保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

本日、保津川下りの「春の開幕」が行なわれました。

2009-03-10 23:15:22 | 船頭
京都・保津峡に春の訪れを告げる恒例行事
‘保津川下り’春の開幕が本日10日に開催されました。

朝から晴天に恵まれた京都・亀岡市にある保津川下り乗船所には、
9時から始まる開幕セレモニーに乗船客や各関係者約280名が
がお越しになり、今年のシーズン開幕を盛大に祝いました。

今年のイベントスタッフに当たっている私は朝の7時過ぎには
乗船場入りし開幕セレモニーのセッティング等の準備に追われる
忙しい日となりました。、

今年の開幕イベントは朝9時に乗船所下・船着き場
で行なわれる神主さんの御祓いの儀式で幕が上がります。
船頭全員で「川の神様」に今シーズンの安全運航と商売繁盛
を祈願しました。

儀式のあとは、堤防横に設置された特設ステージに
場所を移し、開幕を盛り上げるイベントが披露されました。

今年は地元・保津保育園の園児達による和太鼓の演奏の
後、人気の「浪花の猿回し」が登場すると、愛くるしい
猿の花子のアクロバット演技と師匠のユーモアあふれるトーク
の掛け合いに会場は驚嘆と笑いの渦に!

その後、よさこい踊りと南京玉すだれの華やかな演技が
続き、「春の開幕」に訪れた観光客の目を楽しませ
イベントに花を添えて下さいました。


また、今年は目玉イベントとして46年ぶりに復元された
「保津川木造船」が一般の人に初公開され、嵐山まで下る、
途中「曳き舟」の再現も行なわれました。

この船を操る船頭は昔の船頭衣装に扮し、伝統的な雰囲気を
演出し、訪れた人に「保津川下りの歴史」をビジュアル的に
アピールしたのでした。

竹笠に蓑掛けを首に巻いた江戸時代の船頭さんが登場で、
観光客も大喜び、一緒に記念写真を撮られる方も見受けられました。

木造船は「本邦初公開」となる「曳き舟」の準備の為、
春の一番船・出航を前に一足先に乗船場を出航です。

朝日を燦然と受け、きらきらとまぶしい水面の上を
すべるように下って行きました。



開幕の一番船は毎年「旭和太鼓船」で決まりです。
威勢のよい太鼓の音を川一杯に響かせながら今年の一番船
が出航。その後ろから招待船と一般の乗船客を乗せた「
花飾り祝い船」が12艘も連なり、春を感じさせるさわやかな風が吹く、
保津川渓谷を嵐山目指して下って行きました。

途中、一時的な通り雨が降ったものの、比較的天気に恵まれた
「春の開幕」になったと思います。

、保津川下りの春の開幕が終われば、いよいよ保津川の
観光のシーズンの始まりです。

1日に再開した「嵯峨野観光鉄道・トロッコ列車」とも
連携を蜜にし、ますます保津峡を盛り上げていきたいです。

今年も‘保津川下り’を何卒、よろしくお願い申し上げます。

そうそう、言い忘れそうでしたが亀岡のキャラクター「すいとちゃん」
も乗船場入り口で訪れる観光客をお出迎えしてくれて、小さなお子さん
はもちろんのこと年配の方にまで大人気となり、記念写真を希望される
人が列を成していましたよ。
来年は一緒に船に乗って行けば面白ろそうですね。