2010/12/15up全ページ目次 |
中学国語指導案・再話作文3模擬授業録音1最初の説明 |
今日は作文の授業をします。
(はい)
普通は、はいと言わないで「え~」と言うんです。
(エー)
じゃ皆さん今日は作文の授業をします。
(エエーーー!)
そんなみんな喜んでくれて俺もうれしいよぉ。
(教師は原稿用紙を配っている)
題名は今日は初めてですので先生が書いておきました。
さっちゃんのこと、という題名です。
二年ニ組ですのでエー、皆さん十五番です、皆さん自分の名前を書いてください。
偽名でもかまいません。
(教師は『原稿用紙の使い方』プリントを配っている)
去年の四月に原稿用紙の使い方を勉強したプリントを今年始めて作文を書くので渡しておきます。
わからなくなった人はこれを見て書いてください。
名前が書けたらシャーペンを置きます。
原稿用紙は裏っ返しにします。
これから先生がみんなにお話を一つします。
みんなはそのお話を、
右隣りの人に、伝えて聞かせてあげるように作文用紙にそのまま書いてください。
簡単ですね。こういうのを
(板書)再話作文
といいます。
この授業した人いますか。(いない)じゃ、今のは無しで。
評価は作文用紙の下に書いてありましたが、何も書かない未提出はDです。
エー、半分以下の人はCです。おもて見てもかまいません。
そして、エー、十行以上かけた人はBです。
Bは合格ですから半分以上書ければいいということですね。
十八行以上書ければAです。十八行以上書けて特に上手い人にはダブルAをあげましょう。
先生は時々、トリプルAをあげることもあります。是非トリプルAを目指してがんばってください。
お話をしますが先生のお話は原稿用紙一枚には収まりません。
ですからもし足りなくなったら大事なことだけを又は書きたいことだけを四百字の中に収めてください。
逆に途中で終わりそうになってしまったら、自分で勝手にお話を作ってもかまいません。
また登場人物や、出来事を、あ、こうしたら面白いだろうなというふうに書き換えてしまってもかまいません。
あまり正確に書こうという気持ちを持たなくて結構です。
では、これから先生が「はじめます」と言ったらお話を始めます。
「終わります」と言ったら終わりです。
いいですか。
そのあいだメモは取らないで情景を目に浮かべながら聞いてください。
(一人を除きなぜか五人は目を閉じる)
では、はじめます。
<hyoko「エー」:3回>
[参照]教師の「エー」を数える
[参照]授業を10秒以上延ばさない
※シリーズ記事予定
1国語サークル感想とコメント
2授業案
3模擬授業録音①最初の説明
4模擬授業録音②お話
5模擬授業録音③解説
6模擬授業録音④質疑
7教師の話題について
8見本作文・さっちゃん敬体常体