いかりや爆氏の毒独日記

最近の世相、政治経済について「あれっ?と思うこと」を庶民の目線から述べていきたい。

隠れたチャーチスト・・・

2009-12-11 18:08:18 | 日記

kenkensya:
 どうもチャートを用いて経済予想をする方を好む傾向がある。正しい正しくないではなく、あくまで嗜好の問題ではあるが。

 一人目はグリーンスパン前FRB議長。この方、為替から株式から債券まですべてのものを手描きしていた。毎夜一人でコツコツ付けているというから見上げたものだ。
 議会証言の前の記者団とのオフレコのカンファランスでは秘書たちがカーペットを運ぶように大きなチャートを持ってきて記者たちには専ら、これで説明する。5メートルを超えるチャートを広げて付けるには相当大きな部屋が必要だろう。ご苦労さまでした。

いかりや:
 kenkensyaさん、「以後、相場関係の投稿は一切いたしません。失礼いたしました」と数日前コメントで言ってたばかりとちゃいますか?

 へーっ!グリーンスパンがチャーチストですか、知りませんでした。さすがkenkensyaさん、株のことは詳しいですね。
 彼の場合は、個人的な株の売買が目的ではなく、FRBの政策が株式市場でどのように反応をするのかを仕事としてチェックしているのではないでしょうか。例えば、昨年リーマン・ショック直後にAIGに巨額の融資をしました。日本政府のJAL救済どころではない、桁が違います
 FRBは米政府の黒幕、実質的アメリカを支配している。こんなえげつない集団のトップが、夜な夜な一人でチャートを描いてほくそ笑んでいるかと思うと・・・、「あのグリーンスパンの顔をみてくださいよ!」ドラキュラが牙むきだして薄ら笑いしている姿を想像して、寒気がします。この点では、kenkensyaさんと真反対ですね。

kenkensya:
 二人目は、元日本マクドナルド会長の藤田田氏である。マクドナルドは最安値でドルを仕込み、ハンバーガー業界で一人勝ちを演じたが、それを指揮した方である。
この方、雑誌などには後付けの経済見通しなどを、もっともらしく喋っていた模様である。しかし藤田田氏が極めつけのチャーチストであったのは公然の秘密。

いかりや:
 市場原理主義を地で行った男、藤田田氏。10年くらい前、円高を利用して原材料はすべて輸入品で、1個65円のハンバーガー売り出して、業界に衝撃を与えました。他社は真似できないと言われ、1強100弱ともいわれました、自分ところさえよければいいという信念の持ち主でしょ?

 しかし、その後他社も値下げして、マクドナルドは売り上げががた落ちして赤字に転落、その後はまた値上げしたり・・・マクドナルドはあの悪名高き「名ばかり店長」発祥の地、店員を奴隷のようにこき使っている。社員や店員のことよりも、会社の業績を何よりも重視する男が、チャートとにらめっこして株価の動向を気にしていたのかと思うとぞっとします。
小泉政権時、あの売国奴竹中氏がマクドナルドの株を保有していることでも話題になりました。

 kenkensyaさん、ごめんね。貴方が尊崇する二人のチャーチストをけなしたりして、私の心が痛みます。

kenkensya:
 
三人目は、植草一秀先生である。植草氏のレポートをとっているわけではないが、「知られざる真実」に一二度、転載されているものを読んだことがある。その予想の仕方が如何にもチャート分析を相当、精緻にやっている人のもので、私は勝手に植草氏がチャーチストであると思い込んでいる。まあ、あそこまでファンダメンタルの分析力をお持ちなのだから、それだけでも予想は可能だろうが、個人的にはファンダメンタルは植草先生にとって補強材料なのではないかと下衆の勘ぐりをしている。

いかりや:
 はい、株をみるにはファンダメンタルは必要ではあるけれど、それで動くわけではありません。かの有名な世界的経済学者ケインズでさえ、株価は美人コンテストのようなものと言っています。
 植草氏がチャーチストでもあることは言うまでもありません。彼の本「知られざる真実ー拘留地にてー」にも、副島隆彦氏との共著「売国者たちの末路 私たちは国家の暴力と闘う」にも、チャートを使っている場面があります。
 植草氏は痴漢事件に巻き込まれる以前、よくTVに出ていました。お公家さんみたいな顔しても言うことは結構きびしいことをずけずけいうので、彼の発言は楽しみだった。

 彼が品川手鏡事件に巻き込まれた当初から、この事件はおかしいと思っていました。そのことを自分のHPに書いたり、何とかならないものかと某週刊誌にこの事件を徹底的に調べるよう要請するメールを送ったこともあります
 新聞報道で「尾行していた警官が身柄を拘束した」ということがひっかかった。「何故警官が一般人を尾行しなければならなかったのか」という点です。犯罪には必ず動機があるように、警官の側にも尾行する動機があるはず
 犯罪事件が起きて容疑者を尾行するのが警官の仕事、あらかじめ痴漢をするのではないかと予想して一般人を尾行するなんて馬鹿げている、その後の裁判で矛盾したことが次々と出た。それでも有罪とは、警察、検察、裁判官ともぐるでしょう、背後に政治が、ひょっとしてCIAも・・・。しかし、今では支援者がたくさんいますし、ネット上では植草氏が白であることは、常識化しています。あほなのは、大手新聞社やTV局の腐った連中です。

 私は、彼の経済方面の主張と完全に一致するわけではありませんが、何よりも彼を尊敬するのは、国民の大多数を占める庶民の側に立っているということです。そして、屈辱と不当な長期拘留にめげずに頑張っていることです。「植草氏に幸いあれ!」と願わざるをえない

>またまた「いかりや爆」さんの不興を買いそうですが・・・
全然気にしないでください、勿論いかりや批判も異論反論も歓迎です。

追補:

kenkensya:
もはや、小さな政府か大きな政府かの問題ではなく、国民が人生を全うするために、こういう国にする、それにはあと何百兆円必要だと言い切る洞察力と胆力、覚悟を持つ政治家がいるかどうかにかかっている。小沢は「所詮、ゼニかねの問題は帳尻を合わせれば済むことだ」と一貫して言ってきた。私はこの一言を、政治家かくあるべしと思っている。

この文章と小沢一郎が、チャートをしっかり見ていることを併せて考えれば、どうやら最後には小沢一郎にやってもらうしかない。そう言いたかっただけです。

いかりや:
>何百兆円必要だと言い切る洞察力と胆力、覚悟を持つ政治家がいるかどうかにかかっている

小沢氏がそれだけの洞察力があるかどうかが問題、亀井静香氏にはそれがあるとみました


 



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3 コメント

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異論反論ではありません (kenkensya)
2009-12-12 18:43:23
先日も引用した「小沢一郎 嫌われる伝説」の最後に次のような文がありました。

―前略―
もはや、小さな政府か大きな政府かの問題ではなく、国民が人生を全うするために、こういう国にする、それにはあと何百兆円必要だと言い切る洞察力と胆力、覚悟を持つ政治家がいるかどうかにかかっている。小沢は「所詮、ゼニかねの問題は帳尻を合わせれば済むことだ」と一貫して言ってきた。私はこの一言を、政治家かくあるべしと思っている。

この文章と小沢一郎が、チャートをしっかり見ていることを併せて考えれば、どうやら最後には小沢一郎にやってもらうしかない。そう言いたかっただけです。
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kenkensyaさんへ (いかりや)
2009-12-12 22:22:52
追補としてkenkensyaさんのコメントをアップしました。
返信する
なんと間の悪い・・・ (kenkensya)
2009-12-13 01:14:50
小沢一郎幹事長を認める投稿をした途端、韓国での同氏の「外国地方人参政権」発言、困りましたね~
小沢さんほどの政治家が本気で考えているんでしょうか?中国詣での方は、中国接近を匂わすことによって米国を牽制するという政治的意味を推測することはできるんですが・・・
まさか美人韓国人秘書に、たらしこまれたとは考えられんし、理解に苦しみます。
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