中学国語指導案・授業案・見本作文・家族と友達どちらが大事

2010/11/16up
中学国語指導案・授業案・作文見本・家族と友達どちらが大事

作文作成日2006年以前

　　　家族と友達どちらが大事
　　　　　三年一組三十三番　＊＊　＊＊
　家族である。理由は三つある。
　一つ目に、家族がいなければ、そもそも自
分が存在しない。生んでくれて以来、食べさ
せてくれて、着させてくれて、大人になるま
で責任をもってくれるのは家族だ。友達には
そんなことはできない。
　二つ目に、家族がいるから安心して生活で
きる。学校が終われば帰る家がある。そこに
は家族がいるからだ。いっしょに夕食をとる。
ちょっとおしゃべりをする。口げんかをする。
おやすみなさいと言う。そんな生活の中の小
さな積み重ねで、人間は安心感を得ることが
できる。友達にその代わりはできない。
　三つ目に、自分も大人になれば家族を持つ
だろう。そして、養われる側から子どもを育
てる側になる。中学生の今は、はっきりわか
らないが、自分の家族がいる喜びに代わるほ
ど大きな人生の喜びはないだろう。

作文を書かせる直前は「見本作文」を配り、読み聞かせることにしていた。
「今日は作文を書きます」
「えーーー」
「作文、好きな人」
「（シーン）」
「嫌いな人」
「はーい」
「僕と作文の授業をすると、みんな作文が大好きになります」
「（シーン）」
中学１年生とはほぼ例外なくこんなやりとりをした。
小学校で作文を好きになってこなかったのかなぁ？
だが「見本作文」さえあればばっちりだ。
作文を嫌がる生徒が激減する。


　　　これも当然ディベートのあとに書かせる。
　　　授業参観で行なったような記憶があり、保護者はハラハラした。
　　　ディベートは機械的に分けるが、作文は自分の考えでどちらか選ぶ。
　　　「家族」が圧倒的に多数でめでたしめでたし、だった。


勝負は教師が魅力ある「見本作文」を提示できるかにかかっている。