで読んで下さい。
いつも同じことを言うようですが、私がこのブログを続けている理由は、真面目に働いている人達やお年寄り達が安心して暮らして行ける社会、今の子供達やこれから生まれてくる子供達が将来に夢を持てる世の中を実現したいからなのです。
近年、世界中の政治や経済が混乱し、一段と「お金」と「暴力」による「富」の一極集中が進みんでいます。これは、世界中の人々が低賃金で働き安物を消費するだけの「お金の奴隷」となって行く構図なのです。しかし、まだ日本には自浄作用が残っており、むしろ、かつての日本的な循環型社会が世界を変え、世界を救うと信じているのです。
「じゃぁどうするか?」
原発事故以降は、多くの人が日本の政府の発表やマスコミに疑問を感じ、自然発生的なデモも行われるようになりました。しかし、そのような意識と知識がある方はごく一部で、まだ多くの日本人は、日本の現実を知ることなく、日々の生活に追われ、漠然とした閉塞感の中で方向性を失っているのではないでしょうか。
「じゃぁどうするか」、私はこのような閉塞感の中で、確かな「日本美術」と「店」を維持することで「日本文化」を継承し、このブログを書くことで「日本の心」「日本的な在り方」を守ろうとしています。そのためにも、私は今回の特集において、日本が「表社会」と「裏社会」、「表の経済」と「裏の経済」の「二重構造」になっていることを一人でも多くの人に知っていただきたいと思います。
先日アメリカのウォール街で始まったデモはワシントンDCに飛び火し、デモの争点も、漠然とした「政治や経済への不満」から「1%の資本家による国の私物化」へと変化しました。このことは、アメリカ社会が「表向き」と「実態」に分かれている表れであり、日本もまた同じように「二重構造」になっているのです。
日本やアメリカに限らず、この世界は表向きの政府が行う国家運営と、国際金融を中心とした一部の権力と血筋や閨閥(けいばつ)などでつながったグループが決定権を持つ、見えない「世界政府」との「二重構造」になっており、彼らの作った一般の人達の目に見えない搾取と蓄財システムによって、近年一段と「持てる者」と「持たざる者」の格差が一段と進んでいるのです。
世の中の二重構造
以前このブログで「国家は国民のために存在しているのではなく、政治家や役人のために存在している」と書きました。読者の皆様、どうか冷静の今の政治や行政を見てみて下さい、これこそが世の中の「二重構造」の実態であり、実は一般の人には見えないところで、一部の権力のためにさまざまな形で大きなお金が集められ、彼らのために運用、運営されて来たのです。
「見えない大きなお金の動き」とは、使い道の解りずらい国民の税金や公共料金を一部の政治家や役人、企業や特殊法人などが、国民に見えないところで分配するシステムであり、一般の人々は投資とは名ばかりの株や金融商品による合法的?な詐欺まがいの搾取されているのです。そこには飼いならされた一部の学者やマスコミによる誘導と洗脳があるのです。
今までは見えなかったそのような「裏のお金」の尻尾が、今回の原発事故で見え隠れし、その後の原発の処理の過程で、マスコミを含めたその構造が見えてきたのではないでしょうか。そもそも、人間の力ではコントロールできない原発を、核燃料の処理問題すら解決しないうちに始めたのは、一体誰のためだったのでしょうか。実は、このような「裏金のシステム」は明治時代に始まり、今でも脈々と継承されているのです。
日本でも長年に渡り、国民のために使われるはずの国税や地方交付税、公共料金などの一部が陰で配分されて闇に消えて行くさまざまなシステムが構築されてきました。政府や地方自治体が作りだした事業に国民の税金が注がれ、その一部を分配するシステムは、無責任な税の浪費を重ねてきました。そして、天下り先を含め、そのような分配システムを作り、維持することがキャリア官僚の仕事になっているのです。
つづく
例えば、ある地方自治体が地元に美術館を作るとします。その予算は国からの地方交付税や自治体のお金、ようするに国民の税金です。そして、美術館を建てる大義名分は「県民や市民のための文化施設と交流の場」などなど、善いことずくめですが、言うまでもなく、その原資は私達の税金なのです。
事業の発案と同時に、調査委員会や準備委員会が設けられ、それぞれの委員会に予算が着き、それが会議費などに消えます。そして、用地の選定に始まり、建設費、収蔵品、集客に関する調査なども行われますが、実はこの予算や支出、収入や維持費はかなり甘い試算で、一度事業化が決定してしまえば、後にいくらでも増やせるシステムであり、そこに利権と裏金が生まれて行くのです。
そして、この調査委員会や準備委員会の主な仕事は、賛成派や反対派の擦り合わせで、場合によっては反対派に対する政治的な取引や金銭的な供与が約束される場合もあるのです。ごく初期の段階から何故このようなことが行われるかといえば、実はすべての物事は「美術館を建てるありき」で動き始めているのです。言い換えれば、土地の取得に始まり、美術館を建てる利権と予算(税金)を分配するために建てられるのです。
そこには美術館に関係した道路や景観、場合によっては公園や体育館などを併設した一大施設の建築のために大きなお金が使われ、その規模と管轄の部署に合わせて、水面下でそれぞれの関係者に建築会社などから「お小遣い」が出るというシステムなのです。もちろん美術館ですから中には美術品が飾られるはずなのですが、我々美術商はヨーロッパのオークションでよほど有名な絵画などを買って納めでもしない限り「お小遣い」など出せませんから(笑)、自ずと美術館の根本である展示品の購入予算は少なく、結局は建築の方により大きな予算が付くことになるのです。
宇宙基地?
バブル時代、そして、その後も景気対策と称して、読者の皆さんの街にも、ある日突然のように素晴らしい建築のさまざまな施設が出来、鳴り物入りでオープンしたことでしょう。しかし、今ではその多くが廃墟のようになっているのではないでしょうか。
もちろん美術館の中には、それぞれの教育委員会や学芸員の方々の努力で、今でも集客の多い館もありますが、もともと地元出身の画家や工芸家の作品が並ぶ常設展では入れ替えも少なく、よほど魅力ある特別展や企画展でもなければ人は集まりません。
以前、ある資料を探しに出向いた地方美術館はアクセスの悪い辺鄙(へんぴ)な場所にありながら、近未来の宇宙都市を彷彿とさせるすごい建物で、その時に展示されていたのは、地方美術館を巡回しているイベント屋さんの持ち物である「北斎漫画」でした。
人気が無く寒々しい館内で、ようやく脚立(きゃたつ)に登って作業をしている人を見つけ、学芸員の居場所を尋ねると、その人は「私が学芸員です。」と名乗り、「バブル崩壊後は年々動員数と職員の数が減り、経費削減のために蛍光灯を間引きしている。」と言うのです。
張り子の寅
美術館に限らず、バブル時代以降に多くの地方自治体が建てた施設の維持管理費が今では地方行政の重荷となっています。さらに、一部の自治体では、商社や出入りの業者にそのような建物の維持管理と抱き合わせで仕事を出して帳尻を合わせていますが、実はそれもまた私達の税金なのです。
かつて私達の年金で建てられたさまざまな施設が、その立地の選定や運営の失敗で、「追い銭」まで払って叩き売られました。しかし、美術館などは使い勝手も悪く、建物の特殊性から維持費も掛かり、売るに売れずに廃墟と化しているところも多いのです。
「想定外」とはすごい言葉で、「誰もこのようになるとは思わなかった。」と口をそろえて言いますが、計画段階で反対派や慎重派の意見は、賛成派?の学者や関係者によって退けられ、せっかくお小遣いがもらえる事業に反対する者は粛清されてきたのです。
このような構図はもちろん文化事業ばかりでなく、さまざまな利権が発生する事業に付随しているのです。さて、ここまで読んで読者の皆様の身の回りにも何か思い当たる節はないでしょうか、すべての物事にはこのような「裏金の世界」が存在しているのです。
善い悪いではなく
今回の「じゃぁどうするか?」を読んで、「闇の利益」を得る側にいた人達、或いは今も現役で利益を得ている人達は御立腹かもしれません(笑)。しかし、皆さんの「お小遣い」や「退職金」のために、すべての国民や子供達に負担を強いるシステムを「人として」どう思われるでしょうか。
これは戦争と同じで、関わった一人ひとりはただ自分や家族のために一生懸命働いただけで、ある意味では責任はないのです。ただ、その結果として一部の人々の物欲のために税金や公金が使われ、後々までそのツケが残ることは「想定外」ではなかったでしょう。
確かに、お話してきたような公共事業によって、社会の発展や多くの雇用が生まれたことも事実であり、ある意味ではこのようなシステムが日本経済を回し、私達がその恩恵を受けてきたことも事実です。もし責任があるとすれば、このようなシステムを長く見過ごしてきた私達にも責任があるのです。
では何故、今更ながらこのような事を書いているのかといえば、今回の原発事故において、未だ「闇の集金システム」を維持するために、一向に事故処理が進まず、海はもちろんのこと広い地域に放射能汚染が広がり、その処理のために新たな利権構造が生まれていることを、「人として」どう考えるかということです。
正しく知ること
今回の「じゃぁどうするか?」は、過去にこのような利権や不正に関わった人々の責任を追及しているのではありません。何故ならば、過去は取り戻しようがないのです。だからこその「じゃぁどうするか?」であり、今この瞬間から「利権」と「闇金」のシステムを止めるべきなのです。目先の小銭や物欲のために、私達は多くの日本人と国土を放射能で汚染してしまいました。
そして、その汚染の恐怖は今の子供達やこれから生まれてくる子供達にまで重くのしかかって行くのです。今ここに至っては、「民主」だの「自民」だの、「右」だの「左」だのと言っている場合じゃないのです。むしろ、原発を始めとしてすべての利権構造に関わってきた人達こそが自ら身を正し、内部から大きな声を上げるべきなのです。
そもそも「資本主義」とは「主義」ではなく、一部の人々の「集金システム」であり、そのさまざまなシステムが独り歩きを始めているのです。そして、このままでは今は利権側にいる人もいつかは破綻します。私達は今正に人間が「お金の奴隷」になるか、「人の心を取り戻せるか」の瀬戸際にいるのです。
「じゃぁどうするか」、先ずは今回お話ししてきたような闇の「利権」と「分配」システムがあることを一人でも多くの人が知り、利権や金を受ける側も供与する側も、このままでは日本という国自体が破綻することを知るべきなのです。そして、一人ひとりが「人としてどうあるべきか」を考え、自分の親を含めた「お年寄り」や子供を含めた「未来の子供達」のために声を上げるべきなのです。
完
♪星は何でも 知っている
ゆうべあの娘が 泣いたのも
かわいいあの娘の つぶらな その目に光る露のあと
生まれてはじめての 甘いキッスに 胸がふるえて泣いたのを
http://www.youtube.com/watch?v=cz2qBL0uxR0
以下、前回と今回のいかりやさんの記事から浮かびました。
チャベス氏は米国の歴史をつぶさに検証していことでしょう。
建国の過程で原住民の血を流したこと、近年になってもベトナム、イラク、アフガニスタン・・・大義なき戦争で他国の民衆を苦しめ、その土地に癒えぬ傷跡を残したこと。
♪チャベスは何でも 知っている
貧しい人々 泣いたこと
生まれた故郷の 美しい 山河に残る爪のあと
正義を装う 仮面を外し 爆弾落とした国のため